朝から小雪混じりで時折、薄晴れもあったが午後には本格的な冬に逆戻り。
薪ストーブにあたりながら、今日もホームページ作りの復習。今も一応、公開し
ているHPは更新なしの化石になりかかっているので、それをリニューアルしよ
うと頑張りかけている。
Back up Fileはもうないし、新たに作り替えないと更新すらできないが、HP
builderの操作も怪しい。そうしたことは、そっちに置いたままにしてblog
を始めてしまい・・・・・・老体にムチを打ちながら頑張れ !
囲炉裏に火をいれる 外はあっという間に冬
『手術を受ける患者は何も知らない』
患者は、麻酔をかけられてしまうので何が起こったのか、何があったのか聞か
れても何も知っちゃいないのだ。術後はICUで暫く過ごす。
『貴方の場合は、喫煙期間が長いから、肺の回復に問題があるかもしれない、
痰が切れないなど。だからICUでの治療は長くなるかもしれない』と言われてい
た。私の心配は酒も結構、飲んでいたから麻酔が効くのだろうかとの素人考え。
実際、脊椎への注射、麻酔をかけましたと聞いたのに、意識はもうろうとする兆
候はなく、しっかりとしているではないか。
これでは・・・・ひょっとして・・・・・麻酔が効かないままメスを入れることになるの
ではと、心配する。そんな馬鹿なことがあるはずはない。暫くするとモニターの
パルス波がピッ、ピッ、ピッ、ピーーーーと動作終了を示すように、以後のこと
は何も覚えていない。夢も見ていなかった。
何か声をかけられうつら・うつらの返事をしたのは、3日後のことだった。看護
師さんが何か音楽を聞く?と聞いたら『Beatles』と答えたそうだが、本人は余り
覚えていない。意識が割と戻った時の開口一番は『手術は終わった?』、様子
が分からないし痛みがある訳ではないから。
少し経てば、口やら身体が管だらけになっていることに気づき、手術が終わっ
たことを知る。手術は成功したらしいが、摘出されたがんは妻と娘が説明を受
けているので、これも患者は知らない。患者は、ただ、ただ術後の治癒に専念
するのみ。
傷口は痛むこともなく、ただ口に刺さっている呼吸器が喉に触れて違和感があ
る程度で、その他の管も苦痛ではなかった。生まれて初めての手術だったが、
何もわからない、知らないのが幸いした。結局、ICUには4日間お世話になり
一般病棟に移った。
開胸,開腹手術で云々と書面と共に説明を受けていたが、全て上の空で後に
なってから大きな手術だったのだと知る。