幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

人と人が相対するからこそできること

2015年06月13日 19時57分54秒 | 日記・エッセイ・コラム
先日、私(塾長)と副室長の小島先生で、中央教育研究所さんが主催のセミナーに参加して来ました。

ITCなどの普及によって、塾に求められるものが変わってくるということがいわれて久しいですが、実際にどのようなこが求められるのか、その一端を聞くことができたように感じます。

単純な「勉強を教えるだけ」であれば、インターネットでの配信授業と変わらなくなってしまう、人と人が相対するからこそできることを考えていくことが重要、そのような話でした。

「人と人が相対するからこそできること」
それが重要なキーワードだと思います。

以前、UPテストの理事長の梅野先生は「叱ることができない先生はダメだ」とお話をされていました。
MBAの中土井先生は、「塾は存在を売るところ、人との向き合い方・課題の解決の仕方を教えるところ」とお話をされていました。

全くその通りだと、私も思います。

その上で、参加した今回のセミナーでも、同じように「単純に勉強を教えるところからの脱出し、人と人が相対するからこそできることが重要」という話を聞いて、時代は確実に動いているということをさらに実感しました。

生徒さんの表情を見ていても、その通りだと思うことがたくさんあります。
勉強を教えてできるようになったときの笑顔はとても素敵です。
でも、講師が話す経験談やおもしろ話、ときには失敗談や、講師がいま夢中になっていること、将来の夢…そういう話を聞いているときの生徒さんの顔は、生き生きしていることが多いように感じます。

中学生ぐらいの皆さんは、先が見えずに混沌としていたり、逆に先を見すぎて不安になったりと、大きく揺れ動く時期でもあると思います。そんなときに「先」に「生」きた者として、単純に勉強を教えるだけでなく、しっかりと自らの歩みを振り返りつつ、これから大きく成長していく皆さんに何かを「語れること」が大切なのではないかと思います。

セミナーを終えて帰る時に、小島先生ともそのような話をしながら帰ってきました。
生徒の皆さんが後から振り返って、「勉強も教わったけれど、いろんな話を聞いて自分なりに成長できるきっかけをもらったよ」と言ってもらえる、そんな塾を目指していきたいと思います。

「人と人が相対するからこそできること」
新しい目標が、塾にまた一つできました。
コメント
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