「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

「何処でも同じよう」

2007-12-11 18:03:06 | Weblog
先日のブログで松の卸値を書いたところ大勢の生産者、小売店から沢山のお叱りを受けた、中には「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と思われる投稿もあったが大方は真面目に「現状の小売店の状況から考えて、卸値を消費者に知られるのはいかがなものか?」との意見が大半でありました。
先日のブログの真意は、一つはまだ松を買っていない人が大勢いる中での仕入れの目安、まづまづの若松が50円から60円であれば安いのではないですか?からげ松も高いけれど40円であればしょうがない所でしょ、とのこれからの買出しの目安して書いた。
二つ目は今後は生産者、市場、仲卸がもっと適正な値段を出せば相対が増え、松の取引では将来的には相対が主流になるのではと書いたつもりでした。
卸値は毎日新聞紙上で発表されています、生花だけでなく鮮魚、野菜、果物、精肉、生鮮だけでなく卵から乾物ものまであらゆる取引されている商品です。
異論を唱えた人は「新聞紙上の片隅に小さな文字で書いてあるものは誰も見ない」とのことでした。
新聞が誰も見ないものを毎日掲載し続けるでしょうか?要求があるから掲載されるのであって当然毎日見ている読者が存在するのです。
「新聞はいいがブログはいけない」特に「仲卸がブログに価格を書くのはいけない」私は消費者に卸値を知らせるために書いているのではありません、たまたま消費者がブログを覗き先日の極上品100円~150円、使えるもので50円を切るものがなかった、からげ松が40円~60円を見たとして、果たしてどのように小売の現場で混乱が起きるでしょうか?
私にはどのように考えても小売の現場で混乱がおきることはないのではと思います。
私自身も昨年より何軒かの小売店をやっております。仲卸が小売店をやったことへの批判については甘んじて受けますとこのブログでも書きました、しかし可能な限りそのデーターは公開をして皆様にも使って頂くことを胸としております。
勿論「SO」の近くで競合している花屋さんはフローレに敵意をもっても当然でしょう。
今後、花卉業界もボーダレスの時代へ望むと望まないにかかわらず向かうことは必死です。
その世界で生き抜くということは相当の力を持つか、仲間でグループをつくるか、小売店が卸や仲卸との提携を考えるとか、抜きん出た技術、多くの顧客を囲い込んでいるとか何かの方策が必要だと思っています。
フローレも来るべき時代でも生き抜ける力が必要と考えています。
何度も皆さんのコメントを読み直しました、しかしながらどうしても先日のブログで書いた松の値段が不当だったとは思えません、更なる皆様のご投稿をお持ちしています。
キャベツの卸値が消費者に知れても、花の卸値が万が一知れたとしたらいけませんか?店頭ではかなり高い技術と接客で一本一本の花を売っています。当然の対価として胸を張ってお客さんから正当な代金を受け取るのは当たり前のことだと思います。
誹謗中傷でない限り多くの人の意見をお待ちしております。