KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

チョットだけよ(笑)ハネナシコロギス20190724

2019年07月25日 | バッタ目
枯葉の陰からチラリ。

チョットだけよ~(笑)

ハネナシコロギスという虫です。

コロギス上科というグループに属し、コオロギとキリギリスの中間的な姿をしています。
1/2(コオロギ+キリギリス)=コロギス
ってワケですね。

糸を出して葉っぱを綴った巣に潜んでいます。
夜になると這い出して活動するのだそうです。
巣を広げてみても、あまりに素早いので、逃げ出したことに気付かないことも。
KONASUKEは昔、このテの巣を見つけて開けた時に、何も居ない、ってことが良くありましたが。
あれは多分、コロギスの類で、逃げられたことに気付かなかったんでしょうね。

葉っぱをそっとめくって、もうチョット・・・って思ってたら

逃げられました(笑)
普通の昆虫は、人間のいる反対側に逃げると思うんですが。
この虫は逆に人間に向かって来て、服に取り付いたあと、地面に落ち、人間の後ろに逃げることが多いように感じられます。
この予想外の動きによって、行方をくらますのでしょうね。

夜行性なので、触角はかなり長いです。
名前の通り、翅はありません。
オスは腹の横に小さな突起があり、後脚と擦り合わせて、音を出します。
また、オスメスともに前脚で物を叩いて音を出します(タッピング)。

分類:バッタ目コオロギ亜目コロギス上科コロギス科
体長:オス13~15mm、メス15~18mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:6~9月
          中齢幼虫で冬越し(枯葉を綴った巣で越冬する)
エサ:昆虫を捕食する。樹液やアブラムシの甘露など甘い物に来ることもある。
その他:メスの方が大きい。
    産卵管を腹の上に回していることがあるらしい(幼虫の間だけ?)。
    オスは腹の横の小さな突起に後脚を擦り合わせて音を出す。
    また、オスメスともに前脚で物を叩いて発音(タッピング)して交尾に至る。
    口から糸を吐き、葉っぱを綴り合せて巣を作る。
    昼は巣に潜み、夜に這い出して活動する。
    前脚・中脚の脛の刺は、捕獲や巣作りに役立つ。
    メスはブナ科の朽木に、一つずつ卵を産む。
    7~8頃孵化する。
    幼虫は、成虫よりも体色が青黒い。
参考:図鑑日本の鳴く虫(エムピージェー)
   かたつむりの自然観撮記
   虫ナビ
   Wikipedia
   北摂の生き物

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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コメントありがとうございました♪ (微風)
2019-07-30 00:08:54
ハネナシコロギスはかわいいですね!
長い長い触角が面白いです。
最近私もコロギスの仲間に会いましたがうまく写せませんでした、、、

たしかにちょっと珍しい黄色いクダマキモドキの姿を家のまわりでいつも気にしているのですが、今年はどうでしょうか!

こちらの素晴らしい昆虫のブログを楽しませていただきたいと思います。

私はただの虫好きですがどうぞこれからもよろしくお願いいたします。
返信する
微風さんへ (KONASUKE)
2019-07-30 10:20:13
ご訪問・コメントありがとうございます。
KONASUKEもただの虫好きですよ(笑)
いつも図鑑やネットと首ったけで、同定作業しています。
後ろには、気が遠くなる程の未同定の山・山・山・・・です(笑)

黄色いクダマキモドキの情報、心待ちにしています。
これからもよろしくお願いします。
返信する

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