G7環境大臣会合閉幕

2017年06月14日 | 国際会議

12日最終日15:00~(日本時間22:00)

14:30からのファイルセッションで成果文書を採択し、共同記者会見に臨みました。

「アメリカがパリ協定脱退方針を表明する中、コミュニケの形でG7の結束を示すことができたことは大きな成果です。また、資源効率性・3Rの分野で、昨年の富山環境大臣会合で合意した【富山物質循環フレームワーク】を踏まえた【ボローニャ・5ヶ年ロードマップ】を採択出来たことも大きな成果です。

G7をはじめとする各国と連携して環境対策を強化するとともに、気候変動においてはゆらぐことなく国内排出削減に取り組むことで、パリ協定に基づく世界全体の排出削減に貢献してまいります」この共同記者会見をもって二日間に及んだG7環境大臣会合は閉幕いたしました。


キャサリン・マッケナ大臣と会談

2017年06月13日 | 国際会議

6月12日大臣会合最終日 11:00~(日本時間18時) カナダのキャサリン・マッケナ大臣と会談を行いました。

先日、トルドー首相と安倍首相との電話会談があり、日加で連携して米国に呼びかけて行くことを確認したばかりです。我々閣僚レベルでもしっかりと連携をとっていきたい、と申し上げました。

マッケナ大臣からは、「昨年のG7環境大臣会合があった富山は素晴らしかった」とお誉め頂き、また米国離脱に関し、トルドー首相からトランプ大統領にパリ協定に残ることに経済的メリットもあると申し上げた、との話も。カーボンプライシングやクリーンエア・ウォーターのためのイノベーションなど意見交換をいたしました。


EU気候・エネルギー担当欧州委員と会談

2017年06月12日 | 国際会議

11日16:00~(日本時間23:00)

ミゲル・アリアス・カニエテ  EU気候・エネルギー担当欧州委員と会談をいたしました。

会談では、トランプ政権がパリ協定からの離脱表明に失望したと伝えるとともに、気候変動問題は国際社会全体が取り組むべき課題でありパリ協定の着実な実施への強固な意思を日本・EU等の主要国が示す必要がある、と伝えました。

カニエテ氏は、「EUも失望している、懸念しているのは単発で終わらず、今後国連海洋条約やICAO(国際民間航空機関)、モントリオール議定書などにおいても同様なことを繰り返すのではないかと危惧する。」「アメリカがグローバルな資金を支払わないことになれば、もちろん日本にも資金問題で大きな影響を与えると考える、日本の考えは?」私からは、資金の問題は当然出てくるであろうとは考えているが、具体的に出てきた際に日本政府全体として考えてことになるだろう」と、またいろんな国が知恵を絞っていく必要がある、とも話しました。


G7環境大臣及びEU担当欧州委員との公式フォトセッション

2017年06月12日 | 国際会議

11日11時過ぎ(日本時間19時過ぎ)にG7環境大臣及びEU担当欧州委員、アウトリーチ国環境大臣と中庭にて。

公式フォトセッションの後、アメリカEPA長官のプルイット氏と早朝のバイ会談に続き中庭噴水広場で立ち話。

フォトセッションにより世界のマスメディアが集まっていた中でのプルイット氏とのイレギュラーな2ショットにより、多くの警備とメディア及び関係者に取り囲まれての雑談に。バイ会談で互いの野球好きがわかり今度一緒に試合を見に行こうといった話、また長官がファンであるワシントンナショナルズの野球帽を記念に頂戴しました。

 


エスピノーザUNFCCC事務局長とバイ会談

2017年06月12日 | 国際会議

11日日曜10:30~(日本時間17:30)、米国プルイット長官に続き、エスピノーザUNFCCC事務局長とバイ会談を行いました。

エスピノーサ氏とは昨年のCOP22マラケシュ以来の再会となりました。アメリカのパリ協定離脱に関しての話が中心となり、先程のプルイット長官会談で今回の米国のパリ協定離脱は残念で失望した旨と気候変動問題は一国の努力では解決しないと申し上げたことを伝え、このような局面だからこそパリ協定の着実な実施への強固な意思を世界に示す必要があり事務局長に期待したいと伝えました。

エスピノーサ氏からは、日本は気候変動において特別な役割を担うリーダーであり、米国への対話でもリーダーシップを発揮してくれるものと期待している、と。最後に、日本は国内対策を一生懸命行うことにより途上国が気候変動対策に取り組みやすいようにしていく。そして手助けを求める国を支援していきたい。と申し上げました。


スコット・プルイット環境保護庁(EPA)長官とバイ会談

2017年06月11日 | 国際会議

11日7:45~(日本時間同日14:45)

アメリカのスコット・プルイット環境保護庁(EPA)長官とバイ会談を行いました。

私から今後両国間における協力していくべきテーマとして大気環境管理、水銀、環境教育の3つを提案、そして年に一回の事務レベルでの定期会合も提案しました。長官からは、燃料の多様性をうまく活用した排出量削減を重視していくこと。水銀が漁業資源に与える影響を懸念すること。水俣条約は今後も協力し推し進めていくこと。そして年に一回の閣僚会合と同二回の事務レベル会合をやりましょうと逆提案を受けました。

今回の会談での最大のテーマである気候変動について一言申し上げました。

「先日のトランプ大統領によるパリ協定からの離脱は率直に申し上げ失望しました」

「私は環境をライフワークとする政治家であり、京都議定書でも寄与してきた、パリ協定は地球の未来に寄与できる協定であり、その中でアメリカとともに地球に貢献する仕事をしたいと思う。」

「パリ協定が完璧だと思わないが、ようやくここまでたどり着いた、子や孫の将来世代に美しい地球を残したい。」「イノベーションは今後の重要な要素、経済成長と気候変動防止は両立できる、そのためにはアメリカの力が必要だ。」と。

プルイット長官からは、過去の経験でのリーダーシップと情熱を高く評価頂くとともに、「アメリカが気候変動問題に関わらないということは避けなければならない、CO2削減に意義ある形でアメリカも関わって行きたい。協定には離脱したが気候変動条約枠組締約国として残っている。他国への協力、イノベーションなど内外にしっかり協力していきたい。大統領も日本と国際的削減に協力していくとコミットした」とも。予定時間を大幅に超えてしまいましたが、率直に互いに思うところの意見交換ができたバイ会談になりました。


大臣ステートメント

2016年11月18日 | 国際会議

日本政府代表団長として、日本のステートメントを行いました。

パリ協定の早期発効に祝意を述べるとともにわが国としても協定の着実な実施に向けて国内排出削減はもとより国際的にも引き続き貢献していくこと、そして日本は中心的な役割を果たしていくことを述べました。


モロッコ・環境大臣とのバイ会談

2016年11月18日 | 国際会議

エルハイテ環境大臣とグローバル気候行動の促進について意見交換しました。

私からは「今回のCOPの特徴は、枠組みやルール交渉に加え、気候変動対策の行動、実行にも焦点が当てられていこと」としたうえで、わが国の自治体・企業の取組促進に参考になる経験・優良事例や展開方針をお聞きしました。


エスピノザUNFCCC 事務局長とバイ会談

2016年11月18日 | 国際会議

気候変動枠組条約事務局長に就任されたエスピノザ氏と会談を行いました。

パリ協定の実施に向けて世界全体の取組を、加速化できるよう意見交換したところです。

エスピノザ氏から「日本の支援イニシアティブに大変感謝します、事務局は20年以上交渉の支援に当たってきたが今後は実施の支援が重要で、途上国支援に一緒に取り組んでいくことを楽しみにしています」との言葉を頂きました。

なお、よく見るとほかの写真でも確認できると思いますが、モロッコに持参した「みきゃん」も国際会談でデビューしています。


メズアールCOP 議長とバイ会談

2016年11月18日 | 国際会議

メズアールCOP 議長とバイ会談

我々が、一致団結して世の中に温暖化対策に臨む力強いメッセージを出していくことが大切。日本はパリ協定のもと国際社会と連携し今後も中心的役割を果たしていきたい。各国の意見の隔たりの調整に、議長のリーダーシップを期待することを伝えました。

愛媛今治タオルをプレゼント、肌触りが世界一素晴らしいとPRいたしました。


タイ・スラサク天然資源環境大臣とバイ会談

2016年11月18日 | 国際会議

タイ・スラサク天然資源環境大臣とバイ会談を行いました。

「G77+中国」の議長国であるタイとの意見交換は、日本が途上国支援にしっかり取り組んでいく意味で重要なものです。そのような意識で先日発表したイニシアティブの話をいたしました。スラサク大臣からは、日本の力強い協力姿勢を示すものとして歓迎されました。

上記は会場入口でカロリーナ・スウェーデン環境大臣と

この日は16:30から大臣ステートメント。日本政府代表団長として、日本のステートメントを行いました。パリ協定の早期発効に祝意を述べるとともにわが国としても協定の着実な実施に向けて国内排出削減はもとより国際的にも引き続き貢献していくこと、そして日本は中心的な役割を果たしていくことを述べました。


3日目午後

2016年11月18日 | 国際会議

18:00JCMパートナー会合で各国からの代表と個別挨拶し、16か国の代表者と記念撮影。各国からは、JCMが温室効果ガスの排出削減のために重要な手段であること、そして今後もさらにJCMを推進していきたいとの期待が寄せられました。

JCMが進展し、日本の優れた技術が役に立っていることを実感しました。

:JCM=二国間オフセット・クレジット制度」= とは 日本が推進しているオフセット・クレジットの新たな枠組み。 途上国に対して温室効果ガス削減に関する技術や製品、サービスなどの普及や対策を行い、実現した排出削減や吸収が日本にもたらす貢献度を定量的に評価して、削減目標の達成に活用する。


「エネルギーと気候に関する主要経済国フォーラム」に出席

2016年11月17日 | 国際会議

エリアHのRoom23にて、9:00からケリー米国国務長官主催「エネルギーと気候に関する主要経済国フォーラム」に出席、この際にケリー長官に私から参加者皆さんのお願いとして「パリ協定を京都議定書のようにしてほしくない、そしてパリ協定を世界全体の共通の財産にしてほしい」と申し上げました。

これに対しケリー長官からは、「わかっている、我々は京都をいい経験として考えていきたい。京都議定書とは異なりパリ協定はもはや一部の国の動向に大きな影響を受けるものではない」との発言がありました。

※写真は会議終了後のぶら下がり会見の模様です。