スーパーオオゼキの社長名で本が送られてきた。創業50周年を向かえ創業者佐藤達雄前会長と奥様正恵さんの創業からの「思い」を綴った「商景」オオゼキ創業者佐藤達雄の魂という本だった。
佐藤達雄前会長は昨年4月に帰らぬ人となってしまった、作者は07年一月から3月まで短い間だが前会長より聞き取りで書き上げた本である、前会長死後はできるだけ身近にいた前会長と縁があった人を、訪ね歩き書き上げた。
オオゼキが今もなぜ、これほどまでに大勢の人に愛されるのか?その秘密が余すことなく綴られている。
当社がオオゼキ大森店に出店して一ヶ月余り経つ、大森店「SO」が大変苦戦を強いられている。
苦戦の理由がこの本「商景」を読んでみるとなるほど思われるところが幾つかある。
オオゼキの視点の全てはお客さんにある、お客さんに喜んで頂けることは、骨身を惜しまないでやる。
お客さんが喜べば、店が繁盛する、繁盛すれば沢山商品がいるので問屋が喜ぶ、店が潤えば従業員株主にと循環する。
この循環のおおもとはお客さんであることが何時もオオゼキの中心にある。
大森「SO」は100%オオゼキにいらっしやったお客さんを相手に商売をしている、我々の創った「SO」のコンセプトにお客さんを合わせてもお客さは合わせてくれない、50年のオオゼキの歴史が創ったコンセプトがありこのコンセプトに共鳴した大勢のお客さんが毎日列をなしやってくる。
「SO」はこのオオゼキのコンセプトを理解し、品揃え、価格、鮮度を重視した商売へと切り替えなくては成らない。
本の中から判りやすい記述を紹介する。柴野店長(雷門店長・オオゼキ伝説の店長)は20年紀ノ国屋青山店、国立店を経験した食品専門のベテランです。
紀ノ国屋では、商品の表を奇麗にむけて陳列しないと叱られる。ある日、倉庫からの品だしをして、奇麗に並べていた。
「柴野君、なに積み木やっているの?」との会長の声がした。オオゼキでは特売で陳列するときに、商品が横を向いていようが、多少斜めになってガタガタになってようがいいんです。整然と並べていると、会長があんまり奇麗に並んでいるとお客さんが手を出しににくいよ、と言うんです。
それに、奇麗に陳列している時間がムダ。並べるための陳列じゃない。売るための陳列なんだ、と。紀ノ国屋は見せる陳列だった。オオゼキは売るための陳列なんです。だから、格好とか、形にこだわらない。
それはお客さんの得のならない。それより買いやすくて、気軽に手を出せるちんれつのほうがおきゃくさがよろこぶんじゃないの、と。
これ一つ取ったら商品が崩れちゃうんじゃないかと思ったら、買いにくいよねと、埋っていないとみっともない?なくなっているほうが、お客さんが売れていると思うでしょ。発想が逆だよ、と。それはそうだなと思いました」
今後の大森店「SO」の建て直しに多くのヒントを与えてくれた一冊の本でした。
佐藤達雄前会長は昨年4月に帰らぬ人となってしまった、作者は07年一月から3月まで短い間だが前会長より聞き取りで書き上げた本である、前会長死後はできるだけ身近にいた前会長と縁があった人を、訪ね歩き書き上げた。
オオゼキが今もなぜ、これほどまでに大勢の人に愛されるのか?その秘密が余すことなく綴られている。
当社がオオゼキ大森店に出店して一ヶ月余り経つ、大森店「SO」が大変苦戦を強いられている。
苦戦の理由がこの本「商景」を読んでみるとなるほど思われるところが幾つかある。
オオゼキの視点の全てはお客さんにある、お客さんに喜んで頂けることは、骨身を惜しまないでやる。
お客さんが喜べば、店が繁盛する、繁盛すれば沢山商品がいるので問屋が喜ぶ、店が潤えば従業員株主にと循環する。
この循環のおおもとはお客さんであることが何時もオオゼキの中心にある。
大森「SO」は100%オオゼキにいらっしやったお客さんを相手に商売をしている、我々の創った「SO」のコンセプトにお客さんを合わせてもお客さは合わせてくれない、50年のオオゼキの歴史が創ったコンセプトがありこのコンセプトに共鳴した大勢のお客さんが毎日列をなしやってくる。
「SO」はこのオオゼキのコンセプトを理解し、品揃え、価格、鮮度を重視した商売へと切り替えなくては成らない。
本の中から判りやすい記述を紹介する。柴野店長(雷門店長・オオゼキ伝説の店長)は20年紀ノ国屋青山店、国立店を経験した食品専門のベテランです。
紀ノ国屋では、商品の表を奇麗にむけて陳列しないと叱られる。ある日、倉庫からの品だしをして、奇麗に並べていた。
「柴野君、なに積み木やっているの?」との会長の声がした。オオゼキでは特売で陳列するときに、商品が横を向いていようが、多少斜めになってガタガタになってようがいいんです。整然と並べていると、会長があんまり奇麗に並んでいるとお客さんが手を出しににくいよ、と言うんです。
それに、奇麗に陳列している時間がムダ。並べるための陳列じゃない。売るための陳列なんだ、と。紀ノ国屋は見せる陳列だった。オオゼキは売るための陳列なんです。だから、格好とか、形にこだわらない。
それはお客さんの得のならない。それより買いやすくて、気軽に手を出せるちんれつのほうがおきゃくさがよろこぶんじゃないの、と。
これ一つ取ったら商品が崩れちゃうんじゃないかと思ったら、買いにくいよねと、埋っていないとみっともない?なくなっているほうが、お客さんが売れていると思うでしょ。発想が逆だよ、と。それはそうだなと思いました」
今後の大森店「SO」の建て直しに多くのヒントを与えてくれた一冊の本でした。
苗も きちんと入っているよりも、抜いておいたほうが数倍売れますし。。。
時間があれば もう少しディスプレイを完璧にして行きたい鷺沼ですが。。