わたしのいえ・プロジェクト

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08/10/26(日)DIY珪藻土塗り2日目

2008-10-26 21:52:55 |  Ⅵ.DIY内装工事

珪藻土左官工事2日目

本日も、昨日に引き続き、珪藻土塗り作業です。

今日は、主寝室の壁を塗ります。
作業量から考えて、午前中で終るつもりでした。

朝食後、小雨降る中、おこちゃま現場作業員1号、2号と3人で現場に向かいます。

今日の作業は、わたしひとりです。
家事を終えてから、お施主様が参加する予定です。

おこちゃま作業員1号、2号は、ハナから作業するつもりはありません。
スケッチブックや、カラーペンや、シールなどなどの「お絵かきセット」をカバンにたくさん詰め込んで持って来ました。

鍵を開けて中に入ります。

いえの中に、なんともいえない、湿気た匂いが充満しています。

昨日作業した多目的室に入ります。

部屋の中が、凄い湿気です。

窓が結露しています。

換気のために、窓を開けます。
確かに、壁全体に、珪藻土を塗り込んだのですから、乾くのに大量の水蒸気を発生するのは当然のことです。
しかし、ここまで湿気るとは思っていませんでした。
防犯上、窓は全て閉めて帰ったのですが、取られる物なんてないですから、ちょっとだけでも換気用に開けておけば良かったかもしれません。

昨日仕上げた壁の方はというと、これまた、ちょっといただけない状態になっています。

ボードの継ぎ目と、ボードにビスを打った部分の珪藻土が、乾いて痩せて、その部分がくぼんでいます。
ボードの継ぎ目の溝や、ビス穴部分は、ボードが凹んでいる分だけ、平らなボード面よりも、珪藻土が厚塗りになります。
厚塗りの珪藻土が乾燥し、収縮するので、他の面よりも凹んでしまうのです。

塗りやすいからといって、少々水を多めに混ぜすぎたのも原因かもしれません。

ボード継ぎ目の溝や、ビス穴が陰影を作って見えます。

前もって、専用のパテで、これらの溝や穴を埋めておくべきでした。

仕方がないので、水分少なめ、固めの珪藻土を塗り重ねて補修することにします。

とういうことで、予想以上の作業となりそうです。
主寝室だけではなく、多目的室の補修もやるとなると、一日作業となるでしょう。

さて、これが、DIY珪藻土塗りの道具です。
先日紹介した、養生用の品々のほかに、作業に直接必要な道具です。

写真左・上から順に・・・

・洗濯用のたらい・・・家にあったプラスチックのたらいです。水の汲み置き用。

・漬物タル20号・・・買いました。珪藻土練り混ぜ用です。
バケツではなく、あえて、漬物タルです。
20号というサイズは、20リットルの意味かもしれません。一箱に入った3袋の珪藻土を一度に練るのに、ちょうどいい大きさです。
今後の、漬物タルとしての活躍に期待します。

・軽量カップ・・・1リットルのカップです。買いました。
珪藻土に混ぜる水の量を正確に測ります。

・台所スポンジ・・・おこちゃま作業員用の道具です。買いました。
珪藻土を付けて、壁にこすり付けます。スタッコ調の模様塗りになります。

・IKEAの砂場用スコップ・・・珪藻土と水を混ぜるのに使います。たまたま、持ってました。
これがあって、本当によかったです。混ぜるのは結構重労働です。
ただの棒切れでは、混ぜるのは、少々つらいでしょう。
電動ドリルに付ける混ぜ棒があれば言うことなしです。

・コテ大、中、小とコテ板・・・現場監督のNさんに借りました。
コテは、最低でも、大きいのが一つと、隙間を塗るために、小さいのがひとつ必要です。

・自作のコテ板・・・お施主様の作業用に作りました。
ホームセンターの切れ端コーナーで購入した合板の裏に、取っ手用に木の棒を付けて出来上がりです。

以上が、直接作業に必要な道具です。

他、作業に必要なのは、汚れてもいい上履きです。

左官作業エリアは、珪藻土が垂れて汚れます。
作業エリアでは、上履きを履きます。
作業エリアから出るときは、上履きを脱ぎます。
そのまま出ると、新築の床に、白い足跡が付きます。

あとは、脚立が必要です。

こんなにでかいのは必要ありません。
2階の勾配天井のメンテナンスもできるようにと買ったので、1階の左官作業にはでかすぎです。
ここまででかいと、壁や天井にぶつけそうで、持ち運びに気をつかうので使いにくいです。
左官作業用なら、この半分の高さのもので充分でしょう。

では、作業開始です。

わたしは一人、小雨の中、外の工事用水栓で水を汲み、タルに水を測り入れ、珪藻土を注ぎ込み、ひたすら練ります。
孤独な作業です。

昨日の反省を踏まえて、今日は水は少なめにします。

雨も降っているので、少なめでも作業性はそれほど落ちないでしょう。

こういうのを、「経験」というのですね。
こういう事は、やってみないと、分かりません。

おこちゃま作業員1号、2号はというと、2階でキャッキャと歓声をあげているのが聞こえてきます。

床がドンドン、鳴ります。

またぞろ、走り回っているのでしょう。

そのうち、静かになりました。

何の音も聞こえてきません。

何をしているのか、少々心配になります。

まさか、キャベツ畑に落ちてはないだろうなぁ・・・。

珪藻土を練る手をいったん休め、上履きを脱ぎ、素足になって、2階に上がります。

2人で、熱心にお絵かき中でした。

まだ引渡し前だというのに、もう我が家のような使い方です。

下に戻り、左官作業開始です。

しばらくすると、お施主様もやってきて、2人で主寝室の左官作業を完了させます。

ここでいったん、昼食休憩。

午後は、子供達を家に残し、わたしとお施主様の2人で現場入りです。

わたしは残った珪藻土で、多目的室の補修作業です。

お施主様は、自分の領土の収納スペースを実測中です。

棚の下に、引き出して使えるように、キャスター、取っ手付きのスチールワイヤーシェルフを、いくつか入れるので、正確な寸法を測っています。
図面どおりにできているので、寸法は問題なしです。
問題なのは、棚を何で造るかです。
ホームエレクターか、ルミナスか、無印か、はたまた、廉価なもどき品にするか、悩みます。

わたしは、多目的室で、地道にボードのジョイント部の溝と、ビス穴を均していきます。

お施主様が帰りました。

黙々と作業を続けます。

どうやら、わたしは、左官作業が、大好きみたいです。

夕方、4時半、やっと完了しました。

今日、上から重ね塗りした部分は、色の濃い部分です。

とりあえず、左官作業はこれにて完了です。
念のため、養生はこのまま残すことにします。
来週末まで待って様子を見て、必要なら再補修をしてから養生を撤去します。

コスト削減という名目で行ったDIY珪藻土塗りですが、それ以上に、楽しめた、というのが最大の収穫でした。

 

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