EU気候・エネルギー担当欧州委員と会談

2017年06月12日 | 国際会議

11日16:00~(日本時間23:00)

ミゲル・アリアス・カニエテ  EU気候・エネルギー担当欧州委員と会談をいたしました。

会談では、トランプ政権がパリ協定からの離脱表明に失望したと伝えるとともに、気候変動問題は国際社会全体が取り組むべき課題でありパリ協定の着実な実施への強固な意思を日本・EU等の主要国が示す必要がある、と伝えました。

カニエテ氏は、「EUも失望している、懸念しているのは単発で終わらず、今後国連海洋条約やICAO(国際民間航空機関)、モントリオール議定書などにおいても同様なことを繰り返すのではないかと危惧する。」「アメリカがグローバルな資金を支払わないことになれば、もちろん日本にも資金問題で大きな影響を与えると考える、日本の考えは?」私からは、資金の問題は当然出てくるであろうとは考えているが、具体的に出てきた際に日本政府全体として考えてことになるだろう」と、またいろんな国が知恵を絞っていく必要がある、とも話しました。


環境大臣会合初日の議論を終えての取材

2017年06月12日 | インタビュー・新聞記事等

11日17:30より、NHK社と共同通信社から、G7イタリア環境大臣会合初日の議論を終えての取材を受けました。

やはり質問の多くは、パリ協定からの離脱を表明した米国プルイット長官との個別会談の内容についてでありました。

取材の様子・内容につきましてはNHKでの放送や各新聞に掲載されております。


G7環境大臣及びEU担当欧州委員との公式フォトセッション

2017年06月12日 | 国際会議

11日11時過ぎ(日本時間19時過ぎ)にG7環境大臣及びEU担当欧州委員、アウトリーチ国環境大臣と中庭にて。

公式フォトセッションの後、アメリカEPA長官のプルイット氏と早朝のバイ会談に続き中庭噴水広場で立ち話。

フォトセッションにより世界のマスメディアが集まっていた中でのプルイット氏とのイレギュラーな2ショットにより、多くの警備とメディア及び関係者に取り囲まれての雑談に。バイ会談で互いの野球好きがわかり今度一緒に試合を見に行こうといった話、また長官がファンであるワシントンナショナルズの野球帽を記念に頂戴しました。

 


エスピノーザUNFCCC事務局長とバイ会談

2017年06月12日 | 国際会議

11日日曜10:30~(日本時間17:30)、米国プルイット長官に続き、エスピノーザUNFCCC事務局長とバイ会談を行いました。

エスピノーサ氏とは昨年のCOP22マラケシュ以来の再会となりました。アメリカのパリ協定離脱に関しての話が中心となり、先程のプルイット長官会談で今回の米国のパリ協定離脱は残念で失望した旨と気候変動問題は一国の努力では解決しないと申し上げたことを伝え、このような局面だからこそパリ協定の着実な実施への強固な意思を世界に示す必要があり事務局長に期待したいと伝えました。

エスピノーサ氏からは、日本は気候変動において特別な役割を担うリーダーであり、米国への対話でもリーダーシップを発揮してくれるものと期待している、と。最後に、日本は国内対策を一生懸命行うことにより途上国が気候変動対策に取り組みやすいようにしていく。そして手助けを求める国を支援していきたい。と申し上げました。