幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
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学校を選択する意味

2016年10月09日 19時39分38秒 | 日記・エッセイ・コラム
昨日の入試ファースト9を経て、3年生の生徒の皆さんは、いよいよ本格的に志望校の選択をしていくことになります。志望校決定まであと2ヶ月、いろんな意味で大いに悩んでもらい、自分の進路を決めていって欲しいなと思います。

昨日の高校の先生方との相談で、私はできるだけ多くの高校を見てまわるように事前に生徒さんに指示をしました。(目標は5校)どこをまわったらよいか分からないという生徒さんに対しては、おススメの学校も提示しました。

その結果、高校の先生方との相談が終了した後の面談では、
「いままで知らなかった学校だけれども、この学校もいいなと思った」
「自分に合いそうな学校が見つかった」
「今まで考えていた高校も含めて、もう一度考え直したい」
そういった声を聞くようになりました。

もし現段階で志望校が決まっているのなら、別に他の高校を見てまわる必要は内容にも思えます。でも、それには落とし穴が潜んでいるように思います。

人は安心したい生き物だと思います。
何か1つに決めてしまうと、他の選択肢を見ないほうが、言い方をかえれば、悩まないほうが安心できると思います。でも、そうやって思い込んでいた結果、もっと自分に合う高校を見逃す可能性があるともいえます。

何度か複数の学校をの説明を受けたり、個別相談で高校の先生方と話していったりすると、自分でも見えていなかった「自分」が見えてくるようになると思います。特に私立高校は学校によっていろんな方針があります。それを説明として聞く中で、自分の考えや将来の目標なども整理されてくるのではないかなと思います。そうした中で、自分のことも良く分かるようになり、そして高校に対する考え方も変わってくるのかなと思います。

ただこういった過程を経てよい学校を選んでいくにも、実際に高校見学にいったり相談会に出かけたりする行動力が必要です。その行動力があるかないか、実はそこが一番の課題でもあります。

だいぶ前のことになりますが、春の駒込高校の説明会の後に河合校長先生が御礼として参加された塾の先生方に対してくださった手紙のなかに
「生徒は学校によって生きるのではなく、学校の意味によって生きる存在である」
という言葉がありました。まさにそのとおりだと思います。

その学校がどんなことを考えて運営されているか、それによって同じ学校と呼ばれるところに通っても、おのずと生徒たちの生き様は変わってくるように思います。

今年も3年生の皆さんが良い学校選びをし、通う意味のある高校を選んでもらうことを願っています。

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