平成25年8月23日(金曜日)午前
空き家対策推進議員連盟として墨田区内の空き家状況調査を行いました。
今年3月8日に議連を設立し7回に及ぶ勉強会を開催
空き家の現状課題を全国にさきがけ条例等で推し進める自治体からヒアリングを行うとともに総務省・法務省・国交省・環境省・衆議院法制局等幅広く関係する役所から行政代執行や固定資産課税等あらゆる観点からの問題についての勉強会を行ってまいりました。
今回ようやく墨田区選出の松島みどり議員に案内頂き東京下町でスカイツリーに近い墨田区京島で視察を行いました。
先ずは区役所で墨田区の空き家の現状と取り組みの話を伺いました。
冒頭「この空き家対策においては地方議会のほうが危機感と問題意識を持って対策に取り組んでいるかもしれない、国もこの問題に積極的に取り組み実効性ある空き家対策の法案化に向けて努力し、できれば臨時国会で提出したい」旨挨拶させていただきました。
墨田区では空き家だけでなく居住していても適正に管理ができていない老朽建物も条例の対象にし、区の強い姿勢で勧告、命令、代執行を規定しています。
また老朽建物等審議会を設置し私権の制限等に関して第3者的立場からの意見聴取も行うなど、かなりしっかりとした対策を講じています。
下の写真はポケットパーク 「こぞう一休(路地尊)」 京島3丁目
ここは路地文化再生まちづくり事業の一環として空き家跡地を墨田区が買い取り、雨水利用による貯水槽とし緊急車両の通行が難しいエリアの、初期消火のための防火施設としています。
地域密着型防災のモデルケースの一つです。
今後の課題としては家屋等の税務情報が非公開のため家屋所有者をいかに確定させるか、あるいは管理不全東急建物情報を関係部署・各種団体等と共有・連携を図ることが求められています。