幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

教育ITソリューションEXPOに行ってきました!

2017年05月20日 22時37分51秒 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、東京ビックサイトでおこなわれていた「教育ITソリューションEXPO」に行ってきました。正直言って「教育の世界もこんなにデジタル化が進んでいるんだ!」とビックリして帰ってきたというところです。自分なりにもITとかには関心があったつもりですが、最先端はここまで来ているのか、とビックリしたのが正直なところです。

 
↑会場は東京ビックサイト。仕事としては初めての訪問。プライベートではとあるイベントで数度

最近は教育もIT化が進んできているという実感はありました。私立高校を中心にタブレットや電子黒板などの導入が進んできたことも知っていました。越谷のレイクタウンにICチップのタグをつけて、レジを不要にした店舗ができたことも知っていました。駒込高校の河合校長先生からAI(人工知能)の時代が来るということ、国立情報学研究所の新井先生からAIの偏差値が58まで行ったことも聞いていました。だからそれなりに知ってはいるつもりでした。

しかし、現実はもっとすごかった!「まさかこんなところまで!」というのが本音です。スゴイスゴイを連発しながら帰って来ました。

教育という分野は、ある意味一番アナログが似合う分野なのかもしれません。だからこそ、アナログでもどうにかなるだろうという考え方もあるとは思います。実際に周りを見回せば、まだまだアナログが主流で、一部でiPadなどを利用した授業を展開している高校がありますが、それもまだ一部、といえばそうなのかもしれません。

 
↑最寄はゆりかもめの国際展示場正門。近代的な建物ばかり。なんか異世界に来たよう?!

でも、もしも公立の学校が大規模な予算を組んで一気にデジタル化を進めたら、そのとき塾はどうしたらいいのか、そんな不安を覚えたのも事実でした。会場では地方の自治体が、自治体レベルでIT化を実施した例を紹介していましたが、もし自分達の住む町でこれを公立の小中でやられたらと思うと、正直ゾッとしました。

「今はアナログという同じ土俵で競い合っているからいいけれど、もし、デジタルVSアナログになったら、塾業界は勝ち目はあるのか?」そんなことも考えてしまいました。
自治体レベルの予算なんて、当然塾が組むことはできません。もし学校がIT化したときに、学校と同じ規模でIT化をすることは個人塾では無理があると思います。さて、どうするのか?そんなことも考えながら帰って来ました。

それに対する答えは、実は以前から頭にありました。細々ながら今も実行はしています。でも今回の展示を見て、その答えの大枠は変わらないものの、その答えに補強を加え準備を加速させていくことが必要と実感しました。それを確認できただけでも行ってみた価値はあったように思います。

そして、今回のEXPOに行って気がついたことは、塾関係者の来場が少ないように感じたことです。入場者は首から名札を下げるのですが、その名札はカテゴリー別に色が違います。「大学」「教育委員会」「小中高」「教育流通」「教育専門家」などのいくつかのカテゴリーに分けられています。私が見た限りなのでなんともいえませんが、「塾予備校」の名札を下げた人をあまり見かけませんでした。

 
↑そういえば、ゆりかもめは完全自動運転。IT化の展示会に行くにふさわしい??乗り物

たまたま私が行った日が少なかっただけなのかもしれませんが、一番多かったのは大学、そして次が教育委員会の方々だったように思います。日中は忙しくしている先生方が多いのだとは思いますが、自分も含めた塾業界が、IT化から取り残されないかちょっと心配にもなりました。

今までこういった展覧会は行く機会もなく、あんまり行く必要も感じていませんでした。
しかし、昨年の河合先生や新井先生のお話を聞いて、教育にもデジタル化の波がやってくるということが今まで以上に実感できたので、今回初めて行ってみました。

結論からすると、そういったものを導入する・しないはさておき、毎年顔を出すだけでも行っておいたほうがいいなあというのが私の結論です。時代の流れをつかんだり、最先端に触れたりすることは、自分の考えの幅を広げます。生徒に「井の中の蛙になるな」とか言っておきながら、自分の頭が昭和時代のままの思考では、それまたある意味、井の中の蛙だとも思います。

これから次代を担う、今は中学生としている皆さんが、これからどんな世界を生きていくのか、それを知るだけでも、いま中学生の皆さんに何を教えるべきかが見えてくるような気がします。

次代を担う皆さんを教えていく立場として、このEXPOはとてもいい刺激になりました。
コメント
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