幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

はじまり

2016年04月21日 23時29分09秒 | 日記・エッセイ・コラム
先日、鬼怒川温泉でNPO埼玉教育ネット主催の研修会に参加してきました。
今回はただの研修会ではなく、自分が講師を務めるという初めての体験もあり、
いささか緊張して鬼怒川温泉にむかいました。



あれは忘れもしない1月のこと。
このNPOの理事長である野口先生との会食でのことでした。
「今度、今までの経験を生かして講演活動もやってみたいんです」
そんな話をしました。
もちろん最初から大きな舞台を踏むことはできないので、
小さいことからコツコツと、という感覚でいました。

そして2月、野口先生から、
「せっかくだから、ぜひやってみてください」といわれたのが、
恒例の鬼怒川研修での講演でした。
正直、他の塾の先生を対象に話すなんて不安もありまし、恥ずかしいという思いもありました。
でも、「ぜひお願いします!」と即決している自分もいました。

それは、普段私が生徒さんに話している言葉である
「行動をしなかったら結果も得られない」「辛いことから逃げたら負け」
その言葉が私の脳裏を横切ったからです。

「たとえ不十分でボロクソに言われても、得られる経験はあるはず。
 生徒にいつも逃げるな!と言っている以上、自分も逃げたくない!」
そんな生徒さんとの約束から、今回の講演をすることを決めました。


↑会場となった鬼怒川温泉・あさやホテル。この時期に行くと、いつもこいのぼりが泳いでいます。

でも当日はとても緊張しました。
「もう少しゆっくりしゃべったほうが良い」
「ずっとしゃべりっぱなしだから、うまく間を活用したほうが良い」
そんなアドバイスも終わった後に受けました。

普段、高校入試ガイダンスなどでしゃべりなれているとはいえ、
ホームである塾での講演と、ある種のアウェーである外での講演は、
こんなにも緊張感が違うんだと改めて感じました。
最近は忘れていた「初めて受験会場を訪れたときの受験生の気持ち」が、
なんだか何十年ぶりによみがえったように感じました。



内容については詳しくは省略させていただきますが、
日ごろの塾の運営の中で取り組んでいることなどをお話しさせていただきました。
UPテストの理事長の梅野先生から終わったあとにいただいた講評のなかで、
私が行っている取り組みと、
現在の埼玉県教育長の関根郁夫先生との取り組みに共通点があったのが驚きでした。

そんなことも励みにしながら、塾としてもさらに一歩、
「深く・広く」なっていけるように努力をしていきたいなとも思いました。



今回の講演は、これから私が行っていきたいと思っている講演活動の始まりになる、
そんなできごとだったように思います。
自分に何ができるか、自分にどんな話ができるかは、
まだまだ分からないことばかりです。

けれど、“もの”を伝えていくことの楽しさは誰よりも知っているつもりです。
私の話で誰かが1つでもヒントを得て、ちょっとでも前向きになれて、
ちょっとでも一歩を踏み出せるきっかけになれたら嬉しく思います。

多くの人に何かが届けられる、そんな人になっていきたいと、
私は強く心の中で決意を新たにしました。

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塾からのお知らせ【4/21版】

2016年04月21日 19時02分22秒 | お知らせ
=============
≪4/17までの予定≫
◇4/23(土) ◎中3・理社国授業(19:40-21:30)  
◆4/24(日) 休塾日☆北辰テスト実施日
◇4/25(月)  
◇4/26(火)  
◇4/27(水) 
◇4/28(木) 
◇4/29(金) ★東部私学の集い(春日部市ふれあいキューブ)△日程調整のため、平常授業はお休み(振替のみ実施)
◇4/30(土) △日程調整のため、平常授業(理社国を含む)は、お休み(振替のみ実施)  
◆5/1(日) 休塾日
※予定はやむを得ない理由により変更をする場合があります。その際は、メールなどでお知らせいたします。
=============

≪お車で送迎をされる皆様へお願い≫
お車で送迎の際ですが、当塾の指定箇所以外に駐車をされている方がおります。当塾の指定箇所(赤いコーンが立っています)以外には駐車をなさらないようお願いをいたします。
特に他店舗様の前に駐車をされますと、その店舗を利用される皆様にご迷惑となりますので、十分にご配慮をいただきますようお願い申し上げます。
【駐車場利用上の注意】
※赤いコーンが立っているところ以外は利用できません。
※特に、他店舗様の前への駐車はご遠慮ください。
※長時間の駐車はご遠慮ください。乗り降りがすみましたら、速やかに移動をお願い致します。

≪振替授業についてのご案内≫
講師配置が確定をいたしましたので、振替授業の受付を再開いたします。
授業につきましては、平日はほぼ全時間満席のため、土曜日と平日でもお休みになる日を中心に、振替授業の受付をさせていただきます。
習熟は、平日でも空席の時間がありますので、その時間を中心に受付をさせていただきます。
詳しい日時は、下記の≪空席状況≫に記載いたしますので、そちらをご参照ください。

≪ゴールデンウィーク中の日程について≫(再掲)
当塾では曜日による授業回数のズレを防ぐために、各曜日とも月4回ずつになるように調整をしております。このため、4月は29・30日は休塾日となります。また、5月は2・3日は休塾日となります。
なお、5月4・5日は、祝日ですが平常どおり授業・習熟がありますのでご注意ください。

≪4/29に東部私学の集いが行われます≫
本年度初の合同説明会である「東部私学の集い」が、4/29に春日部市のふれあいキューブで行われます。
今回は埼玉県東部地区の6つの私立高校(叡明、獨協埼玉、春日部共栄、花咲徳栄、昌平、開智未来)の共催です。この私立6校の説明はもちろんですが、声の教育社の宮崎さんによる公立入試も含めた入試分析もまた見所の一つです。
お時間のある方は、ぜひ参加されることをおすすめいたします!
なお、当日は当塾代表の根岸もお伺いする予定です。会場で見かけましたら、ぜひお声掛けください。
◇東部私学の集い 案内 http://gakuran.jp/schedule/h28/annai160429fu.html
◇昨年、訪問したときの様子 http://blog.goo.ne.jp/kousai_g/e/f58b512c70911060e1dc12cebaf97802

==============
≪空席状況≫
【授業】
◇4/23 16:40-2名、17:40-1名、18:40-2名 
◇4/29 18:40-、19:40-、20:40-、各3名
◇4/30 16:40-、17:40-、18:40-、19:40-、各3名

【習熟】
◇4/25 20:40-
◇4/26 18:40-、20:40-
◇4/27 満席です
◇4/28 18:40-、20:40-
◇4/29、4/30 授業の振替のみ

≪4/30までの自習時間≫
◇平日 14:00-21:30
◇土曜 14:00-19:30
◇日曜日はお休み

≪進路・学習のご相談の受付≫
お電話にてお問い合わせください。
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緊張感

2016年04月20日 22時52分54秒 | 日記・エッセイ・コラム
新学期が始まってもうすぐ2週間、当塾でも各曜日の担当の講師が本決まりとなりました。
これから1学期間の約100日を指導させていただく生徒さんとの対面も進んでしますが、
双方なれないせいか、まだ緊張感が漂っているように感じます。

3・4月は緊張感が漂っている教室も、
だんだんと生徒さんとの交流が進むにつれて、
良い意味で活気をおびてきます。
今はまだ慣れない緊張感に包まれていますが、
これから新しい生徒さんとの交流が始まると思うとワクワクもします。
これからの一年間、良い意味での緊張は保ちつつも、
楽しく、良い意味で賑やかな塾作りを進めていきたいと思います。

そして、緊張といえばもう1つ。
先週から新人の先生2人がデビューをしました。
どちらも当塾の卒業生(11期生)の2人です。
2人とも先週にOJTを行い、今週から講師としてのデビューを果たしました。



そばで見ていると、とても緊張しているのが分かります。
はじめは私も本当に緊張したのを覚えています。
でも緊張の中にも、しっかりと授業を進めていこうという気持ちが垣間見れて、
私はとても嬉しく思います。

先輩方にいろいろと教わりながら、しっかりと授業展開のできる、
そして、何よりも、
早く生徒さんから信頼される先生になって欲しいと思います。

これから2人の新人の先生方も、皆さんと共にがんばっていきますので、
まだまだ未熟なところもあると思いますが、皆さんどうかよろしくお願い致します。



3・4月の塾の中は、まだまだ緊張感に溢れているように感じます。
これがゴールデンウィークを過ぎ、夏の服に着替える頃には、
きっと今よりも賑やかで、話し声の絶えない教室になっていると思います。

そして、そういう教室になっていけるように、
生徒さん、保護者の皆さん、そしてスタッフと共に
私も頑張っていきたいと思います!



写真は、新人2人のOJTのときのものです。
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成長する大人=カッコイイ大人

2016年04月19日 22時54分55秒 | 日記・エッセイ・コラム
17日から19日にかけて、ブログの更新ができませんでした。
これは、鬼怒川温泉で開かれたNPO埼玉教育ネットの研修旅行に参加したり、
新年度の教室運営についての打ち合わせがあったりで、
なかなか時間が取れなかったためです。
本当は「毎日書く」という目標だったので、ちょっと残念ですが、
今日からまた再開していきたいと思います。

===================
さて、その鬼怒川温泉でのNPO埼玉教育ネットでの研修会で、
一番お話をしたのはUPテストの理事長の梅野先生でした。
梅野先生は、私の実の父親とも年齢が近いので、
「塾業界における私の父」と勝手に慕っている方です。
今年も梅野先生からは、たくさんのことを学ばせていただきました。

そのお話の中で、今回私が一番感じたことが、表題にした
「成長する大人」というフレーズでした。
梅野先生はブログにもこのことを書かれていますが、
言い換えれば「自分への自己投資」ともいえると思います。

最近、私は生徒さんに向かって言う言葉に
「カッコイイ大人になれ!」というのがあります。
これも実はこれらの言葉と同じです。
「カッコイイ大人」=「成長をし続ける大人」
私はそういうふうに考えています。

子ども達に慕われる要素はいろいろとあると思いますが、
子ども達にからみて成長をし続ける大人は、私はかっこよく見えるのではないかと思います。
子どもばかりに成長を促し、自分は成長していない大人のいうことでは
子供たちは聞く耳を持ちにくいのではないでしょうか?
けれど「自分もこういう目標を持って頑張るから、あなたも一緒に頑張ろう!」となれば、
きっと子ども達の目の輝きも違ってくるのではないかと思います。

子供の成長といっても多岐にわたります。
どうしても勉強面だけに目が向きがちですが、
字がうまく書けた、早く準備ができた、途中式がかけた、
挨拶ができた、忘れ物がなくなった、集中力がついた…など、
子供たちの成長には、実にいろんな観点から見ることができるのではないかと思っています。

それと同じで、大人の成長もいわゆる勉強ではなくても良いのではないかと思います。
趣味を極めるのも、読書をして知識を得るのも、スポーツに打ち込むのも、
どんなことでもいいから、熱中して取り組んでいるすがた、成長しているすがたを
見せ続けることが大切なのではないかと思います。
何かに熱中している大人を見てカッコイイと思えば、
きっと子供たちは何もいわなくても、
自分がやるべきことを頑張りはじめてくれるように思います。

「大人になっても成長し続けるカッコイイ大人になりませんか?」
梅野先生とお話しをさせていただいて、そう言われているような気もしました。
もちろん、私としてはカッコイイ大人を目指していきたいと思っています。
私も10年後を目指して、ある目標を立てました。
それに向けて成長する、そしてときには挫折しながらも、
悲しいこともなるべく笑いに変えて、皆さんと共に成長し続けていく、
そんな大人になりたいと強く思いました。
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失って初めて分かるもの

2016年04月15日 23時03分28秒 | 日記・エッセイ・コラム
今日は私の母がなくなってちょうど1ヶ月にあたります。

別に住んでいたせいか、正直まだ実感はありませんが、
でも日々生きていくなかで、ふと思い出したりすることがあります。
人は空気のようにいて当たり前だとおもうと気づけないものがたくさんある、
そんなこともここ数日は強く感じるようになりました。

私達の目の前は、多くの人で溢れています。
その中には友だち、家族、同級生、同僚、
そして塾でいえば、生徒達、そしてスタッフなど、
実に多くの人に囲まれて私たちは暮らしています。

でも、普段はいて当たり前の人の存在は意識されることがほとんどなく、
その人がいることのありがたさなどにも気づけない、
そんなことがよくあるのではないかと思います。

私も母に対しては、今となって、そのような気持ちでいます。

失って初めて分かるもの、
人にはそれが多すぎるように思います。

その人が向けてくれた優しさや強さ、気遣ってくれる素直さ、
それらに気づけないことが、その人がいる間はずっと続いていて、
その人がいなくなって初めて気づく、そんなことが多いように思います。

今、私に目の前には生徒さんもいてスタッフもいて、
他の塾の先生方も、高校の先生方もいて、とたくさんの皆さんに囲まれています。

それらの人たちを、失って初めてその大切さに気づくのではなく、
お互いにあって話せる、笑いあえる、悲しめる、
そして喜怒哀楽をともにできる、それができる今を大切にしていきたい、
そう強く感じるようになりました。

亡くなった母が最後に教えたかったことは、
もしかしたらこういうことだったのかもしれません。

今、皆さんの目の前にいる一人ひとりを大切にすること、
それが何よりも大切なんだろうと思います。
だからこそ、人との出会いを楽しみ感謝する、
そんなことを大切にしていきたい、今はそんなことを考えています。
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塾からのお知らせ【4/14版】

2016年04月14日 20時47分10秒 | お知らせ
=============
≪4/24までの予定≫
◇4/16(土) ◎中3・理社国授業(19:40-21:30)  
◆4/17(日) 休塾日
◇4/18(月)  
◇4/19(火)  
◇4/20(水) 
◇4/21(木) 
◇4/22(金) 
◇4/23(土) ◎中3・理社国授業(19:40-21:30)  
◆4/24(日) ☆北辰テスト実施日
※予定はやむを得ない理由により変更をする場合があります。その際は、メールなどでお知らせいたします。
=============

≪年間予定表の提出のお願い≫
中学校から年間予定表をもらいましたら、塾へもご持参をいただきますようお願い申し上げます。今後のテスト対策の日程考案のなどの参考にさせていただきます。

≪英語の授業では教科書と英和辞書をご持参ください≫
★英語の教科書について
中学生の英語の授業は、教科書に沿って進めて参ります。教科書を塾の授業でも使用いたしますので、忘れずにご持参ください。
★英和辞典について
授業の展開上、英和辞典を使用いたします。ご兄姉が使用したものがあればそれで構いません。また、電子辞書でも構いませんので、授業時にご持参ください。
辞書を引く習慣をつけることは、これからの学習でも必要なスキルになります。英和辞書をお持ちで無い場合は、購入をおすすめいたします。

≪ゴールデンウィーク中の日程について≫
当塾では曜日による授業回数のズレを防ぐために、各曜日とも月4回ずつになるように調整をしております。このため、4月は29・30日は休塾日となります。また、5月は2・3日は休塾日となります。
なお、5月4・5日は、祝日ですが平常どおり授業・習熟がありますのでご注意ください。

≪振替授業についてのご案内≫
授業をお休みいただいた場合の平常授業ですが、平日はどの時間も満席状態のため、振替を入れていただくことが難しい状況となっております。つきましては、土曜に及び、平日の休塾日(日程調整のための休塾日)を活用して振替授業を実施いたします。振替を入れられる日時につきましては、連絡メールにてお知らせをいたしますので、どうぞよろしくお願い致します。

==============
≪空席状況≫
【授業】【習熟】
お電話にてお問い合わせください。

≪4/24までの自習時間≫
◇平日 14:00-21:30
◇土曜 14:00-19:30
◇日曜日はお休み

≪進路・学習のご相談の受付≫
お電話にてお問い合わせください。

========
メール作成★根岸 孝之
========
【幸彩学習塾】
◇電話
0480-52-3486
080-3395-4119
◇メール
kousai-4119@softbank.ne.jp
◇公式ブログ
http://blog.goo.ne.jp/kousai_g
◇公式ツイッター
http://twitter.com/kousai_g
◇公式LINE
@vhq7427b
◇受付時間
上記の自習時間に準じます。
※一部電話に出られない時間があります。その際は、恐れ入りますが、改めてご連絡をお願い致します。
※時間外に急用の場合は、携帯電話へメール又はへお電話ください。
=======
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連携プレー

2016年04月13日 22時47分57秒 | 日記・エッセイ・コラム
久々に焦っていた。
スタッフの急な変更などがあり、今日一日うまく教室が運営できるのか、
見通しが立たなくなってしまったからだ。

これまでも、もちろん急な変更はあった。
けれど、これだけ需給の差が激しくなったことはない。
生徒さんに迷惑をかけることは、なんとしても避けたい、
そんな心境で携帯を握っていた。

事前に分かっているスタッフの変更は、ある程度対応ができる。
しかし、当日になってからの変更は、なかなか厳しい。
何よりも生徒さん達に迷惑をかけてしまう。
なんとかいい善後策はないかを考えあぐねていた。

ときの流れはときに残酷で、決断をしなければならないタイミング。
そのタイミングで思い立った方法は、スタッフみんなにちょっとずつ早く来てもらうこと。
少しずつでも早く来てもらえれば、うまく対応できる、そう確信が持てた。

それから携帯を握り締め、スタッフに連絡を取ってみる。
一人から、早くいけますよ、と連絡が来た。
これでまず運営はできる。
あとは、しっかりと運営するためのスタッフを確保することができるかどうかだ。

LINEで呼びかけたときは、反応はなかったのだが、
みんながそれぞれ工夫を凝らして、気がつけば全員が
自分の本来の時間よりも早く来てくれた。
東京から駆けつけてくれたスタッフもいた。
みんなが自主的に判断して、駆けつけてくれた。

結果、教室運営はしっかりとしたものになり、
今日も生徒さんを笑顔で送り出すことができた。

みんなが少しずつ出し合ってくれた時間、それがとても大きな財産となり、
結果として生徒さんの笑顔という結果を導くことができた。
自主的に判断し行動してくれたことに、本当に感謝の思いを新たにする。
事前には「ちょっと難しいかも」と言っていたスタッフも、駆けつけてくれた。

今日みんなが見せてくれた、ちょっとずつの思いやり。
それが大きな財産となり結果を生んだ。
私は本当に嬉しかった。
みんなで連携をすることで、困難なことを乗り越えることができた、
みんながちょっとずつ出し合うことで、良い結果を導くことができた、
そのことに関して、本当に自然に感謝の念が湧きおこった。

いざというときに助け合える精神を持っている、
これほど貴重な財産はないだろう。
そんな精神を持ち合わせてくれているスタッフに囲まれて仕事ができることに
改めて感謝をこの場を借りて伝えたい。

「ありがとう、皆さんのおかげ、感謝しています」

==============
以上の話は、事実をもとにしたフィクションです。





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限定の魅力 ~駒込高校の入試報告会に参加して

2016年04月12日 23時18分51秒 | 受験・学校
本日、東京の文京区にある駒込高校の入試報告会に参加してきました。
当塾からは1時間半ぐらいかかりますが、よっぽど魅力があったのでしょう、
今春に卒業したSさんが、当塾からは初めて進学をしていきました。
今日はその魅力も探りたい、そんな気持ちで駒込高校の説明会に参加しました。

Sさんが進学したコースは、今年立ち上がったばかりの国際教養コースです。
このコースの魅力、それを一言で言うのなら、
「限定されているから」
この言葉に尽きるのではないかと思います。

生徒を集めるというと、
「何でもできますよ」「幅広く対応していますよ」「皆さんの希望にこたえますよ」
そういう謳い文句であったりコンセプトだったりが多いように思います。
幅広く対応できれば、いろんなタイプの人が集められる、そういうことなのだろうと思います。

確かに、自分がまだどんな生き方をしたいかが決まっていないとか、
いろんなことを幅広く学習していきたい、
そういう人には、いろんなものを受け入れられるという謳い文句は、
もしかしたらしっくりくるのかもしれません。

ただ逆に、中3の段階でも
「将来はこんな仕事に就きたい」「こんなことを勉強したい」「こんな経験をしたい」
そういう強い思いを抱いている生徒さんがいることも確かです。
そういう生徒さんからすれば「何でもできる」では、どこの高校も同じで、
逆に魅力的に映らないようにも感じます。

その点、駒込の国際教養コースは、「将来海外でも活躍できる人を育てる」という
明確なコンセプトと、それを実現するためのカリキュラムが作られています。
「海外で活躍したい人」以外は対象外にはなりますが、
逆に「海外で活躍したい」という目的意識の高い生徒さんを
集めることができるのではないかと思います。

往々にして、目的意識の高い生徒さんほど学力も高く、明確な目標も描きやすいので、
学習の面でも生活の面でも力を入れて、積極的に取り組むことができ、
しっかりとした成果を残しやすいように思います。

駒込高校の国際教養コースも、対象を「限定」したからこそ、
本当にその方面に進みたい人から見れば、その「魅力」が増したのではないかと思います。

もちろん人数的にはそれほど多くはないのでしょうが、
逆に限定することで、目的意識の高い、積極的に動ける、優秀な生徒を集めることができ、
多くのまだ目標が定まっていない生徒の集団よりも、
もしかしたら優秀な結果を出すことができる、
そのようにも言うことができるのではないかと思います。

ちょうど1年前、鬼怒川温泉で開かれたNPO埼玉教育ネットの研修会で、
UPテストの理事長の梅野先生に「これからは限定の時代だ」という話をお聞きしました。
そのとき梅野先生がお話されていた内容は、もちろん分かるし腑にも落ちるのですが、
自塾でやるとすると、具体的にどんなことが考えられるのか、
ずっと明確な答えが出せないままでいました。

ただ、ようやく1年たって、
その明確な答えを今日の駒込高校の報告会の中で見つけ出せたようにように思います。
「梅野先生のいう限定とは、駒込高校の国際教養のようなやり方を指すんだ」と、
1年たってようやくその解を見つけることができました。

広く募集するということは、一見良いことのように思えますが、
反面総花的になってしまい、本当に高い目標を持つ子どもを見逃すことになる、
これが正解なのかは分かりませんが、1つの答えなのかなとも思います。

思えば、当塾から進学したSさんも、
私が国際教養コースで設定されている特別な科目の話をするたびに目を輝かせていましたね。
「フランス語を英語で学ぶんだよ」という話も、
私なら「ただでさえ英語ができないのに…」とか思いがちですが、
やはり海外で活躍したいというだけあって
「なにそれ、面白そう、早く受けてみたい!」と目を輝かせていたのが印象的でした。

何でもできる、何でもそろうという百貨店方式も方法論の1つなのかもしれませんが、
コアなファンを獲得する専門店のような方法も、生徒さん達を集めていく1つの方法になる、
そのようなことを学んだ、とても有意義な1日になりました。
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「先生って、本当はやさしい人でしょ?」

2016年04月11日 23時13分11秒 | 日記・エッセイ・コラム
忘れもしない4月2日のできごとです。

当塾でも若干?やんちゃな新2年生のある生徒さんが、
私に向かっていった言葉、それが表題にある言葉です。

いっておきますが、その生徒さんには優しくした覚えなどほとんどありません。
どちらかというとやんちゃな生徒さんなので、
きつく叱ることのほうが多かったくらいです。

そんな生徒さんが、私が授業を担当したときに、ボソッと
「先生って、本当はやさしい人でしょ?」と言ってくれました。

どういう話の経緯でそうなったのかは詳しくは忘れてしまいましたが、
宿題もたくさん出すし、忘れ物をすれば取りにいかせる、
そしてその生徒さんも、そんなことが原因で何度か私から叱られていたので、
周りで授業をしている先生が話題になったときに、
「他の先生って優しいよね?」と私が言ったあとに、
返してくれた言葉が上記の言葉でした。

本当に突然、そんな一言を言ってくれたので、はっきりといえば動揺して
「エイプリルフールはもう終わったよ」というのが精一杯。
その言葉にも「いや、エイプリルフールじゃなくて…」と言ってくれました。

昨日のブログにも書いたとおり、わたしはどちらかというと
生徒さんには厳しくあたるほうだと思います。
もちろんそれは、生徒さんに大きく成長して欲しいからなのですが、
私よりも優しい先生は多数いるので、
本当に意外な言葉をかけられてビックリしてしまいました。

もしかしたら、宿題を減らして欲しいからの
ただのリップサービス(笑)なのかもしれませんが、
でもそんな感じには見えなかったので、
正直ビックリしましたし、動揺してしまいました。

もし本当にそう思ってくれたのなら、
もしかしたら、私が厳しく生徒さんに当たる本当の意味を
少しだけかもしれませんが分かってくれたのかな、そんな気もします。

本当に優しくして「優しい」といわれることも大切なことですが、
厳しくしたのに「優しい」といわれたのなら、その生徒さんは立派に成長した、
そういうこともできるように思います。

その後も、その生徒さんは相変わらずやんちゃなところがあり、
他の先生からも叱られていたりしますが、
私はその生徒さんが本当は何かに気がついているのかも、
そんな期待を持ちながら見守っている、そんな昨今です。



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数年後になって…

2016年04月10日 23時54分33秒 | 日記・エッセイ・コラム
先日、とある卒業生のお母様とお話しをする機会がありました。
卒業してから数年がたち、どんな様子かちょっと心配もしていましたが、
その後も楽しみながら頑張ってやっているとのことで安心しました。
卒業したあとも、自分が選んだ進路で一生懸命に頑張っている、
そんな話を聞くと、本当に嬉しいですね。
一緒に進路を考えた価値がある、そう思います。

そのお母様とお話を進めていく中で、私に関する話も聞くことができました。
その生徒さんには、在塾中にはいろいろと厳しいお話しもしました。
本当にその進路でいいのかや、面接試験対策ではけっこう鋭く突っ込むこともしました。
ただ、今になって思えば、それらが役に立っている、
そんなふうに卒業した生徒さんは思ってくれているようで、
数年たった今になって、感謝の言葉をいただくことができました。

おそらくそのときは、その生徒さんもきっと困惑するくらい辛かったのではないかと思います。
ただ、そのときに私が妥協して、しっかりとした指導をしなかったら、
もしかしたらそのときは仮にうまくいったとしても、
そのときだけで終わってしまうものになってしまったのではないかと思います。
でも、そうはしたくなかった、それが私の本音です。

塾ですから、合格させればそれでいい、確かにそうだと思います。
けれど、その生徒さんの人生は、受験後も続いていくわけです。
だからこそ、受験を通してその後の自分の人生のことなども考えて欲しくて、
もしかしたら厳しい言い方になっていったのかなとも思います。

塾でなすべきことを考えると、実に様々なことがあると思います。
学力をつけること、成績を上げること、志望校の合格へ導くこと、
それらは塾としては基本的なことで、大切なことでもあります。
ただ、それだけでいいのか、私はいつもそんなふうにも思っています。

もちろん、塾ですから塾として基本的なことはやっていかなければなりません。
けれど、中学生という人生でも最も多感で吸収力のあるこの時期には、
勉強だけではなく、本来は伝えていくべきことがもっとたくさんある、
私はそのように考えています。

受験が終わったら全てが終わりならば、受験のことだけを考えればいいと思います。
しかし受験は本当は次への始まりでしかなくて、
むしろそのあとにその人の人生はもっともっと長い間にわたって続いていくことになります。

だからこそ、受験が終わったら全てが終わってしまうような学習ではなく、
受験がスタートになっても役に立つようなことを教えていきたい、
それが私の偽らざる心境です。

この卒業生の生徒さんは、数年たった今、私があのときにやったことの意味を
もしかしたら分かってくれたのかもしれません。

「そのときは理解されなくても、数年・十数年たったときに、
『あの時、先生が言っていたことは、こういうことだったのか』
と言ってくれたならば、俺らの勝ちだよな」


この言葉は、埜口義塾の赤井先生の言葉ですが、まさにそのとおりだと思います。

大切な受験の時期ですから、学力を上げるためのテクニックや
コツを学んでいくのは、とても大切なことです。
ただ、それだけでは終わらない“何か”を生徒さんに残してあげたい、
私はそれを塾として、そして私の個人として
これからも目標にしていきたいと思います。
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