今年の3年生はとてもやる気がある。
今日も、「明日は祝日だし、私も出張なので、自習は夕方からね」と言ったら、「朝から自習に来るつもりだったのに…」と悲しげな顔?をされてしまった。そんな顔をされると、なんだかいても立ってもいられなくなり、急遽、講師から自習監督者を募集。運営のめどがたったので自習室を午前中から開放することに。
それにしても今年の3年生、なかなかのやる気である。
こんなに毎日やっていたら(しかも長時間)、身も心ももたないのでは?と心配してしまう。先日の祝日の日に気づいたことだが、1日7時間とかはさらっとやってのけてしまう。ほとんど苦もなく、である。が、実は、この生徒さんたち、かなり緩急はつけているように思う。
自習時間中はかなり集中して真剣に取り組んでいる。ところが、休み時間に入ると、これがかなりにぎやか。隣の建物のにいても笑い声が聞こえる。(ちょっとオーバーかな?)もちろん、時間などをわきまえて、あまり近所迷惑になりそうであれば注意はするが、この「息の抜き方」こそが、毎日・長い時間続けていくコツのような気がする。実際、そういう生徒さんは、今回のUPテストや北辰テストなどを見ても、しっかりと結果を残せているように思う。
もちろん、これだけ毎日・長い時間続けられるのは意志の力が大きいだろう。でも、よくよく見ると、やはり緩急のつけ方がうまいとも見える。締めるときと緩めるとき、その間合いが絶妙なのかもしれない。
「メリハリが大切」「やるときはやる、休むときは休む」という話をしたのは、かれこれ2ヶ月ぐらい前。その言葉通り実践してくれていているようである。そして、なによりも、共に学ぶ仲間がいることで、やるときは一緒に真剣にやり、休むときはおしゃべりをしたりしてリラックスをする、そんな環境が出来上がっているのかもしれない。
「受験は団体戦」「勉強はみんなでするもの」「受験は決して孤独な戦いではない」
こういう言葉も教えてきた言葉だが、それをもしっかりと実践し、みんなで乗り越えていこうとする、その姿は、やはりすばらしいと思う。
もちろん、家で地道にコツコツと頑張る、そういう人もいるだろう。それはそれで素晴らしい能力だと思う。しかし、「一人では長く続かない」というひとは、仲間と一緒にがんばってみてはいかがだろうか。