広汎性発達障害(自閉症・ADHD)の男の子を育てるクリスチャン・ホームの日記

素敵な青年に育ったにいにと一緒に、サポート活動もするようになりました☆

夫の理解

2011年11月18日 | 私の支えの言葉
息子と夫はそっくりです。

赤ちゃんの頃の写真もそっくりですが、性格がとても似ています。
なので、お調子者なところも、落ち着きがないところも親に似てるだけと思っていました。

障害として診断が出てしばらくしても、夫は障害とは受け入れにくいようでした。

「こんなの男の子だったら普通だと思うけどなあ」
というのが本音だったようです。


でも、トランプなどのゲームの時にルールを守れなかったり、
宿題を手伝っているときにどうしても理解できない部分があったりと、
だんだんと「何でこれができないんだ」と思う(怒る)ことが増えていきました。


怒っても本人が理解できるようになるわけではなく、
かえって良くない影響が出てしまうかもしれません。

私としては、今までの「なんでだろう??」が「それでだったのね!」に変わり、
息子の障害を受け入れて早く前に進みたい気持ちでいっぱいでした。

そんな私からは、息子を叱って(時には怒鳴って)教えようとする夫の姿を見るのも
苦しい気持ちがありました。

診断名が出てからしばらくしたあるとき、急に夫自身も子供の頃
自分を理解してくれない大人や周囲に対して「どうして…」という思いがあったことを
思い出したそうです。

それが直接の原因というわけではないと思いますが、
だんだんと息子に対する態度を工夫している様子が見られるようになりました。


先日、息子が適当にやって間違いだけの宿題を私がやり直しさせていました。
私がかなりイライラしてしまい、その場の雰囲気が凍り付いていたそうです。

そこに帰ってきた夫が
「じゃあ、5分で全部終わったらDS15分やらせてあげる」
と言ったとたん、
息子にいきなりスイッチが入り、あっという間に宿題がきれいに終わりました。

しかも、
ノロノロやっていた時よりも正答率が高い。(というか全問正解)


まじめな母よりも遊び心のある父のほうが上手くいくこともあるんですね~。
とはいえ、
夫はわりと短気なので、のんびり屋の私のほうが上手くいくこともあります。


子育ては皆さんそうかもしれませんが、一人で抱えるのは本当に大変なことですよね。
とくにちょっと手のかかるタイプの我が息子。

夫婦ふたり協力しないと、同じ道を歩むのでも苦しいことが増えるような気がします。

聖書は夫婦関係について多くのページを割いて教えています。
それだけ、神様は夫婦の関係について大切に思っているということだと思います。

家族・夫婦は社会を構成する最初の単位とも言われますし、
最も小さな教会とも言うことができると思います。

夫は私の弱さを担い、補ってくれています。
私も夫の弱さを理解し、支えなければ。
そして互いの得意なところを生かして伸ばしあって、励ましあって
毎日を送れるといいなあと思います。

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創世記 2:18

神である【主】は仰せられた。
「人が、ひとりでいるのは良くない。
わたしは彼のために、彼にふさわしい助け手を造ろう。」

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この聖句を読むと、励ましあえるパートナーがいること、
そして
夫婦という関係の奇跡を与えられていることへの感謝を思い起こします。

まわりのカップルを見ても「ああ、この旦那さんだからこの奥さんなのよね!」
という、素敵な組み合わせ(?)がたくさんあります。

「ふさわしい」パートナーを神様が用意してくださるのって
なんだかすごいですよね。