鉄道模型工作記録帳

モデルアイコン・札幌コムモデル情報は下記に移動しました
http://blog.goo.ne.jp/modelicon

203系の車高問題1

2011-10-20 00:18:00 | 若旦那の常磐線103系

余興ネタです。


天賞堂のジャンクからサルベージされてきたコレ。
若旦那がポイと私に。
「マイクロエースの203系、車高がどうしても気にくわないんだよね」

とのこと。
20両分の車高を上げられないかという相談。

とりあえず、弄ってみます。


車高が高くてリアルじゃないという模型は多いのですが、車高が低すぎるというはちょっと珍しい課題です。


確かに、エアバルーンが全く見えない。

そうだ。
出張時に幾つかは撮影してあったな。

興味があまり無いので全体はコレ一枚ですけど。


うむ。
確かにエアダンパーがすべて隠れるのはおかしいかもしれない。


暗くて解らないや。


明度上げてみた。
バルーンは見えてますね。


おお、やっぱ見えているね。


床下機器は更に車体に喰い込みすぎているとの観測。

でも床下機器をきちんと見せると、車高は上がり過ぎなので分割嵩上げが必要かもしれません。


分解っと。
真ん中のホゾで止まってんですよね。
これ、破壊はやむなしか?


室内はこの様にパチンとはまるので、ここは崩したくない。


それでも台車から生える車体確定ボスは結構甲高です。

材料箱を探すと

たまったま、外径4.2mm内径2.2mm薄さ0.4mmのワッシャーが大量に有りました。
ワッシャーでホントにたまたま大量に買い付けてあったのはこれだけでした。


あ、物凄い・・・誂えたように台車回り子の凹みにすっぽり入ります。
コレは使えるぞ。


2枚入れてみた。


もちろん、まだ床板は中心部だけ元のままなので撓みます。


都合0.8mm甲高にした様子。
ちょっと甲高すぎるかな?


元の様子。
バルーンは完全に抱き込まれていた様子。


一枚だけにした様子。
0.4mm車体が上がります。

こんな雰囲気じゃないかな?
床下機器は0.8mm程度上げちゃっても構わないようです。


床板を斬っちゃいます。
なんの躊躇なく。


バラっと。


材料は0.25mm×1.0mm、0.4mm×4.0mmの材料です。
いずれもエバーグリーンです。


レザーソウで切粉にしちゃった分は0.25mm(ゲーマーワークショップのレザーソウ・・・コレが物凄く秀逸です)なので足すんです。

このレザーソウ、結構高価ですが、使いやすさはすごくいいです。
ココクリック


マメに足します。


ウェイトを固定するボスは、ネジ止め穴に加工します。




これで1.1mmくらいの穴あけておいて後でねじ山切るんです。
そうすっと固定に対してネジが効かせられまして接着に頼らなくてよくなります。



大枠内寸を測っておきます。


その寸法を0.4mm板にコピーしてカットします。


このように二箇所貼り付けます。
ただ、あとで台枠厚み全体もほかの0.4mm材料(0.4mm×1.0mmかな)で周囲を嵩上げする必要がありますね。


まだ嵩上げしていませんから周囲に隙間があります。


はめ込みました。
固定は従来通りパチンどめです。


機器を無接着で差し込んでみます。


どれくらい出っ張らせようかな。


これが0.6mm床下機器を切り下げたイメージ。
悪く無いですね。
重量感が出てきました。
合計1.0mmも下げていいのかなと思いますけど。


レールクリアランスはこの様なイメージ。



加工前は

・・・こんな感じですから、比べるとグッと視線重心が下がります。
本当の重心は上がってんですがw


まだ本加工しません。
若旦那の声を聞いてから加工します。




  ↑結構手間かかりますね。加工部分は見えないけど。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。