幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

個別指導の原点

2016年06月29日 22時45分41秒 | 日記・エッセイ・コラム
本日、UPテストの理事長の梅野先生の講演を聞かせていただきました。
その内容は来春から始まる学校選択問題について、その難易度や出題の傾向についてです。そちらの内容については、私の私見も交えて、後日皆さんに報告をしたいと思います。
今回はその件とは別に、講演後に梅野先生とお話ししたことがとても印象に残ったので、そちらから書かせていただきたいと思います。

講演が終わった後に、梅野先生とお話しをさせていただきました。いつも本当に示唆に富むお話をしてくださる梅野先生ですが、今回も私にとっては本当に示唆に富むお話しをいただきました。

簡単にまとめれば、
「個別指導が個別指導である原点を見つめなおせ」
そんなお話だったと思います。

形式的に個別指導にしているから個別指導を名乗るのではなく、本当の意味での個別指導を実践せよ、そんなお話しでした。形式を個別指導にしているから個別指導を名乗るのではなく、本当に個別に生徒さんのことをしっかりと見ているか、学校ではうまく補えない生徒の個をしっかりと見ているか、そんなことを梅野先生は投げかけてくださいました。

塾に勤め自分で塾を始めてトータルで25年、個別に教えることのメリットを自分なりにしっかりと知っているつもりでしたが、その原点を改めて問われて、心が震える思いがしました。

自分が学校の先生ではなく、塾の先生という立場を選んだ理由、
集団指導の塾ではなく、あえて個別指導の塾を選んだ理由、
一人ひとりの生徒さんと向き合っていくことの楽しさ、
生徒と先生という立場の違う人間が分かり合える面白さ、

そういったことが走馬灯のように蘇ってきました。

もちろん、今でもそれらを忘れたことはありませんし、これからも忘れることはありません。ただ、改めて問われてみると、時間の流れの中で埋没しかけていた想いもあるように感じました。その埋没しかけたいろんな想いを、梅野先生は再度私に「これは大切なことなんだ」と意識をさせてくれたのではないかと思います。

今日の授業では、梅野先生に頂いたアドバイスなどをさっそく生かしながら授業をして見ました。今までとほとんど同じではありますが、ちょっと意識を新たにして生徒さんに接するだけでも、生徒さんの表情や目の色がいつも以上に輝いているように見えました。

日々楽しく授業をさせていただいている私ですが、今日の授業は“原点”を意識した授業を行ったせいか、いつも以上に生徒さんの表情や目の色が違ったように見えました。そして何よりも、私自身が楽しいを越えた感情を持って授業を終えることができました。

先生と生徒はモノを教え教えられるという関係ではありますが、それから生み出される様々なストーリーが、生徒さんを変え、ときに先生をも変えていきます。そんな係わり合いがしたくて個別の塾の先生を選んだことを改めて思い出し、その原点を今一度確認できた一日になったように思います。

「初心を忘れてはいけない」という言葉は、よく聞く言葉で、私自身も生徒さんやスタッフにも話す言葉ですが、その言葉の意味を改めて感じる1日になりました。

生徒さんの年代にとって、塾の先生は自分の人生に関わる数少ない大人の一人でもあります。その数少ない大人が、どう子ども達に接するかで、子ども達の未来を切り開くことも閉ざすこともできる、そのように思います。

そんな重大な責任のある立場ですが、だからこそやりがいもあり楽しみもあり、喜びもあるのだと思います。そのことを心に刻んで、また明日から生徒さんと相対していきたいと思います。

梅野先生、ありがとうございました!
コメント
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