チハ日記

20〜30年後に自分で見て悶え苦しむことになるであろう日記です(笑

お遍路 28日目

2022-08-19 21:00:00 | お遍路
お遍路のブログを更新しよう、更新しようとズルズルと先延ばしにした結果日記更新するまでに4年の月日が経ってしまった。正直以前までの詳しい内容は覚えてないと思うが、最後まで終わらせられるように一生懸命思い出しながら書き起こしていきます。


朝起きたらデンマーク人のお遍路さんは先に行ったようだ。
別れの挨拶したかったなと少し残念な気持ちになったが切り替えて善通寺の寺務所へ善根宿の鍵を返却する。

7:50朝食として熊岡菓子店で堅パンを購入。
ここのお店、とても有名でテレビでも紹介されたらしい。
なんと日本一堅いと言われているがどれほどの硬さなのだろうか…
袋のデザインが中々カッコいい


いただきます!
ガリッ!(´д` ;)!?!?
クッソ硬い!!前歯では全く歯が立たなかった
味はほんのり甘く生姜の風味がほんのりして愛しのだが硬さが半端ない。奥歯でガリガリしてなんとか割れるほどの硬さで今(2022)の自分だったら絶対食べれないと思う。

ゴリゴリと堅パンを食らいながら
76番金倉寺

特に見るものがなかったため次の寺向かう途中気になるチラシを見つけた

善通寺名物乃うどんだ。
どうでもいいことだが私の名前は乃木希典から一文字取ってつけられた(親父曰く乃木希典が好きなことと、両親が福祉の仕事をやっていて人の願い・希望を与えられるようになって欲しいとの願いを込めた)ので勝手に親近感持ってるだけですけどね(笑


77番道隆寺
特記事項は特になし
今日は78番郷照寺近くの善根宿『うたんぐら』で一泊する予定なので、77→79→78の順番で回ることにした。
更に77番道隆寺と高照寺近くに駅があるため鉄道で向かうことにした。(楽できるなら楽したいし)


道隆寺に近い多度津駅に向かう途中におばちゃんに呼び止められ息子が作った手製の地蔵のお接待をいただいた。
個人的には記念になると思いお礼を言い歩く



駅横にハチロク(8620形蒸気機関車)が展示保管されていた。

地元にも機関車が展示保管されていたのを思い出してとても懐かしい気分になった(地元はD51蒸気機関車でした。)
86とD51どう違うのですかね、鉄道は全く詳しくないのでよくわかんないです。



そんな感じで楽して79番高照院!
ここは日本三大怨霊の1人崇徳天皇が亡くなった地。

天王寺高照院で撮影し、嬉野氏が録画停止ボタンを押そうとしたときにカメラが異音を発して停止。撮影したシーンも残っていなかった。もう一度カメラテストを車内で行い(この映像は残っていた)もう一度、参門で撮影。ロケ終了後に今のシーンをチェックすると、画面がノイズで乱れまくり音声も記録されていなかった。 
その後の車内でエアコンを暖房にしてるはずなのに冷気が出てくるのでエアコンを止めた。
と水曜どうでしょうで有名な寺でしたよね!

幸いなことに昼間でしたのでそういったことは一切起きず78番郷照寺へ歩きます。



近くに海がないのにカモメ?海鳥が描かれている商店街を通る。

商店が閉店し、シャッターを下ろした状態が目立って衰退ようにみえる。
まぁ近くにイオンが立っているのでそちらに人が流れて寂れたのだろう…



センチメンタルな気持ちで78番郷照寺に到着

とても良い音のする鐘といことで期待しながら叩いたのですがよくわかりませんでした^q^
外からは真っ暗なように見える地下道におそるおそる入っていくと
何千体、何万体とも思われる黄金の小さな観音様がまるで無限に続いていくかのように並べられていた。

神秘的な光景を見て外に出ると今一番会いたくない人に出会ってしまった…
松さんだ。案の定話しかけられてしまい本日の宿はどこに泊まる予定なのかと聞かれた。
まぁ嘘つく必要もないので正直にうたんぐらで宿泊予定と答えるとまさかの松さんと同じ宿で泊まる予定だという…

マジかぁ…


お遍路 27日目 下

2019-05-08 00:32:39 | お遍路
ブログの最終更新が7月ですって、今はもう5月
もうこの頃から歩き遍路始めたんじゃないかなぁ…
後で暇な時に更新すればいいと思ってたらこのザマですよまったく…

後悔はここら辺にして続きを

ありがたいことに次の72.73.74番寺は距離が3km以内の距離にあるので回るのが楽な場所だった。

なので71番弥谷寺から一番近い73番出釈迦寺→72番曼荼羅寺→74番甲山寺→75番善通寺というルートで歩くことにした。

膝の痛みに耐えながら坂道を登り出釈迦寺に到着
境内を散策してると可愛い雀の家紋?があったので、写真を撮っているとまた松さんに出会った。
この出釈迦寺には7歳の弘法大師がお釈迦様に出会うために飛び降りたとされる岩場、捨身ヶ嶽禅定(しゃしんがたけぜんじょう)という奥の院があり、遍路で奥の院まで歩くと言っていた松さんにこのことを話すと何故か僕も一緒に行くように誘われた。
膝がまだ完治していないことを伝えてもこんな機会は二度とない今行かないと後悔すると説得され行くことに…
本堂で荷物を預かってもらい山道を歩くことに20分やっと捨身ヶ嶽の山門に到着。
山の上にこんな立派な道があって日本版万里の長城みたいだなーと呑気なことを思いながら歩いていた。
が!そんな甘い思いはすぐに打ち砕かれた

は?何これ?いつのまにかロッククライミングになったんだ?しかもこの頼りないチェーンが命綱なのかよ!?写真だとこの怖さが伝わらないと思うが、崖を登っているようだった。
怯えながら登り続けなんとか到着。

今のようにチェーンもない崖を7歳の弘法大師が登りそこから飛び降りるなんて頭おかしいんじゃないかと思うわほんと。
松さんにほぼ無理やり連れてこられたけど確かに怖かったけど行ってよかった。ありがとう松さん。
さて下山するかと思い下を見るとあっ、やっぱり前言撤回こんなところに連れてきやがって許さないわ(震え声
登り以上に時間かけて下って行くが、やはり登りの時より下りの方が膝が辛い…
膝の痛みを少しでも軽減させるため慎重に下っていると松さんから
「チト君歩くの遅いから先に下ってるわ」と言いどんどんと下っていった。
(´-`).。oO(あっ…自分の時は待ってくれと待たせてたのに先に行くなんてコイツ自己中心なやつなんだ…
前からあれ?と思ってたけどやっぱりそうだったのか…と悲しく思いながら一人下山。

本堂に着くと予想通り置いていかれていた。
まぁあの人と一緒に歩きたくないからちょうどいいかと気を取り直して72番曼荼羅寺

74番甲山寺を回る。
さてここである誤算が起きた。
今現在の時刻は15:50分
登るつもりのなかった捨身ヶ嶽登った+膝の痛みで歩行速度落ちたせいで目標である75番善通寺に制限時間の17:00に間に合うかギリギリの状態になってしまったが急いで歩くしかない。
杖に体重をかけながら急いで歩く。

な…なんとか間に合った…時計を見ると16:45分
まだ15分くらいあると余裕に思うかもしれないが
お経や線香をあげて御朱印もらうとなると結構時間がかかるのよ。

善通寺の本堂で善根宿に泊まりたいと申し出ると
宿の鍵を預かり教えてもらった場所に行くと、
普通の一軒家だった。
中はキッチンがあり(火も使える)、風呂にも入れる歩き遍路にとっては最高の善根宿だった!
家に着いたら家主に電話するように言われていたので電話すると今からこちらにきて宿でのルールを教えてくれるそうだ。
待っていると誰か入ってきたので家主さんかと思ったらデンマークから来たお遍路さんだった。

外人のお遍路さんと話をしていると大家さんが来て弘法大師の話や自分が翻訳した本に至るまで様々な話をして頂いた。
しかもデンマークの方にもわかるように英語で話していた。
ただ悲しいかな外人は慣れない正座をして聞いていたせいで足が痺れていたようで早く話が終わってしそうな顔で家主さんを見ていた。
うん、自分も泊めてもらう立場なのに早く話が終わって欲しいし正座で足も痺れている。ただそれを顔に出さないでじっと耐えるのが日本の常識。

家主が帰った後、デンマークのお遍路さんと話長いし足痺れて辛かったねー(*'ω'*)とカタコトの日本語と英語で会話して夕食の買い出しに一緒に出かけた。

僕自身英語はまったく話せないのだが、単語とジェスチャーがあれば大体伝わった。
まさか外国と関わりたくなくてスルーしてた自分がデンマーク人のお遍路さんと
マルナッカ♪マルナッカ♪と一緒に歌いながらスーパーに行くことになるなんて思ってもいなかった。




お遍路 27日目 上

2018-07-28 22:59:23 | お遍路
今回のブログはとても長くなるので読みやすいように二回に分けて更新します

虫が蛍光灯に当たる音や明かりが眩しすぎてあまり眠られなかったのかちょっと怠い状態で1日を迎えた。

テントをたたみベンチに座ってぼーっとしていたら1時間弱そのままで過ごしていた。
まだまだこのままの状態で過ごせると思ったが、もう歩くことにした。

70番の本山寺は意外と近く45分くらいで到着した。

本山寺は八十八ヶ所霊場唯一の馬頭観音があり
馬の像が建てられている。
馬頭観音はペットの供養や交通安全にご利益があると言われているが馬頭と聞いて思い浮かぶのは

このハイポーションを作る馬頭だなぁ(罰当たり
あと交通安全にご利益があると書いているけど
今のところどこの寺でも交通安全のお守りが売ってるからここだけが特にご利益があるとは思えない(個人的な意見です

あとカエルが潰されていた。
観自在寺で見たカエルはちゃんと祀られているのに本山寺のカエルは下敷きにされていて扱いの差に突っ込んでしまった(笑

↑観自在寺のカエル

次の行く71番弥谷寺に行く途中で面白いものを見つけた。

湧き水なのかわからないが、水は汚くない。
相変わらず暑さだったので涼むために足湯ならぬ足水を味わうことにした。

足を突っ込んだが余りにもの冷たさに驚いたがすっごい気持ちいい!ベンチに座りながら水の流れる音を聞きながら涼むこれはとても贅沢な体験をすることができた。
ずっとこのまま休みたいが本日は75番善通寺付近の善根宿に泊まる予定のため移動することに。

坂を登りやっと弥谷寺に着いたと思ったがこの寺凄く広かった!(この時は47表参道登り口にいました。

そういえばここ弥谷寺は死霊の寺としても知られていて「水曜どうでしょう」の大泉洋さんが背中を触られたという怪奇現象が起きた場所でしたね。
僕は夜に行ってないのでそんなことはなかったけどwww

あとここは俳句茶屋が有名なのですが、老朽化で客の安全が保障できなくなったので店がなくなっていました。✳︎建て直しの予定はないそうです…

本堂に行くために324段の階段を上る必要があるらしく寝不足の僕にはとても辛かった…

階段を上っている最中に見つけたこのレールで上に登って行けたらよかったのになぁ…
やっとの思いで本堂に着いたのだが、団体ツアーの人たちとタイミングがかち合ってしまったので一緒に混ざってお参りをした。
大人数で唱えるお経は不思議なすごい一体感を感じる。今までにない何か熱い一体感を。
風・・・なんだろう吹いてきてる確実に、着実に、僕たちのほうに。
中途半端はやめよう、とにかく最後までやってやろうじゃん。
自分の周りには沢山のお遍路仲間がいる。決して一人じゃない。
信じよう。そしてともに願おう。

更にその奥の院は獅子の岩窟と呼ばれ、弘法大師が幼い頃、修行した場所として伝わっている。
ここで信心を起こした者は、その身にいかなる罪があろうとも、獅子がその罪を食べ尽くし、現世の安穏と後生の極楽が得られると言い伝えられているがまだ信心が足らないので極楽に行くのは難しい。

次の寺へ向かう途中にやけに派手な色のうどん屋を見つけたので入って注文した。
店は個人飲食店でとてもよい雰囲気で、まるで自分が前から通っていたと錯覚するほど落ち着く場所だった。
これが唐揚げ定食で500円。
これがお遍路のために考えられていて感動した。
疲労回復に効果のあるきゅうりの酢の物、歩いて流れ出た塩分を補うための沢庵。
唐揚げは注文が入ってから揚げ始めるためアツアツで噛むと肉汁が溢れ出すほどジューシーでした。





お遍路 26日目

2018-07-26 23:56:56 | お遍路
白地荘のご主人から雲辺寺へ続く遍路道の入り口まで車で送迎するとありがたいお言葉に甘えて30分のドライブで遍路道へ。

本日も晴天でまた暑い中歩くことなりそうだ。

事前に調べたこの雲辺寺までの遍路道は最初の1時間はキツイがそれを越えればそんなに辛くないということがわかったのでどれくらいキツイのかドキドキしながら歩く。

ああ、確かにこれは辛い。写真ではわからないかもしれないが結構な勾配の道を歩く。
まだ時間は朝の6:30なのにもうすでに汗をかきはじめている。
そこから30分のほど歩くと舗装道路から林道へと変わり少しは楽になると思ったのだが、急な勾配は変わらないし、蚊がまとわりつくせいで立ち止まって休憩なんてできやしない。やはり歩き遍路とは辛いものだと再認識しつつ進む。

いつのまにか急な勾配の坂は終わり平坦な道が続きここからが楽になると道なのかと思い歩くとスウェーデン人の女性お遍路が遍路道の真ん中で座り込んでいたので声をかけると
ただ疲れたから休憩していただけらしい。
紛らわしい事をされてイラっとくる気持ちと朝露で濡れている地面に座り込むその行動力に驚く気持ちになりながらその女性と別れる。
(その女性とは後に何度も出会うことになるとは…

歩きはじめて2時間ほどで66番寺 雲辺寺に着いた

更に雲辺寺は四国八十八ケ所で一番高い山らしいのだが、やはり焼山寺の方が辛い。というか焼山寺に比べれば楽に思えてしまう。
なので歩き遍路の方は焼山寺さえ歩けたらもう四国の山は余裕で歩けるので諦めないでほしい。

境内の中には水を汲める場所があり大変ありがたかったが人感センサーで水が湧き出す仕組みだったのであまりご利益を感じられなかった。
やはり流れ出す湧き水の方がご利益あると思ってしまう。

雲辺寺は900mあり気温が低いためすぐに汗が引いて寒くなってきたので急いで下山し次の大興寺へ急ぎあるく何故ならうどんの国(讃岐)でうどんを食べるためだ!あとうどんの国の金色蹴鞠の聖地へ行くこと!ぶっちゃけお遍路の目的はこのためと言ってもいい(笑)

この先の町が讃岐はやる気持ちを抑えつつ慎重に下山する。

用水路の水力で発電する電灯や
空飛ぶカカシを見ながら田園地帯を抜けて

67番大興寺到着。
ついに讃岐に入った!早速ナビでうどん屋を検索したところチェーン店ではない地元の方がやってるような店を見つけ迷わず入店。
すると僕の格好を見た店員さんがなんと氷をいっぱい入れてキンキンに冷えたお茶を出してくれた!
山越えをして水分を欲している状態の僕にとってはとても美味しく笑みがこぼれた。
この手打ちの冷やしうどん2玉入っていてお値段390円! 更に替え玉80円という安さ!
もうねスーパーに売っているようなうどんとは比べ物にならない。麺に弾力がありとても食べ応えがあり美味しい!
近くにこの店があったら絶対通いたくなるほどよい店でした。
次に向かう寺は68番神恵寺なのだが、なんと69番観音寺もその隣にあるという四国で唯一同じ山に寺が二つあるという場所だった。

わざわざ遠くまで歩く必要無くなるから2つとは言わず3つ4つと一つの場所にしてくれればよかっt(殴

時刻はまだ15:15分でまだ歩けるが今日は山越えをしたので早めに休もうと決め野宿できるような場所を探したところなんと銭形砂絵が見られる展望台で野宿ができるらしい。
観光スポットも見れてその近くで寝れるとは素晴らしいそこで野宿だ!と意気込み移動する。
正面に見える海は瀬戸内海なのだがこれといって感動はなくただの海としか思わなかった。むしろ室戸岬の方の海の方が青くて綺麗だと感じた。

こちらが観光スポットである銭形砂絵
この銭形を見たものはお金に不自由しないと言われる強力なパワースポットなのだがお遍路が終わった今でも普通にお金に不自由しているのでパワースポットというのは嘘に違いないな!うん。(断言)
この砂絵結構な数の観光客の方々が写真を撮ってた特に中国の観光客。
どうやら夜間はライトアップするようなのでどのように映るか楽しみである。

夕焼けと砂絵
夜間のライトアップ
まぁこんなもんでしょう…観光客の方々も来なくなったので展望台でテントを張らせて寝ようとしたのだが、この展望台内のライトが全く消えない!普通ならば22:00を過ぎればライトが消えるはずなのに明かりがついたまま!しかもその灯りに虫が誘われてライトにガンガン当たって気になるし深夜に展望台に来た観光の人が音声案内のボタンを押してその音声に起こされるわ
と・て・も!いい経験をさせてもらった(白目



お遍路 25日目

2018-07-24 21:03:13 | お遍路
今から区切り遍路泣かせの
65番三角寺-66番雲辺寺-67番大興寺-68番観音寺までの約42kmの道を歩くことになる。
理由は三つあり
・1 三角寺&雲辺寺は登山となり階段や坂が辛い
・2 この区間中はコンビニなど食事処がない
・3 JR伊予三島からJR観音寺駅まで途中の区切り場所がない。

まぁ僕は順打なので区切る必要ないし、登山がきついと行っても焼山寺よりはマシそうなので問題ないが食料が買えないのは由々しき事態である。
そのためおにぎりを6個ほど買いだめして歩いた。
汗をかきながら歩いていると休憩所の案内が書いてありなんと後33分ほどで三角寺に着くらしい。あれ?もうすぐ着くのか。なんか意外と余裕なんじゃね?と思いながら歩き休憩所まで一休み。

椅子に座り景色を眺めていると海が見えることに気がついた。愛媛県辺りから見てなかったので久しぶりに海が見れて少し感動した。

ちょうど休憩所近くの畑で作業していたお婆ちゃんがいたので挨拶したところ後は山の中に入るので涼しいらしい。
ずっと日向を歩いていた僕にとってはとても嬉しい情報だったので自然と早足で歩いていた。
お婆ちゃんの言ってた通りすぐに山の中に入ったのだがなにここ凄く涼しくて飲み水も補充できて最高の場所なんですけどぉ!まぁ少し坂があるが全く苦にならない!ルンルン気分で歩いて行くと・3・あるぇ〜?
山登ってるはずなのに急に海へと続くような景色が見えるのだろうか…
もしかして道を間違えたのではないかと思いGPSで確認すると道はあっているらしい。
とりあえず道なりに歩くとまた山道に入りホッとしたのもつかの間道がぬかるんでいるんでいて歩くにくいしなんかブユの様な虫がすごく飛んでいるし蒸し暑いし階段が多くて大変だった…
そんな感じで三角寺に到着した。
三角寺境内ではお接待で似顔絵を描いてくれる人がいて一枚どうだい?と声をかけていただいたのだが、歩き遍路のため荷物が増えるのは好ましくないため丁重にお断りした。

今日は66番雲辺寺付近の民宿に泊まる予定だが
ルートが三種類ある。
1 旧来の遍路道 峠越えあり
2 境目トンネルを経由して400mの登り坂有り
3 緩やかな上り坂で生活道路が多いが遠回り

僕は峠越えや遠回りを嫌い2の境目トンネルを経由して向かうことにした。


三角寺周辺の山から豊富に湧き水が流れているためチョウザメの養殖が行われている場所を通り
常福寺(椿堂)でお参りして休憩をした。

やはり山道を歩く人が多いのかみんな大師の膝を触るため膝の塗装が剥がれていた(勿論僕も膝を触った。)

ここで本日泊まる予定の白地荘さんに電話したところなんと境目トンネルを越えた先の民宿岡田まで迎えに来てくれるようだ。ありがたい。
更にトンネルを越えた先に水車という食事処がありそこで食事を取ることに決めた。

常福寺を出発し4キロほど歩くと放置されたバスを見つけた・・・はっ?

素泊りバス!?えっ?このバスで素泊りできんの!?てか雰囲気こわっ!!こんな灯り一切ないとこで泊まりたくないわ!!と驚きながらトンネルを通って食事処水車まで来たのだが営業時間のはずなのに閉まっていて食事が取れなかった…

失意のまま民宿岡田付近に行き白地荘のご主人の車に乗車し民宿に向かう途中に食事処が閉まっていたことを愚痴ると水車は閉まっていることが多く特に歩き遍路が少ない6月は営業してないそうだ…
そんな僕を気遣ってくれたのかコンビニに寄っていただき食事を取ることができた。
ありがてぇ…