幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

最初と最後

2016年12月11日 23時01分07秒 | 日記・エッセイ・コラム
当塾では今日は2つの大きな行事がありました。

1つは1・2年生の初めての会場テスト。
そして、もう1つは3年生の最後の高校入試ガイダンスです。
同じ日に“初めて”の行事と“最後の”行事が同じ日に重なるなんてことはあまりないので、なんだかちょっと不思議な気分です。

3年生はいよいよ受験に向けてラスト・スパートをしていく時期になりました。そのラスト・スパートへ向けて行なったのが本日のガイダンスです。4月に今年初めてのガイダンスを行なってから8ヶ月、高校入試ガイダンスもいよいよ最後になりました。

15期生の皆さんには、今年一年を通して「2030年に生き残れる武器を持て」をテーマにお話しをしてきました。1年近くたって、皆さんは2030年という時代を生き残るだけの武器を手にできたでしょうか?

自分だけの武器とは何も特殊なことではなくて、そのときどきの皆さんの課題(今年は受験勉強ですね)をしっかりとやっていけば、自然と武器を手にすることができるのではないかと思っています。逆に、本来自分が乗り越えなくてはならない壁から逃げたときに武器を手にするチャンスを失う、そういってもいいのかなと思います。

受験生の皆さんは、受験までの限られた日数で、“自分に与えられた壁”を乗り越えていかなくてはなりません。それは、ときに苦しいことかもしれませんが、一生懸命に壁を乗り越えていく、その姿がこれからを生き抜いていく武器になる、そう考えてもらえたらと思います。

皆さんの人生は高校受験で終わりではありません。むしろ、ここからまた新しい人生が始まっていくわけです。新しく始まる人生の先には、今以上に困難なことが待ち受けているかもしれません。だからこそ、いま目の前にある壁を乗り越えることが大切なのだろうと思います。

1・2年生は今日初めて会場テストを受験しました。
中間・期末テストなど勝手が違い、苦戦した生徒さんも多くいたのではないかと思います。

「会場テストなどは3年生になってからでも良いのでは?」という考えもあります。それはそれで間違いではないと思いますが、あえて“初めて”を早くすることで、実は気づくこともたくさんあると思います。

今回1・2年生の皆さんに気づいて欲しかったのは「入試とはこういう問題を解くんだ」ということです。中間・期末でよい結果が出せることと、実力テストでよい結果が出せることは、違う部分も多くあります。その違いをいまから知ってもらうことで、“入試”“受験”ということを意識した勉強を心がけるきっかけになれば、3年生になってからも慌てずに済むのではないかと思います。

また自分の偏差値を知ったり、志望校判定が出たりすることも受験・入試を意識するきっかけになると思います。いまの自分の立ち位置を知ることで、努力の方向性や努力の量が見えてくると思います。

そういう意味では、“初めて”は早いほうが良いといえます。

今回のテストとは、受験や入試にはまだ全く関係ないテストですが、だからこそ失敗しても大丈夫なのです。これがいきなり受験に関係あるテストを受験し失敗だと、その失敗をしても取り戻すことができません。まだ受験に関係ない今だからこそ、その失敗から学ぶことができ、次につなげていくことができます。

今日は1日の中に“最初”と“最後”が同居する珍しい一日でした。
最初には最初の意義があり、最後には最後の意義があります。

皆さんの前にやってくる“最初”や“最後”。それを通じて、皆さんが今いるこの場所からいろんなことを学んで欲しい、そんなふうに思います。
コメント
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