幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

今から入試問題を解く理由

2017年08月11日 23時32分10秒 | 幸彩学習塾の取り組み
当塾では今年、3年生のみなさんには共通の課題として、「サマークリア」を出しています。260ページぐらいある教材ですが、早くもそれが終わったという生徒さんも出てきています。また、全部は終わってはいないけれど、教科によっては終わっている、そんな生徒さんはかなりの数出てきました。

さて、そんな生徒さんが次に取り組む教材は何か。当塾ではここで、数学以外は入試問題をやってもらうことにしています。

「今からじゃ早いんじゃないの?」
「難しくて解けないんじゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、実はその通りなんです。しかし、あえてここで入試問題を解いてもらうことで、ゴールへの道筋が見えてくる、そんなふうに思っています。

基礎から学習を積み上げることは、とても大切なことです。でも、基礎ばかりやっていると、なぜ基礎が大切なのかがわからなくなってきてしまいます。スポーツでも基礎の練習が大切なはずですが、毎日やっていると、その目的を見失ってしまうことがあります。これは勉強も同じで、基礎を大切にしながらも、同時に基礎をやる目的を教えていかなくてはなりません。

そこで入試問題の登場です。
入試問題を解くにはいろいろな知識やスキルが大切ですが、やはり基礎力が大切と実感もできるはずです。こうして基礎の大切さを改めて認識してもらう、そういう目的があります。

また、入試問題を解くことでゴールを意識できるようになります。入試問題を解くことができる学力がゴールだとすれば、いまの自分に何が欠けているかもわかると思います。

直前になって入試問題を解いて欠けているものを見つけても、間に合わない可能性があります。でも、いまなら入試まであと約200日、まだまだ十分に欠けているものを補うことができると思います。

入試問題や過去問というと、12月とか1月に入ってから解くというイメージがあります。でもこれは、過去問の使い方としてはもったいないと思います。今から過去問や入試問題に触れ、自分のゴールを意識しながら学習する、そうすることで学習に対してもアクティブになり、吸収できるものも多くなるように思います。

このちょっと常識から外れるような過去問や入試問題の活用法を教えてくださったのは、UPテストの理事長の梅野先生です。はじめて聞いたとき、まさに目から鱗でした。夏から入試問題や過去問に取り組む、当時の私にはなかった考え方でした。

今、当塾ではサマークリアが終わり、入試問題に取り組み始めている人が何人もいます。
みんな問題に悪戦苦闘していますが、それが今で良かったのではないかと思います。これが入試直前だったらと思うと、ゾッとしますよね。

今からこそできる、今だからできる入試問題への取り組み、ぜひ生かして欲しいと思います!

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