女装子愛好クラブ

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サン ローラン、 オスカー・デ・ラ・レンタ、 バニティフェア、 シモーヌ・ペシモーヌ・ペ レール、 ルウ、 マルヴェル、 メイドンフォーム~『ナイロンの罠』に出てくるブランドです

2022年02月03日 | 女装子愛好日記
リモートワークなので、夜の自由時間がたっぷりあります。
先日ご紹介したデジタルブックで、館淳一先生の『ナイロンの罠』を読み返しました。
いやあ、いいですね。
初めて読んだ時の感動を思い出しました。
今回再読して、ランジェリーの一流ブランドを館先生がきちんと挙げています。
さすが館先生です。
こうした細かいところにも気を配られています。

以下、引用です。

特に私を狂喜させたのは、女性として成熟した姉が、下着も含め豊富な衣裳を持っていたこと だ。
下着の入ったタンスの引き出しをこっそり開けたとたん、 私は目のくらむ よう な 色彩 に 息 を 吞 ん だ もの だ。
白、 ベージュ、 ピンク、 赤、 オレンジ、 サックス・ブルー、 ラベンダー、 黒……。
それ は まさに セクシャル な 色 の 花 が 咲き乱れる 花園 だっ た。
しかも、 パンティ だけ とっ ても、 ふつう の ビキニ から、 フンドシ に 近い 三角 の 布 片 まで、 さまざま な デザイン の もの が 揃っ て い た。
スリップ も、 パンティ が 見え そう な 超 ミニ 丈 から ロング ドレス 用 の 裾 の 長い もの まで 揃え られ て いる。
もともと おしゃれ だっ た 姉 は、 裕福 な 青年 実業家 と 結婚 し、 自分 も 共同 経営者 として さまざま な 衣裳 で 客 の 前 に 現れる 身 に なっ て、 惜し 気 も なく 身 に 着ける もの に 金 を 注ぎ こん だ もの らしい。
だから 私 は、 ひとり ぼっ ち で 過ごす 夜、 実に さまざま な 下着 に 身 を 包ん で み た。
サン ローラン、 オスカー・デ・ラ・レンタ、 バニティフェア、 シモーヌ・ペシモーヌ・ペ レール、 ルウ、 マルヴェル、 メイドンフォーム……。 一流 ブランド の 絶妙 な 肌 ざわりを 持つ パンティ、 スリップ、 キャミソール、 テディ、 ネグリジェ に 身 を 包ん で 家 の 中 を 歩き回る のは 楽しかっ た。
特に 気に入っ た のは、 ジバンシィ で 発売 し て いる 黒い 下着 の 三 点 セット だっ た。
ブラ、 パンティ、 ガーター ベルト は みんな サテン タッチ の ナイロン で、 実に 繊細 な レース の 飾り が 付け られ て い た。
やはり ジバンシィ で 出し て いる シーム 入り の 黒 ストッキング は、 十 二 デニール という 驚く べき 薄 さと 弾力性 を 持っ て い て、 それ を 穿く 時 の 快感 といっ たら 無かっ た。
しかも チビ な 私 は 大柄 な 姉 より 背 が 低い くらい だっ た から、 彼女 が コレクション し て いる シャルル・ジョルダン の 優美 な ハイヒール を 苦 も なく 履き こなす こと が 出来 た。
なまめかしい 黒 の ブラジャー( もちろん パット を 入れ て)、 パンティ、 ガーター ベルト に 黒い ストッキング。 それ に 黒い エナメル の ハイヒール を 履い て ベッド に 横たわり、 絹 の 手袋 を はめ て 下着 を 穿い た まま ***ー を し て、 鏡 の 中 に 悶える 愛らしい 少女 と なっ た 自分 の 映像 を 眺める のは 最高 の 快楽 だっ た。
出所『ナイロンの罠』館淳一著・フランス書院文庫

※改行は引用者が行いました。また引用者の判断で一部伏字にしています。ご了解ください。

『ナイロンの罠』はこちらに所収されています。


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