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ウイグル系カナダ人、フセイン・ジェリル(セリル)氏家族、悲痛な訴え

2007-02-14 00:05:45 | カナダ籍ウイグル人 フセイン・ジェリル

手錠をされ、法廷につれてこられたときフセイン・ジェリル(セリル)は墓場から帰ってきた男のようだった。

家族はフセイン・ジェリルが死んだものと確信していた。何ヶ月もウルムチのいくつもの監獄をフセインのどんな知らせでもいいからと求めつづけた。コンピュータ記録を調べ、監獄の職員に話し掛けた、カナダ国籍の宗教リーダーの生きているしるしを求めて。

誰も彼の記録を持っていなかった。フセインは真っ暗な中国の司法の中に消えうせた、そこは毎年中国以外の世界の全部あわせてよりも多くの人が処刑されるところである。
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「私の息子は消えてなくなり、殺されたものだと思っておりました。」
75歳の母、シャレハン・スパンデルさんはフセイン・ジェリル氏の昨年の逮捕以来はじめての家族のインタビューの長時間インタビューの中で答えた。

先週、予期せぬことに裁判の日付がわかり、母シャレハンさんは19人の親族とともに金曜日に法廷に向かった、そして二人の公安がフセイン・ジェリル氏を法廷に連行してくることに驚いた。「私の心臓は鳴り響いていました。。」

喜びは短時間のものだった。息子は漢族の拘束者が「陳述書にサインすることを拒めば『生き埋めにしてやる』と脅迫された。」と証言した。
母は倒れこみ、すすり泣き、二人の親族に助けられながら法廷を出なければならなかった。

「息子の言葉を聞いたとき、息子を失うのではないかと思いました。」スパンデルさんは木曜日に言った。

昨秋、ピーター・マッケイ外相は中国がカナダ籍のイマームは彼のテロ容疑では処刑されないであろうと言質した、と言った。
しかしウルムチでは場所が不明の監獄にフセイン・ジェリル氏は囚われていると信じられていた。、家族は誰からもそのような約束は聞いていなかった、先週金曜日の中国の司法局からも聞いていない、そしてハーパー首相がフセイイン氏の法廷での聴収に失敗したカナダ大使館を批判したあとにウルムチに来たカナダ外交官からも聞いていなかったのである。

二人の外交官が水曜日に訪れ家族に面会した。昨日外交官はウルムチの上級司法管理者に面会の機会を持ったが、彼からどんな小さな譲歩を引き出すことも出来なかった。

カナダ大使館は二人の外交官とニュースメディアが話すのを禁じた、しかし昨夜面会したフセイン・ジェリル氏の家族によれば、外交官はフセイン氏との面会を許すことを説得できなかった。中国の政府職員は大使館は面会を申し込むことが出来ると言っていた、そしてその要望は理由が受け入れられるようであれば考慮されると。
しかし約束はされない、そうフセイン氏の家族は大使館員に言われた。

カナダ外交官はフセイン・ジェリル氏のカナダ市民権の問題を挙げた、しかし反応はなかったという。

「私たちはみなフセイン・ジェリルがカナダ市民であることを知っています。中国がそれを否定することが理解できません。」姉は昨日のインタビューで答えた。

家族はフセイン・ジェリル氏が死刑から逃れられているとは全く考えてはいない。「私たちはフセイン・ジェリルを見つけようとしました。しかし失敗してばかりでした。」フセイン氏の49歳の兄サルメティ・ジェリル氏は言った。「私は彼はもうこの世にはいないと考えました。」

兄は先週金曜に法廷で弟が生きているのを見て安堵した。「しかし私が弟が死の脅迫を受けていると聞いたとき、悲しみに暮れ狼狽しました。」サルメティ・ジェリル氏は言った。「弟が生きられるのか死んでしまうのか、また何年監獄にいるのか
はわかりません。」

フセイン氏の命の懸念について聞かれると、フセイン氏の母と姉は涙を流しすすり泣きながら答えた。「もう12年息子には会っていません。」母スパンデルさんは答えた。 「ただただ息子に会いたいです。それだけで何も言いません、今私は死んでもよいのです。しかし会うのを許してもらえません。」

法廷での尋問でフセイン・ジェリル氏は陳述書に彼が署名しなかったなら「生き埋めにするか消す」と誓っていた公安に2週間にわたる激しい徹夜の取り調べを受けたと言った。
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「恐ろしいことです。」39歳の姉ヘイリグル・ジェリルさんは言った。「私は泣き叫びたかった。悪い夢でも見ているようです。私たちは望みもなく何度も泣きました。なんと不公平なことか。」

中国政府職員はカナダがフセイン・セリル氏がカナダ市民であるということを何度も拒否している。彼らはフセイン氏のカナダのパスポートにある名前さえ認めてることを拒否している。かわりに彼を「玉山江」という中国名で呼んでいる。そして彼が中国国民でテロリストであると言う。

「玉山江は東トルキスタン運動の中心人物である。東トルキスタン運動は国連から指定された国際テロ組織である。」中国外交部の報道官、姜愈は昨日言った。

「彼は何度もテロ活動にかかわり、国際的な逃亡者である。」

フセイン・ジェリル氏はウイグル少数民族の一員であり、中国西北部のトルコ系のイスラム教徒のひとびとで何十年にも渡り中国政府から迫害を受けている。中国はイスラム分離主義者は「東トルキスタン共和国」を建てるために暴力的戦闘行為を導いていると批判している。

フセイン・ジェリル氏は1990年代半ば中国から逃亡し、中央アジアとトルコを経てカナダで難民の地位を得るにいたった。彼は普通の家庭の男であり、イスラムの本を読み隣国ウズベキスタンで家族の糧を得るため商人として働いていた、と彼の友人は語る。

「彼はクルアーンを読むがそれで彼がテロリストであると言うことにはならないです。」姉は言った。「もし彼がイスラム教の本を読まず、中国を離れなかったならこういう事は起きなかったでしょう。私たちは弟を信じていますし、彼はどんなテロ活動にも参加していないでありましょう。弟とは過去12年の間電話だけで話しましたがそのようなことは全く言っておりませんでした。彼は子供たちと勉強のことについてたずねただけです。」

カナダ グローブ&メール紙 2007年2月8日
http://www.theglobeandmail.com/servlet/story/RTGAM.20070208.w2celil0208/BNStory/International/?cid=al_gam_nletter_newsUp

カナダCTVの家族がインタビューに答えている動画

ラビア・カーディル紹介サイト↓

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