広汎性発達障害(自閉症・ADHD)の男の子を育てるクリスチャン・ホームの日記

素敵な青年に育ったにいにと一緒に、サポート活動もするようになりました☆

動機

2017年11月14日 | 日々のこと
パパです。

先日、妻と話していてそうだよなぁ。。と思わされたことを書きます。

現在、妻はフラワーアレンジの教室をやっております。
その関連のセミナーに参加したときの話です。

セミナーにはゲストスピーカーが招かれていました。
その方は非常にうまくいっている方なのですが、そこにたどり着くいきさつを話してくれたそうです。

その方の息子さんは発達障害児でした。
もう成人されているそうです。
その息子さんがあるとき、世界一周をボートでまわる広告を見て、それに行きたいと言い出されたそうです。
それに行くにはお金がかかります。
そこで、息子さんはアルバイトをすることにしたそうです。

息子さんはアルバイトの面接に行くと、発達障害ゆえに、うまく面接ができず、即断られて帰ってきたそうです。
でも、くじけることなく7社か8社、面接に行ったそうです。

結果は、すべて即お断りだったそうです。

お母さんは心が痛んだそうです。通常、面接で断られる時は、面接後、結果が来るのに息子は即不採用を言い渡される。
お母さんは社会に出れないかもしれない息子さんのために、家で仕事ができるようにしようと決心されたそうです。

その後の息子さんですが、フランチャイズのレストランのおばちゃんオーナーがうちでよかったら来なさいと言われて
そこでがんばったそうです。
そして、お金を貯め、世界一周に行ったそうです。

僕は即断られる息子さんと自分の子供がダブって見えました。
落ち込んで帰ってくる姿を想像すると心が締め付けられる思いでした。
どもり、緊張するとうまく受け答えができない、そんな中で一生懸命、面接に行く後ろ姿を想像するとやるせなくなります。

息子さんのあきらめない姿、勇気づけられました。
お母さんが仕事をご自宅で始められ、なぜがんばっているか、すごくわかりました。

うちも、こどもが社会に適用できない場合も考え、自宅で家族が食べていけるくらいのお仕事ができたらいいなぁと願っております。