半ぐれ行政書士の徒然日記-Ⅱ

信州は小諸の半ぐれ行政書士
仕事のこと、地域のこと、様々な出来事を徒然なるままに書き記します

行政書士の原点に立ち返る(2)~実は何の目的意識もないまま開業したのだ・・・

2005年10月27日 | プロローグ
 前回このタイトルの記事を書いてから1ヶ月が経とうとしています。
 いつか書かねばと思いつつも何から書けばよいのか、考えつつ時間が経過してしまいました。あまり難しく考えすぎると書けなくなりますので、取り敢えず、思いつくことから書いていこうと思い筆をとります。
 悪い見本として、少しでも受験生の皆さんや、新たに開業した先生方に何かの参考になればと思い、恥を恐れず書きたいと思います。

 前回“あなたは何をするために行政書士になったのですか?”などと偉そうに書きましたが、実は開業時、私自身がこのことに答えることができなかったのです。

 そもそも司法試験受験生の時に行政書士に対する具体的なイメージを持たないまま、“腕試しのつもりで”と先輩に誘われるまま試験を受け、運よく合格したのが17年前です。
 平成9年に開業する際も、“厳しいとは聞いているが何とか食べていけるだろう”という程度の認識で、行政書士として何をしたいのか確たる目的意識もなくスタートしたのでした。

 それまでの私は、司法試験の勉強をしていたときは弁護士になって社会的弱者の救済を図りたい。また井出正一先生(元衆議院議員・元厚生大臣)の秘書をしていたときには、国政とのパイプ役として国民の小さな声でも国政に反映されるようにしたいと、身の程知らずと云われようとも常に自分なりの目的意識があったからこそ全力で走ってこれたのだと思います。
 しかし、開業してから暫くの私は、行政書士の資格を取得した経緯やスタート時の気持ち、さらに広範な業務範囲と事務的要素が強いことなどから、自分なりの行政書士像を見つけられないまま、見つけようともしないまま、いたずらに時間だけを費やしてしまいました。
 従って、仕事をしていても充実感がない、あまり生きている実感すらないまま、悶々とした日々を過ごしていたのでした。



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