先日のブログでもお知らせしました通り、去る4月13日に当塾では「第1回高校入試ガイダンス」を実施いたしました。今回はその第1部で講師を務めた教育開発出版の守屋雄貴さんをお聞きして思ったことを記しておきたいと思います。
今回の守屋さんのお話を聞いて改めて思ったことは、「情報を集め、情報を分析する」ということが、とても大切だということでした。
入試は得点を取ればいいのは確かです。しかし、ただがむしゃらに点数を取りにいくのではなく、いろいろな情報を紐解いていって、「どう取りに行くのか」を考えることの大切さを知った気がします。
守屋さんは入試の開示点などを利用して様々な分析をされている方ですが、その分析結果には皆さんが意外と知らなかったことも多くあったと思います。
教育開発出版 守屋雄貴様
男子校と女子校の内申点の差や、男子が得意な科目、女子が得意な科目があることが分かったと思います。こういったデーターに基づく分析を知ることで、それぞれが克服すべき課題も見えてくると思います。
また、得点差の大きい科目があることも分かったと思います。
こういう教科を苦手にしてしまうと、ライバルとの差がつきやすく、一般的には不利になると思います。そういったことが分かっていれば、得点差の大きい科目が苦手という人は、早くその科目に取り組むことができ、結果も大きく違ってくることと思います。
英検や漢検についてのデーターも紹介されていましたね。
内申点での加点になるだけではないメリットが英検や漢検にはあるということが分かったと思います。何事にも挑戦していく姿勢、それが大切だということも、きっと皆さんに伝わったのではないかなと思います。
入試などについてはインターネットの普及もあって、意外と手軽に入手できるようになってきました。しかしその反面、真偽不明な情報に惑わされることもあるように思います。正確な根拠のある数字を見ていくこと、そしてそれをしっかりと解釈してこれからの学習などに役立てていくこと、その重要性を知ってもらえたらと思います。
とかく入試とは数字が独り歩きしやすいものです。
その数字に惑わされて悲観するよりも、その数字は正しいのかどうか、そしてその数字をどうやって生かしていくのか、それがこれからのインターネット社会での生き方の一つになるのではないかなと思います。
その意味では皆さんがこれから挑む高校入試も同じだと思います。数字に惑わされるのではなく、それを活用する、生かすということを、これから受験に挑む皆さんに知っておいていただけたらと思います。