幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
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わずか3日で!

2017年02月27日 23時33分15秒 | 日記・エッセイ・コラム
先週の末から公立入試対策の一環として、面接試験の練習を行っています。
該当する生徒さんとは先週末に1回、今週に入ってから1回の計2回、30分ずつの面接練習をしています。今日はそのなかで感じたある生徒さんとのお話です。

その生徒さんとは、先週末に面接の練習を初めてしましたが、その時にはお世辞にも上手とはいえない状況でした。教室への出入りの動作もグダグダ、志望動機を聞いてもグダグダ…
「こんな状況で大丈夫か!?」と思いつつ1日目を終え、気づいたことをお話をして次のときまでに練習をしてくるように本人に伝えました。

公立高校の入試は点数化され、合否にも大きく影響を与えます。高校によって批点は異なりますが、中には面接試験の配点が200点というところもあり、いわゆる普通の学科試験の2教科分に相当する点数が配点されているところもあります。それゆえに、「面接試験で落ちた!」ということがありえるのです。

その生徒さんと1回目の練習をし終わったあとに思ったのは、面接で落ちただけは避けたいという思いでした。先日のようにグダグダだとそれもありえなくはありません。だからこそ、今日の面接練習で上手くいかなかったら残してでも練習をさせよう、そんなふうにも思っていました。

ところが、今日やってみてビックリ!
最初の教室への出入りの練習をした瞬間に「前回とは全く違う!」ということにすぐに気がつきました。「面接は最初の5秒が肝心」とよくいわれますが、私も最初の5秒で前回とは全く別人のようになっていることに気がつきました。「これはもしかしたらいけるかも」と思いながら質問を続けていきました。

受け答えに、まだいくつか不安なところがあったのも事実ですが、それでも前回とは全く別人のような、本当にしっかりとした相手に伝わる受け答えができるようになっていました。前回のようなグダグダ感がなく、その生徒さんの良いところが発揮されていた、そんな面接練習になったと思います。

前回の練習からは土日を挟んだわずか3日間しかなかったわけですが、たった3日間で、「人ってこんなにも変われるんだ」ということを目の当たりにした感じです。面接の練習をしないで本番に臨んでも、もしかしたら合格はできたかもしれませんが、1回だけでも練習をしたことで、合格をよりグッと引き寄せた、そんな感じがしてなりません。

わずか3日間ですが、この3日間の努力で合格への可能性が1つは上がったように思います。そして、その理由はこの生徒さんが変わろうと努力をしたこと。そういう意識さえ持てば、人は3日間でも大きく変われるということが私も実感でいました。

入試までついにあと3日となりました。でもまだ3日間あるといういい方もあると思います。この生徒さんのように3日間で何か1つを変えて、より合格を引き寄せていく、そんなことを大切にしていって欲しいと思います。

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