「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

薬害肝炎訴訟

2007-12-22 10:48:36 | Weblog
毎日の新聞を見ると胸を痛めるような悲惨な事件が後を絶ちません、人間が信じられなく、誰を信じればいいのか?
そんな毎日ですが、先日の薬害肝炎訴訟全国原告団の記者会見を見て久々に心洗われるようでした。
原告団は自分達以外の薬害肝炎の被害者も共に救済することを要求してきました、政府に予算が無いなら自らの保証額を引き下げても全面解決を目指しました。

国が承認し、製薬会社が製造販売した危険な血液製剤によって被害を受けました。原告は何の落ち度もありません。
厚生省は自らの過ちを認めました、しかし被害者の一律救済には応じませんでした。
原告が求める一律救済は、国と企業が薬害肝炎の責任を認めて謝罪し、全ての被害者を汚染血液製剤の投与の時期、種類にかかわらず救済することです。
当然の要求と思われます。
スモン、薬害エイズ、そして薬害肝炎と今なお続く薬害、国がしっかりとした救済することが薬害の根絶に繋がるように思います。


原告の1人は「命の時間は他人分けてあげることが出来ません。同じように救済して欲しいと言っているだけです。残された被害者を見捨てて裁判を終えることは出来ません」と語りました。
自らの命についても心配される状態で、他人のことも同じように考えられる原告団の闘う姿勢に感動を憶えました。

人間の「尊厳」をかけたたたかいが、原告団の当然の要求を満たす方向で一日も早く解決される事を望んでます。

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1 コメント

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Unknown (草木堂)
2007-12-23 12:30:10
とりあえずの決着をみることができよかったと思います。ただ、内閣支持率やら選挙のための判断でないことを願うばかりです。
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