広汎性発達障害(自閉症・ADHD)の男の子を育てるクリスチャン・ホームの日記

素敵な青年に育ったにいにと一緒に、サポート活動もするようになりました☆

こころがチクチクする

2011年12月19日 | 日々のこと
1週間ほど前から、私が高熱を出して寝込んでしまいました。

12月に入って何だかとても忙しくなってしまったので
過労かな?しばらく寝ればよくなるかな、と思っていたのですが
なかなか熱が下がらず…。

病院に行ってインフルエンザの検査をしましたがマイナス。
ああ良かった、普通の風邪だ…。

とは思ったものの、解熱剤を飲まないと38度を超える日々。
食欲もないので薬をのむために果物などを少し口にする程度。

幸いにして私の実家が近いので
おばあちゃんがパートを終えた夕方に息子や娘を迎えに来てくれて
夕食を食べさせたり面倒を見てくれました。
ありがたや…。

主人も夜や朝は色々やってくれていましたが、
でもまあ昼間は体調が悪くても私一人で小さな娘をなだめすかしつつ
どうにか過ごさないといけませんでした。

そんなある夜、寝る前に布団の中で息子が言いました。
「こころがチクチクする…」

??
どうしたの?胸が痛いの?と聞いた私に
「だって、おかあさんが熱で苦しいし、
 おとうさんも咳が出てるし。
 みんなつらいから…。」

う~ん、やさしいなあ。

じゃあ、お母さんの風邪がよくなるようにお祈りしてくれる?
と聞くと、うん、いいよ!

その晩の息子のお祈りはこのような感じでした。

「かみさま、
 きょうは、お友だちと公園で遊べて楽しかったです。
 ありがとうございます。
 知らなかったけど、お友だちに鬼がえししちゃって
 すみませんでした。もうしません。
 おかあさんがかぜで苦しいのがはやくよくなりますように。
 おとうさんもお咳があるのが治りますように。
 みんな元気になりますように。
 イエスさまのみなをとおしてお祈りします。
 あーめん」
 
その日、実は息子が家の前の公園で遊んでいるときに
女の子のお友達を泣かせてしまったのです。

布団で横になっていた私の耳にも騒ぎが聞こえ、
あわてて着替えて娘を連れて公園に行きました。

お友だちに聞いてみると
鬼ごっこ(?かドロケー)をしているとき
鬼役のその女の子が息子にタッチしたら、
その場でタッチしかえしてきて、あっという間に逃げてった。
(それを鬼がえしというらしい。)
それはルール違反なのに聞いてくれなかった…。
それに私がいちばん足が遅いから、いつも私を狙ってくるの…。
とのこと。

そうかそうか、ごめんね、よく言っておくからね。
と話して一応は落ち着きました…。

叩いて泣かしたとかじゃなくて良かった~、とほっとしたのが本音。
なぜなら少し前の保護者会で、その女の子のお母さんに
「小さなお子さんがいて大変でしょうが、できる時だけでいいから
 公園で遊ばせているときには息子さんの様子を見ていて欲しい」と
言われたばっかりだったんです…。

その女の子には、まだ4月の大変だった頃に
息子が頬を打ってしまったという事実がありました。
そんな中で謝りの電話を入れた際に「お気持ちお察ししますよ」と
優しい言葉をかけてくださった方なので
嫌がらせではない、というのがよーく分かってはいたのですが
そのお母さんは自分の娘に付き添うわけではないのです。
(その女の子も優しいというか、弱いというか、割と泣いちゃう子で。)

なんだか、「私はずっと見張ってないといけないってこと?」と
ちょっとへこみました。

女の子のお母さんはいいよな~、とか
障害がなければ楽だったかな~、とか
私だって大変な中頑張ってるんだから…とか
いろんな思いが出てくる出てくる!

待て待て、
私は誰に対して文句を言ってるんだ??
きゃー、神様ごめんなさい!

でもでも、大変なんだもん!

しばらくは何となく心の中でぶつぶつ言っていたかもしれませんが、
ひとまず考え方を変えることにしました。

今までは、息子が公園に遊びに行くときには
やっと下の子がゆっくり昼寝できる♪ と思っていました。
もともと私自身は息子につきあって公園でのんびりしてると
家で家事とかやりたいのにな~、と思ってしまうタイプでしたし。

それを
下の子の昼寝を息子の放課後遊びに合わせて早めにしてみました。
食事の準備も、できる限り前倒して息子に付き合う余裕を作る。

それからもう一つ、
息子が誰かに何かやらかして、ごめんねと謝るために見るのではなく
息子が誰かに勘違いされたり、いじめられないように見守る。
と気持ちを切り変えました。
(時々知らないお兄ちゃんとかにいじめられることもあるので…。)

謝ることがメインだと思うと、正直気が重いこともありましたが、
守るため、と思ったほうが気持ち的にもちょっと楽になりました。(私はですが。)

かなり話がそれましたが
そんな感じで体調が悪い中、謝りに公園に来てくれた私を
いたわりたい気持ちもあったであろう息子。
お祈りのなかにその思いがとってもつまっていた気がします。