なつの天然生活

うつ病の寛解を目指す なつの暮らし。日々の喜びと悲しみ、美味しいお店、パンやお菓子、小さな庭のこと。

お茶のお稽古 「盆略手前」の巻

2006-02-19 | 習い事いろいろ

土曜日は夫婦でやっている茶道のお稽古日でした。午後1時ごろに教室に到着、お茶室では、床の間を拝見してからお稽古スタートです。お手前の練習をするのはたぶん半年ぶり。お稽古を付けて頂いたのは、割り稽古の後、最初に習う「盆略手前」です。

このお手前は、小さな御盆の上にお道具を乗せてする略式のお手前で、全てのお手前の基礎の基礎。でも、袱紗さばきとか、茶巾のたたみ方とか、棗(なつめ)や茶杓の清め方とか、一つづつのやり方を覚えていないと、結構、途中でうろたえます。頭が無になって「・・・?」という感じ。私は、足の運び方とか、お手前の順番は、意外に覚えていたので、自分でびっくり。先生に言われたのは、まず、姿勢。「姿勢が前かがみ気味だから、‘小さいお手前(こちゃこちゃしたお手前)’になってる」と。確かに、お尻を足袋にしっかり乗せて、重心をお腹に持って来て姿勢を正すと、上半身が上向くのが判ります。
そして、お道具を清める時の持ち方というか、指使い。例えば、茶せんは、親指と人差し指で持って、中指を添えて前後に軽く振る。他のお道具の時も、右手と左手も、それぞれの指使い、持ち方の深さ、角度 等々を言われて少しづつ直すと、形が綺麗になるのがわかります。「お茶を点てる時は、点てようと力を入れて頑張らなくても、正しい持ち方で茶せんを触れば、自然に美味しいお茶が点てられる」とのこと。

なんか、和裁でも、同じことを聞いたような気が…。
どのお稽古も、正しい動作を身につけるのが、上達への道みたいです。精進精進!

今日の着物は義母のポリエステル小紋です。
ピンクの絞り名古屋帯を締めて、これまた義母からお下がりの牡丹(or芍薬)柄長羽織を着て出掛けました。
お扇子を帯にさすと気持ちが引き締まります。
羽織紐は、とり急ぎ、ビーズのブレスレットなり。。