幸彩学習塾 オフィシャルブログ

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東大合格校への飛躍 ~大宮開成高校の入試報告会

2016年05月16日 23時27分47秒 | 受験・学校
だいぶ前のことになってしまいましたが、
去る4/28に大宮開成高校の入試報告会に参加してきました。

大宮開成といえば、今年も東大合格者を輩出し、
いま最も飛躍している高校の1つにあげられると思います。
東大合格が全てではありませんが、
その学校の教育力を見る1つの目安にすることはできるのではないかと思います。

東大合格数でいえば、ずっと埼玉県は公立高校(浦和高校)がトップでしたが、
今年はついに私立高校(栄東高校)がトップの座を奪うという、地殻変動が起きました。
大宮開成高校や当塾の近隣にある昌平高校や開智未来高校も東大合格者を輩出するようになり、
私立高校間での切磋琢磨も進んでいるように思います。
その中で、大宮開成高校はどんな取り組みをしていくのか、
その辺に注目をしながら今回の報告会を聞いていました。

大宮開成高校が進学校宣言をして、今年で20年がたつそうですが、
その20年前のことを、私は今でもはっきりと覚えています。
その当時はまだ独立をする前で、とある塾の教室で教室長をしていたのですが、
正直その話を聞いたときは「ホンマかいな?」という感じでした。

当時は女子高だったことや、県立高校の併願校としての存在が主体でしたので、
独自色を出し、進学校化するということに、正直違和感を覚えたのも事実です。
それから20年、大宮開成に始まった私立高校の第2次進学校化は、
埼玉の私立高校の間にあっという間に広がり、
大宮開成をはじめ多くの私立高校が進学校として名をはせるようになりました。
ひと昔前を知る人から見ると、隔世の感があるように思えるのではないでしょうか。

大宮開成もそのような私立高校の進学校化への取り組みで徐々に結果を積み重ねてきて、
いまのような地位を築くにいたったのだと思います。
ここまで来るには、先生方の努力はもちろんですが、
生徒さん達の必死にくらいついていく努力があったからこそだと思います。

校長の山中先生は、まだまだ改革の途中だとおっしゃっていて、
今年度から取り組むポイントとして、次の4つの目標を掲げていらっしゃいます。

1.真の進学校としての発展
  ⇒最後まであきらめずに受験していく生徒を育てる
2.一人ひとりを大切にする指導
  ⇒主体的に学ぶ力を持たせる。そのためには教職員が熱を持つことが大切
3.自主学習の強化・拡大
  ⇒自らの学習のみが生徒の力になるので、自主学習の質の向上・拡大
4.大宮開成で学ぶことに誇りを持ってもらえる  
  ⇒自分を鍛えてくれるところとして、誇りを持ってもらえる学校にする 

そのために、新設される図書館棟を“知の拠点”として活用してもらい、
さらに学ぶ生徒さんのための意欲にこたえていく、そのような取り組みをしていくようです。

公立高校も含め、群雄割拠の時代に入ってきました。
自分がどんなことを学びたいか、どこで学びたいのか、
それが問われる時代になってきた、そのように思います。
皆さんも、まずは自分を良く知った上で、高校選びを進めていってほしいと思います。

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