半ぐれ行政書士の徒然日記-Ⅱ

信州は小諸の半ぐれ行政書士
仕事のこと、地域のこと、様々な出来事を徒然なるままに書き記します

思いやりの心で目を向けること

2006年11月16日 | PTA・子どもたちと

●顧問先の橘倉酒造さんに今月8日から下旬までの日程で養護学校の生徒さん3名が職業体験に来ています。
 先日会社に仕事で伺うと「おはようございます」と元気な声が生徒さんから聞こえてきました。仕事ぶりも真面目で黙々と作業をしているようです。
 午後3時になり、事務所にいると付き添いの先生と生徒たちが一人ひとり個別に反省会を始めました。
 先生「〇〇さん、今日は××について自分からよく気がつき行動ができました。しかし、△△については、どうだったでしょうか?」
 生徒「・・・」
 先生「先生は・・・と思いますよ。明日は是非△△を□□してみましょう。」
 こんなやりとりが生徒と先生の間でお互いに目を見ながら真剣になされていました。ある生徒は、先生の厳しい指摘に今にも泣きそうになりながらも必死にこらえて頷いていました。
 会社の方にお聞きすると毎日こうした反省会を開き、ただ褒めるだけでなく、悪いところもしっかり指摘する指導をしているとのことでした。
 わずか3人とはいえ生徒の様子を事細かに観察し、厳しくも温かい心で目を向け、生徒達が自立していけるよう励ましているこの先生の姿勢に私は感動しました。そして、きっとこの先生は学校でももっと多くの生徒一人ひとりに目を向けていることが想像されました。
 一般の小中学校でもそうですがこの先生のように、一人ひとりの児童生徒に思いやりの心をもって目を向けていただければ、自殺やイジメといった問題も少なくなるように思います。

●今日の午後はPTA主催の人権講演会が小学校でありました。
 講師は落語家の入船亭扇好師匠です。師匠はお隣の佐久市のご出身で、私もお名前だけは存じておりました。
 5・6年生の児童と保護者を対象に前半は落語の世界の話をされ、後半で落語を一席してくださいました。
 子どもたちは師匠のお話や落語に爆笑の連続。私も20数年前に銭湯の“ビラ下”券で新宿末広亭の寄席に何度か行って以来となる久振りの生の落語で楽しませてもらいました。
 落語家も師匠に入門をしてから数年間の下積みをするそうですが、扇好師匠も下積み時代、自分の師匠を良く観察することから始め、師匠が何を欲しているか、何をすれば喜んでもらえるかを相手の気持ちになって必死に考え行動したそうです。
 すると“相手に気持ちよくなってもらえば、自然と自分も気持ちがよくなる”ことに気がついたそうです。

 今の時代、とかく自分のことだけしか見れない人(自己中)が多い中(私も自分自身を反省しつつ)、お二人のように人に対して思いやりの心をもって目を向けられる人になりたいと思う半ぐれでした。
 
 
 



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