イヨヒメバチ。
小楯板と触角の真ん中付近だけ黄白色で、他は全身ほぼ真っ黒。
顔面の複眼の内側に、細い黄白色のラインがあります。
冒頭の画像は、翅を畳んだ瞬間のようで、翅の両端がブレているようです。
次に撮った画像には、それらしきものが写っていません。
まぁ、これはブレブレですが、腹が翅からはみ出ているとか、翅の模様とかではなさそうです。
類似種は脚に何らかの白紋があったり、腹の先が黄白色紋が . . . 本文を読む
トガリハチガタハバチ。
「ビオトープ天神の里」で撮影。
この一枚を撮っただけで、逃げられてしまいました。
かなり暗い状況で撮ったので、その時には何者か分からず。
プレビュー画面でみた時も、ムモンホソアシナガバチかと思っていました。
色味がとても良く似ていたので。
しかし、パソコンの画面で見ると、何か違和感。
腰が細くない。
これはハバチなど太腰亜目の何かではないか?
そこで調べ直し、トガリハチガ . . . 本文を読む
ウツギヒメハナバチ。
動き回る上に、撮影時は強風が吹いていて、ブレブレ写真です。
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ウツギの花も終わりだし、来年への宿題かなぁ?
①後脚:花粉を付けているのは♀
②♀の頭部:角張る
③第2~4腹節後縁:明瞭な白色毛の横帯
分類:
ハチ目 細腰亜目ハナバチ上科ヒメハナバチ科
体長:
♂10~11mm
♀12~13mm
分布:
本州、四国、九州
垂直分布?
成虫の見られる時期:
5~6 . . . 本文を読む
シロスジヒゲナガハナバチ。
アザミで夢中で吸蜜中です。
触角が長いので、♂ですね。
これまでにも、何度かヒゲナガハナバチ類の撮影に挑戦してきましたが。
動き回って上手く撮れません。
今回、ようやく、種の特定に必要な翅脈が撮れたので、とりあえずアップ。
水色でなぞった翅脈が2個なので、シロスジヒゲナガハナバチ。
これが3個なら、ニッポンヒゲナガハナバチ。
色彩は個体差があるので、同定には使 . . . 本文を読む
フタモンアシナガバチ。
第2腹節の背板には、二つの黄色斑があります。
(和名の由来。)
近縁種との区別ですが。
トガリフタモンアシナガバチは、北海道に生息し、本州では秋田県のみで記録があるとのことで、茨城県には居ませんね。
♀の大アゴが全体に黒く、前胸背後縁の黄条が前方で途切れず、前胸背板前縁の黄条とつながるそうです。
又、♂の頭楯前縁は鋭く尖るそうです。
これらの特徴について、大アゴの色が逆 . . . 本文を読む
オナガキバチの♀。
体はほとんど黒色で、♀は太く長い産卵管が目立ちます。
これでスギやヒノキなど多くの樹木の、主に衰弱木、枯死木、伐採木の幹に産卵します。
♀の脚は基部を除いて橙黄色。
♂は当然ですが産卵科が無く、脚はほとんど黒色です。
ちょっと気になったのが、ネット上で「産卵管の基半は黄色」とあること。
この画像では翅に隠れて見えないからかと思ったんですが。
ネット上の画像でも、そのような特 . . . 本文を読む
ウマノオバチの♀。
産卵管は実に体長の6倍もあります。
シロスジカミキリの幼虫に寄生するとされ、そのシロスジカミキリをめっきり見なくなった昨今、ウマノオバチも滅多にお目にかかれません。
もっとも、シロスジカミキリの幼虫に寄生するのではなく、ミヤマカミキリの蛹に寄生するのだとの指摘もあるようです。
それなら、日本一の栗の産地である旧岩間地区で、もっと広範に見られても良い気がするのですが?
ミヤ . . . 本文を読む
ナラメリンゴフシ(楢芽林檎五倍子)。
ナラメリンゴタマバチの虫こぶです。
本来、コナラの葉が出る所に、リンゴ状の虫こぶが出来ます。
まぁ、美味しそうではない(笑)
何と言うか、冷蔵庫の隅っこで乾燥した、スッカスカのヤツな(笑)
分類:
ハチ目タマバチ上科タマバチ科
体長:
両性世代2mm程度、単性世代4mm程度?
分布:
北海道、本州、四国、九州
垂直分布?
成虫の見られる時期:
両性世代5~ . . . 本文を読む
ハエヤドリアシブトコバチ。
葉裏でじっとしています。
最初、いつものキアシブトコバチかとも思ったんだけど。
何となく違和感。
帰宅後、拡大してみると?
もっと脚が黄色くなかったか?
キアシブトコバチは、前・中脚脛節の上面、後脛節の上面が黄色いと思われるので、ハエヤドリアシブトコバチとしました。
コマユバチアシブトコバチとは、小楯板の形状が違うように思われます。
ただ、ハエヤドリアシブトコバチ . . . 本文を読む
ミノオヒラタヒメバチ。
黄色いボディに黒い斑紋のあるヒメバチ。
成虫越冬とのことなので、越冬個体でしょうか?
グルーミング中。
分類:
ハチ目ハチ亜目ヒメバチ上科ヒメバチ科ヒラタヒメバチ亜科
体長:
9~15mm
分布:
本州、四国、九州
垂直分布
成虫の見られる時期:
4~10月
成虫で冬越し
エサ:
成虫・・・昆虫
幼虫・・・チョウやガの幼虫に寄生する
その他:
鮮やかな黄色い体に、黒い斑 . . . 本文を読む
アジサイハバチ?の幼虫。
アジサイについていたので、アジサイハバチとしましたが。
確証はありません。
アジサイハバチ属は、日本に7種(9種?)いるそうです。
頭側と尾側にそれぞれ一ヶ所、不透明な筋になっている部分があります。
これは、頭がどっちか分からなくする迷彩でしょうか?(笑)
時に、ぶら下がるように止まっていることがあります。
分類:
ハチ目ハバチ亜目ハバチ上科ハバチ科
体長:
8~1 . . . 本文を読む
チャオビチビコケガ。
極小のコケガ。
この個体のように、♂は黒化型が出ることがあるようです。
①翅形:細長い
②前翅外縁:傾斜する
③横脈点
④前翅外横線:直線的
⑤帯状に暗色
⑥黒化型には白条が出現することがある
分類:
チョウ目ヤガ上科ヒトリガ科コケガ亜科
翅を広げた長さ:
♂約14mm
♀約17mm
分布:
本州、四国、九州
垂直分布?
成虫の見られる時期:
6~8月、9~10月
越冬形 . . . 本文を読む
カタアカチュウレンジ。
触角は典型的なミフシハバチ科のそれです。
触角第3節が3節しかなく、第3節が発達して、こういう形になります。
チュウレンジバチとニホンチュウレンジバチは胸が黒いので除外。
アカスジチュウレンジバチは、小楯板が橙黄色なので除外。
ニレチュウレンジは、通常、胸が橙黄色なんですが、時に胸の中央に縦の黒条が現われることがあるようなので、可能性を完全に排除することはできません。 . . . 本文を読む
シロアシマルハバチの幼虫。
体は白いロウ物質の突起に覆われます。
ハンノキの幼木にいました。
ミツクリハバチ属の幼虫は、このようにロウ物質に覆われます。
うち、食草が明らかになっているのは、以下の4種。
①ミツクリハバチ・・・ヤマハンノキ、ケヤマハンノキ、北海道、本州、四国
②シロアシマルハバチ・・・ハンノキ、北海道、本州、四国
③クルミマルハバチ・・・オニグルミ、本州
④ババシロマルハバチ・・ . . . 本文を読む
ダイミョウキマダラハナバチ(キマダラハナバチ)。
アシナガバチに似た見た目のハナバチ。
キマダラハナバチ属では最大種で、10mmを超えるのは本種のみ。
ヒゲナガハナバチ類の巣に卵を産む労働寄生バチ。
分類:
ハチ目 細腰亜目ミツバチ科
体長:
10~13mm
分布:
全国
平地~山地
成虫の見られる時期:
4~6月
越冬形態?
エサ:
成虫・・・タンポポ類、ハルジオン、ノアザミなどの花の蜜
幼虫 . . . 本文を読む