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KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
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ラミーカミキリ・近所でも確認20200602

2020年06月19日 | コウチュウ目
ラミーカミキリ。
黒と薄緑色のコントラストが鮮やかなカミキリムシです。
見つけたのは、隣の畑のヘリ。
以前から、気を付けてみていたんですが。
この近所にも分布が広がってきたのかも知れませんね。

分類:コウチュウ目カミキリムシ科フトカミキリ亜科
体長:10~15mm
分布:本州(関東以西)、四国、九州
   平地~低山地
成虫の見られる時期:5~7月中旬
          幼虫で冬越し(非休眠)
エサ:カラムシ、ラミー(ナンバンカラムシ)、ヤブマオ、ムクゲ、フヨウ、シナノキ,
コモンマロウなど
   成虫・・・葉、特に葉裏の葉脈を好む
   幼虫・・・茎~根
その他:体色は黒色で、水色の微毛で覆われ、黒と薄緑色のコントラストが鮮やか。
    前胸背板に一対の黒紋がある。
    前翅の中央後方に水色~黄緑色の横帯があるが、前翅全体が黒色の個体もあるなど、変異が大きい。
    ♀はより体が太く、触角が短い。
    名前の「ラミー」は、ナンバンカラムシとも呼ばれる植物で、江戸時代、繊維をとるために、長崎から輸入された植物。
    その際、一緒に入って来た外来種と考えられている。
    (「朝鮮の役」の際、朝鮮経由で九州に入ったとの説あり。)
    太平洋戦争中、ラミーの栽培が盛んになったことにより、分布を広げたという。
    茨城県では近年、県央部を中心に分布が拡大してきた。
    分布は、冬季の平均気温4℃の線以南とほぼ一致すると言われる。
    かつてはキョンシーに似ているということで話題になったこともある。
    最近では「パンダ」「ロボット」「ガイコツ」「ガチャピン」など、様々な表現がされている。
    昼行性。
    人の気配に敏感で、飛び立ったり、葉裏に隠れたりする。
    樹林と林縁、水田周辺の土手、路傍など、食草の群生する場所に見られる。
    ♀は食草の茎などをかじって傷をつけ、産卵する。
    孵化した幼虫は茎内部を喰い進み、晩秋には根に入って越冬する(非休眠)。
    翌春に地下で蛹化する。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版・刊)
   かたつむりの自然観撮記
   Wikipedia
   侵入生物データベース
   ねとらぼ
   カミキリ情報館

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2 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2020-06-19 06:35:40
ラミーカミキリですね。今年は発見していませんが、この虫が原因で自生のムクゲの1本が枯れたと思っています。沢山退治した年もありました。毎年注意しています。ムクゲが主ですが、コモンマロウにも来るのです。
返信する
kazuyoo60さんへ (KONASUKE)
2020-06-19 16:28:44
コメントありがとうございます。
コモンマロウにも来るんですか?
アオイ科ですもんね。
データに追加させて頂きます。
返信する

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