食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

腫瘍マーカーについて

2012年01月13日 18時28分35秒 | 癌のこと

『腫瘍マーカー』

退院後1年間は毎月、血液採取で各種検査が行われていた。1年後から3か

月に1回の頻度になった。この中では当然のことながら、癌の転移、再発の兆

候がないかを診る腫瘍マーカー試験なるものがある。癌の種類によってマーカ

ーの種類も異なる。

私の場合は3種類のマーカーが調べられ、食道の対象はSCCというもので

1.5ng以下が基準になっている。術後1年と2か月目の検査の時、1.7という微妙

な数値になり、以後1.7-->1.6-->1.3--->1.3と変化していった。最初の上昇時

『これから段々と上がるようなことがあれば、何か手を考えましょう。誤差の範

だと思う。』との説明を受けた。

このテストは癌細胞が生成する特殊な物質の量を調べるものだが、通常生活

中で数値を変化させる要因もあり、一喜一憂するものではないらしい。

かと言って癌で最も怖いのは再発だ。再発すると、手術以外の治療方法しかな

い。気にしないように心掛け、自分にはNK細胞がついていると言い聞かせ、不

安を払しょくするようにした。幸いにも、徐々に下がり続け基準値以下に戻っ

た。先生の言では『何もしていないのに下がったので癌以外の要因で変動した

の』とのこと。今回、このようになったが今後も同様のことがあるかもしれない。

分自身の心の対処法を持ち合わせてはいないが、やはりNK細胞の活性化

図られるようクヨクヨしないで生きる楽しみを持ち続けることかな。

 


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