夢のウッドデッキ
今日はウッドデッキのご紹介です。
「ウッドデッキでバーベキューする」
いえの設計を始める前から持っていた夢です。
プランがまったくできていない段階ですでに、できるだけ大きいウッドデッキを2階のレベルに造ることだけは決めていました。
いえの配置を考える時に、日当たりのいい場所にウッドデッキを配置することを優先して計画しました。
設計中にいえの中の平面プランの変更は何度かありましたが、ウッドデッキの配置は最初から最後まで変わりませんでした。
最終的に、ウッドデッキは、居間・食堂と一続きの第二の居間として完成しました。
床は、耐候性に優れる、セランガンバツ材を使っています。
セランガンバツはボルネオ産の南洋材で、かなり密度の高い、硬い材料です。
デッキ床の材料としては、ウリン材も候補でしたが、雨に濡れたときにアクが出て、階下を汚す可能性があるので却下しました。
セランガンバツは経年変化で、綺麗な銀白色に変色していく、と聞いたので、まずその色を見てみたいと思い、あえて塗装をしていません。
必要があれば、後からDIYでキシラデコールでも塗るつもりです。
ルーバーは、レッドシダーのツーバイ材にキシラデコールの塗装仕上げです。
ルバーは、奥行きのあるデザインにしたかったので、ツーバイ材を縦使いに張りました。
結果、デザイン的には意図したとおりの綺麗な彫りの深い縦格子になりましたが、隙間が開きすぎて、「外から丸見え」と、お施主様のクレームになってしまいました。
現在、DIY改良計画を練っているところです。
デッキのメインフレームは、耐候性を考慮して、鉄骨造、H型鋼の125mmx125mmを使っています。
ウッドデッキの構造の方が、いえ本体の構造よりも丈夫なので、いえのメインフレームと緊結していえの構造補強にもしています。
デッキのH形鋼材の柱を2本延長して、上部に梁を架けて門型に組んであります。
この梁に、ウッドデッキ用の屋外照明を2灯つけました。
ブランコをぶら下げたり、ハンモックをかけたりすることもできます。
もうひとつ、この門型には役目があります。
後からDIYで造る予定のオーニング(日差し除けのターフ)用のワイヤーレールを取り付けてあります。
ステンレスワイヤーのもう一方は、揺れた時にワイヤーが切れないように可動するステンレスアングル材を介して、建物に固定されています。
とりあえず、合計、3本のワイヤーを張りました。
オーニングの造り方は、なんとなくイメージとしてはあるのですが、具体的な詳細は未定です。
可動で、汚れた場合に外して洗えるように造りたいです。
材料も何を使っていいのか、まだ見当がつきません。
夏前までには設置したいものです。
こちらは、台所側に続くウッドデッキです。
台所前のデッキの床はポリカーボネイト板です。
直下の玄関が暗くならないように半透明の板を使っています。
厚みは8mmです。
一見、安っぽく見えますが、このサイズの厚物のポリカーボネイト板は、結構値が張ります。
ウッドデッキの木の床よりも、断然コストが高いのです。
あんまり高いので、当初は10mmで設計していましたが、減額のため、8mmに設計変更しました。
2mm薄くすると、2万円も安くなりました。
しかしながら、できてみて乗ってみると、予想以上にたわみます。
不安定なので、上の写真の中央に、もう一本追加で梁を入れてもらいました。
台所側ウッドデッキの突き当たりは、玄関の突き当たりにある花壇の上部の吹き抜けです。
吹き抜けを通して、1階の花壇が見えます。
現在は、花壇にシマトネリコと、センリョウ、マンリョウが植わっています。今のところ、シマトネリコは、ちょっとだけウッドデッキの床面から頭が見えるくらいの高さです。
どんどん大きくなって、2階に顔を出して欲しいものです。
ホームセンターで買った可動の物干しフックを施主支給で付けてもらいました。
お施主様曰く、2段あるのが、断然便利なのだそうです。
この辺の細かい事は、設計者には分からない、お施主様の経験からくる的確な要望です。
言われた通りに付けました。
ということで、わたしのいえのウッドデッキでした。
デッキは、わたしのいえの中で、できるだけ贅沢に造った部分です。今の季節は、なかなか外でくつろぐと言うわけには行きませんが、温かくなれば、第二の居間として活用します。
現在は、すでにご紹介したとおり、ベランダ緑化計画と、ルーバー改良工事計画が進行中です。
キャンプ用の椅子ではなく、もっとシッカリしたテーブルや椅子も置いてみたいものです。
そして、なにより、早く、バーベキューをしたいです。
火の粉飛んでも気になりません。
匂いも家の中に入りにくいし、近所とのコミュニケーションにもなります。
お勧めです(*^^)v
ウッドデッキの場合、火の粉にはちょっと気を使わないといけません。
わたしのいえは、玄関前がほとんど無いので、それこそ、公道上BBQになってしまいます。
ガンガンやって・・・・あだ名付けてもらいましょう
う~ん・・・。
いや~・・・・。
やっぱ、無理っす(^^ゞ
ポークチョップとか、リブとか、本場のBBQの手ほどきを受けたいです。