幸彩学習塾 オフィシャルブログ

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日々の塾での出来事を綴ります。

日常という名の記念日

2017年08月22日 23時18分53秒 | 日記・エッセイ・コラム
先ほど、ツイッターにこんな投稿をしました。



この生徒さんは女子生徒さんなのですが、私に「日常こそが実は一番の記念日」という解説にもしっかりと耳を傾けてくれていたように思います。

そういえば、いきものがかりの歌にも、こんな歌詞がありました。

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日常の日々こそ奇跡 僕らが紡いでく奇跡
探すのは「特別」ではなく 日常という名の目の前の奇跡

♪いきものがかり 「心の花を咲かせよう」
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私たちは、感動を求めて特別を求めたがります。
旅行に行ったりするのも、日常という空間から抜け出すための「特別」を求めているといういい方をすれば、そのとおりだと思います。

もちろん、気の合う仲間との旅は楽しいものですし、リラックスして気分転換を図ることも大切です。でも、本当に大切なのは、なんでもない「日常」が今日も続いているという奇跡に気づくことです。

まだ全然意識に上っていないと思いますが、中3の皆さんは、あと200日も経たないうちに、今いる友達とは、日常的に会えなくなる日がやってきます。
「卒業とは、会おうと思わないと会えなくなること」という言葉を聞いたことがありますが、まさにその状態が皆さんにも訪れます。

教室の扉を開けば、当たり前のようにいた人と、会う約束をしないとあえなくなる、そんな日がもうすぐ皆さんにも来ることを、皆さんはまだ意識していないと思います。

1年後に高校生活が始まりふと振り返ったときに思い出すのは、体育祭や文化祭などの「特別な」日のこともあると思います。でも、意外と何でもない「日常」で交わした言葉や表情だったりする、そんなことのほうがきっと多くなるのではないかなと思います。

なんでもなく平凡な毎日。
それに飽き飽きするという人もいるかもしれませんが、いざとなった時に思い出されるのは、実はこんな平凡な毎日の中で交わした言葉だったり、平凡な毎日の中で見たその人の姿だったりします。

今日も友だちとたわいもないおしゃべりができる。
今日も仲のいい人とLINEでつながりあえる。
今日も家族で食卓を囲むことができる。

この当たり前が続くということ自体が、本当は奇跡なのかもしれません。だからこそ、特別な何かだけを求めるのではなく、日常の日々そのものが記念日だと思って、大切にしていって欲しいと思います。

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