【過信の恐怖】ＩＰＡ・イソプロピルアルコールってグロイのね【一番凄い例】

イソプロピルアルコール【ＩＰＡ】
最近模型で既製品の塗装を落としたり、失敗した塗装を剥いだりすることで結構有名ですね。
自動車の水抜き剤として安価に購入できるってのも魅力、
車体を犯さないというところも評価だ大きいところです。

かく言う私も過去に何度もお世話になりましたが。。。

どうやら、漬け込んではいけない場合もあるらしい。

やはり揮発系に万能なし・・・なんですね。


はい。
見たままにＫＡＴＯのクハ103です。

今後の比較のために

この部位をご覧ください。


この角度も。

さて、本番。
ＩＰＡに２４度くらいの室温に
２年ほど漬け込んで放置した
その後をごらんいただきます。
取材協力　：　たい焼き職人・友人Ｈ






では行きます。

じゃーん！

あれ？
見いている人の反応薄いな。

では続いて角度変えていきます。

真横。
アレっと思ってきたでしょ？


微妙に・・・。


こういうこと♪

で、計３台お見せします。

次

ヽ(;´Д｀)ノ

逝っちゃってます。
完全に逝っちゃってます。


ＧＯＧＯレッツゴー！


※一台目と同じタッパーに漬けておいただけです。
なんかウルトラＱのオープニングのようです。


ゆーらりー揺らめいて～そうおおよ私はダンシングドール♪
※古い歌です。


垂下ってモンじゃありませんｗｗｗ


あーあー・・・。


完全に一度可逆してますね。


並行すらありません。

で、次！

ＢＡＡＡＡＡＡＡＡＡＮＮＮ！

もう何がなんだか。


クニャクニャです。


Ｈゴムモールドすら壊れています。


わけわかめ


ぐにゃぐにゃ


天井板すら収縮している様子がわかります。


はっきり言って何一つ使えません。


常温で起った悲劇です。


物悲しいショット。


サヨナラ１０３系・・・。

で、あることに気が付きました。
友人から預かった１８５系（トミックス）です。
車暦26年の老朽モデルは生き返るか？２
と
車暦26年の老朽モデルは生き返るか？１
です。

で、結果

これ、前回の段階です。


実は怪しいヒビが入っています。
無数に入っていたのです。

段差はまるで無い精密なヒビです。

実は今

塗装は落ちました。

ＩＰＡのあと、なかなか塗料がはがれないことに業を煮やし　「サラッと」　薄め液に浸したんです。
塗装は剥げました。
薄め液にもトミックスの車体は強いのは知っていたので。

あ、しかし悲劇はここでも

僕の指紋がついてます(;゜д゜)ァ....

しかもなんか、黒くぽろぽろカスが何時までもでます。


実は物凄く柔らかく脆くなっているのです。


指紋が整形されています。

えーっと。
IPAのあとに　「さらっとでも」　薄め液に浸すと、多分二つの溶剤が強力に化合して、ＡＢＳをガンガン破壊することがわかりました。

何時までも柔らかく、数週間柔らかいままでした。
そう、あの記事が止まったのはこのため。

触らなかった妻板は

テロってろに溶解していました・・・。

で、

先日

男のけじめ。
中古ですが、綺麗な品は確保して弁済用にします。
サロが無いのですが、１０３系とは別の元爆走運ちゃんの友人Ｈよ諦めてくれｗｗ


あきらめましょう～あきらめましょう♪

石油化学工業会のページを見ると
http://www.jpca.or.jp/61msds/j7cb22.htm

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１０．安定性及び反応性

保管が長期にわたると過酸化物が生成することがあるので取り扱いにあたっては注意を要する。　　11)

強酸化剤と反応する。 プラスチックやゴムを侵すことがある。

と、きちんと書いてあるのでした。


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