ここでは、8/28-8/30に実施された、通い合宿「サマスペ」についてお伝えします。
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ここでこその授業
合宿のような時間の取れるときにこそやっておきたい授業があります。集中して学習するサマスペのときだからこそ身につけて欲しい内容、今回も今の生徒さんに必要なものをいくつか集中講座形式で授業を行ないました。
数学弱点補強講座A・B
この講座では苦手な人が多い分野(関数・図形・規則性の問題)などを学習しました。やはり事前の予想通り苦戦する人が多かったようです。上位の学校を目指すうえでは、このあたりの内容の出来が合否にかかわってきます。今はまだ時間がありますので、じっくりと向き合ってか解決していく姿勢が大切だと思います。今回は学び合いなども取り入れて、難しい問題を自分達で乗り越えて学習することを目標に行ないました。
英語長文読解講座
学校の中間・期末テストと英語の入試問題が一番違うところは、長文が主体となるということです。今までとは違い、初見である程度まとまった長さの文章を読む、それに慣れていくことやそれに必要な単語力なども問われます。また内容把握などでは国語力も問われます。今回は長い文章を読むポイントと文法・単語の確認など、入門的な内容で実施しました。
リスニング対策講座
埼玉の公立入試においては26点を占めるリスニング。これを確実に取ることは、合格力UPの決め手にもなると思います。今回は入門編ということで、5W1Hを踏まえたメモの取り方、1回目と2回目の聞き方の違いなどについて学習しました。サマスペ最初にやった過去問演習のときに、リスニングのメモを取っている人が少なく、取っていても内容の曖昧な人が多かったので愕然としましたが、これからはしっかりとメモを取ってリスニングにも臨めるものと思います。
英作文講座
埼玉の公立入試には5行の英作文が出ます。昨年度より少し出題形式が変わりましたが、5行というところに変わりはありません。この5行で8点ですが、これをどのようにとっていくかについて講義が行なわれました。よく使われるフレーズを覚えたり、難しい文や単語ではなく優しい文や単語に言い換えたりするなど、英作文の採点方法で点数を取るためのコツについて学んでいきました。
国語・作文講座
埼玉県の県立入試では、国語で13行以上15行以内の作文が出題されます。単独の問題では最大の16点という高配点を持ちますが、他の問題との関係から作文は10分程度で書き上げる必要があります。今回はここ数年の過去問の傾向を見ながら、限られた時間の中でどのようにして作文を書いていくのか、採点のポイントはどのようなところにあるのかを中心に講義を行ないました。最後には実際に10分(目標は8分)で書く練習をし、実際に書くことができるかにチャレンジしました。9月には行ってから行なわれた埼葛テストなどでも、生徒さんから時間内に書けたと報告があったので、成果があったようです。
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サマスペなど、時間を長く取れる集中講義形式だからこそできる授業があります。今回は入試に向けた入門的な内容の講座を多く配置し、今までの定期テストとどこが違うのかなどについて主に授業を行ないました。
過去問などを使って、早いときからゴールを知っておくことはとても大切だ思います。ゴールを知っているからこそ、いまの学習の大切さが分かるといっても過言ではないと思います。今回のサマスペを通して、入試というものの一端を知ることができたなら、皆さんのゴールへの道のりは着実にスタートしたことになると思います。