女装子愛好クラブ

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昭和54年 日暮里

2016年01月31日 | 私的東京女装史
昭和54年 日暮里にエリザベスが開店した。

スポーツ紙の風俗リポート欄でこれを知った私は、大学の帰りにいくことにした。

日暮里は布地の街。
だから、ここにしたのかな、と思ったことを覚えている。

店はすぐに見つかった。
しかし、幼い大学生のドアが押せない。
店の周りの商店街をうろうろとうろついた。

そして、勇気を出して入店。
入ってしまえば、なんていうことはない。
女性用下着や洋服が輝いている。
しかし、高い。
大学生が買えるものはなかった。

カウンターの店主と高齢のお客さんが話し込んでいた。

「女装して夜行列車で登山にいったんだ」
「そうしたら、同じボックスにいる男性、大学教授といったかな、と仲良くなって、お酒とかを勧められた」
「別れ際に、電話番号を教えてくれというから、事務所の電話番号を教えたよ」
「そうしたら、数日して電話がかかってきた」
「当然、男の声でとったら、その大学教授だったんだ」
「こっちもそんなことはなれているからね、少々お待ちくださいといって待たせて、...」
「女声で『おまたせしました、今出たのは兄です』と答えたさ」
「それでデートに誘われてね.....」

こんな世界が現実にあるんだ、と大きなショックを受けたのだった。


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1 コメント

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Unknown (蒲谷洋子)
2019-04-18 22:07:25
私の店内女装の始まりはエリザベス会館で1989年3月1日のことでした。当時は神田にありましたが、フロアが狭いなりに機能的に各階設定されており、都営新宿線岩本町駅の出口から2件程隣、ほとんど他人に女装目的の入館と悟られにくい立地が魅力的でした。
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