去る5/17に、國學院栃木高校の入試報告会へ行ってきました。
栗橋からは車でちょうど1時間、電車で通っても同じぐらだと聞いています。
近隣では春日部高校や春日部工業高校、杉戸高校など、一部の高校を除けば、電車での移動時間は少なくても、駅から徒歩20分かかるので結局1時間弱かかるということを考えると、國學院栃木高校は決して遠くはない距離、そんなふうに思います。
埼玉からの受験者は、前年比1.43倍に!
今年度の國學院栃木高校の入試は、とても盛況のようでした。
埼玉からの受験者は前年比1.43倍、茨城県からの受験者は1.48倍と、かなりの増加をしたようです。前述した利便性の良さというのもあるとは思いますが、それ以外にも、埼玉県の私立とは違う「国栃の新たなスティタス」というものも影響しているのかなと思います。
埼玉には少ない付属校
国栃のスティタスの1つとして考えられるのは、大学の付属校ということです。
今年の大学入試を見ても、首都圏の私大の定員厳格化による大幅な難化は、付属校への人気を押し上げている側面があると思います。
埼玉県には付属の高校が少ないので、そのあたりから人気が出ているということもあるのかもしれません。決してストレートに行けるわけではありませんが、外部から受験するよりは有利ということもあり、多くの人が関心を持っているということも言えると思います。
上位層の入学が増加
大学の付属校としてのメリットがあるのも1つの人気の理由かなとは思いますが、それだけではないような気がするのが、今の国栃の強いところだと思います。
大学の付属のメリットを十分に生かせるのは、どちらかちうと学力中位層です。大学の付属ということを前面に出すと、そのゾーンからの入学が増えているということが多くなるように思います。しかし、国栃の志願者増加はそれよりも上位、どちらかというと他大も狙っていけるような層の受験が増えているというのが特徴的です。
最上位クラスの特別選抜Sコースは1クラスの予定のところを、昨年度から結果として2クラスできるなど、上位層が集まってきているように思えます。
こういったことを考えると、大学の付属というだけではないメリットを感じている人も多いのかなと思います。
改革3年目
現在の青木校長先生が就任されて3年目を迎えます。
青木先生とお話をしていると、いろんな取り組みを考え実行されている、そんなふうに思います。今までのことを変えようとすると、なかなか厳しいところもあるようですが、もしかしたら、そういったことが少しずつ実を結んできている、そんなこともあるかもしれません。
入学直後に新入生が書いた作文の中には、「先輩たちが輝いて見える。自分もそんなふうになれるように頑張りたい」という決意を書いた生徒さんもいたようです。あこがれる誰かがいるというのは、何に取り組むにも大きなモチベーションになります。もしかしたら、こういったことが生徒さんや保護者の皆さんを、国栃に足を向けているのかもしれません。
細かな取り組み
当日は学校が取り組んでいる内容について、細かく説明がありました。
聞いていて思ったのは、「そこまでやるか」ということがいくつもありました。塾も負けてはいられないよね、そう思うこともたくさんありました。
説明された内容は多岐にわたるので、ここでは割愛させていただきますが、ぜひ実際の説明会などで聞いてみることをお勧めします。
今の中学校の学習と比べてみてどんなところが違うのか、他の高校と比べてどんなところが違うのか、そういったことを意識しながらきいてみると、「国栃らしさ」というものが見えてくるように思います。
説明会など
國學院栃木高校では、学校で行う説明会などのほかに、地区別説明会も行っています。学校外をまめに22か所もまわって説明会をする、この行動力がとてもすごいなと思います。
当塾の近隣では、6/27の18:30から栗橋文化会館(イリス)での説明会があるようです。
ほかにもこういった出張説明会をする学校がありますが、こうやって気軽に行ける、接する機会が多いからなのか、人気校が多いような気がします。
生徒を動かすには、まずは自分たちが動く、そういったことが国栃をはじめ、人気校には共通しているのかもしれませんね。
今年度は受験者を順調に伸ばしてきた國學院栃木高校。これからも注目をしていきたいと思います。