世界の穀物在庫が史上最悪の状態が続いております。1970年代前半が史上最悪だと言われましたが、その数字を上回る結果が発表されました。
世界の消費が生産を上回る状態がが続いています、それが世界の穀物相場を押し上げる要因にも成っております。
農水省の需給動向によると、2007年度から2008年度にかけて世界の穀物在庫率は最新発表で15%となり、55日分を割りこんだことになります。
国連の食料農業機関は貿易上の安全在庫水準を17%から18%に設定しています。
70年代の危機は米国、豪州、欧州の増産で乗り切りましたが、地球温暖化による水不足、都市化、工業化、による農地の減少で増産の見込みが無い。
アジア、アフリカの人口増、トウモロコシなどのバイオ燃料への転化、更なる穀物在庫率の悪化が心配されています。
大きく外国に依存しているわが国の穀物は、今や米さえも、稲作農家が米を作ることへの不安が渦巻いています。
安心して農業ができる環境と安全な食料を食べることができる環境を、国は今こそ、創る努力をして頂きたいと思います。
世界の消費が生産を上回る状態がが続いています、それが世界の穀物相場を押し上げる要因にも成っております。
農水省の需給動向によると、2007年度から2008年度にかけて世界の穀物在庫率は最新発表で15%となり、55日分を割りこんだことになります。
国連の食料農業機関は貿易上の安全在庫水準を17%から18%に設定しています。
70年代の危機は米国、豪州、欧州の増産で乗り切りましたが、地球温暖化による水不足、都市化、工業化、による農地の減少で増産の見込みが無い。
アジア、アフリカの人口増、トウモロコシなどのバイオ燃料への転化、更なる穀物在庫率の悪化が心配されています。
大きく外国に依存しているわが国の穀物は、今や米さえも、稲作農家が米を作ることへの不安が渦巻いています。
安心して農業ができる環境と安全な食料を食べることができる環境を、国は今こそ、創る努力をして頂きたいと思います。
畑の周りに鉄条網を張る時代が来るかもと言う人もいますが、あながち冗談に聞こえなくなってきたようです。
もちろん食物生産の問題とともに、市場外流通もその要因となると考えています
米の流通を自由化する「主要食糧法」が改定されたのが2003年です、事実上政府の管理責任を放棄した法案です。
国産米の在庫は極力減らす政策をとり、米の値段が下がるのを促進してるように見える措置です。
背景にはFTI(自由貿易協定)の受け入れなど、輸出産業の犠牲に米農家がなっている様相です。
WAT(世界貿易機関)のミレニアムアクセス(最低輸入機会保障)により外国産米の輸入がおこなわれ毎年77万tが輸入されています。
米の生産コストは60kgあたり16824円かかるとされています、米生産費を補えない価格が続いています。
政府が片方で食料自給率の大幅な引き上げを目指しながら、片方では米価の採算割れを放置している姿を見ると不信感が募ります。
二つ目は政府の方針としてではなく、とうもろこしや大豆を使ったエタノール燃料は中止すべきだと思います、世界的食糧危機が叫ばれながら、食料を車を走らせる燃料にというのは納得できません。
まだありますが今日はここまでとしておきます。
でも、国の政策だのみでは、、、何ら進歩ありません。
誰かのせいにしている間に、食べ物がなくなってゆく状況もなきにしもあらずです。