旧(アイマスな)駄目人間の溜り場

(アイマスにはまってる)駄目人間の駄目な毎日。の跡地。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 7巻

2011-04-06 03:00:15 | 
というわけで、現行での最新刊7巻目。買いました読みました。
今巻の感想を端的に言うと、さすがのお兄ちゃんもこの桐乃には腹パンしたい。
そしてあまりの麻奈実さんの出番のなさに泣いた。

妹さんが仕事先の社長に言った「彼氏」さんに成り代わるために兄貴が一肌脱いだり、
その後言った「本当の彼氏」がいるのかいないのか。
などなど、相変わらず妹さんに振り回されっぱなしな感じで話が進みつつ、
一方で黒猫さんとの前回から引き続きの関係の変わりっぷりや、
2度目を迎えた夏のコミケに皆で参加してみたり……という感じで進む。

で、基本的には上述のように、いつもどおり、文句を言いながら、心中でも言い訳しながら、
京の字が妹さんに振り回されるわけである。
これに関しては特に何一つ問題ない、というか本当にいつもどおりである。
では何が問題なのかというと、今回の振り回しっぷりの方向性。
いつもは、桐乃の振り回しっぷりは、確かにDQNなんですが、だからこそ、
家族だからこそ許されるラインの行動である。
例えば、年上の男に対してタメ口以下の口調だったり、女の特権振りかざしての暴力だったり、
人をアシに使ったり諸々。

が、今回の偽の彼氏を連れてきて云々は、
むしろ兄妹間、家族間だからこそ、許されない行動。
その辺りはびっくりするほどガッカリして、この巻で一番の萌えキャラになってしまった、
高坂家のお父さんを見れば分かる事。
もうホント、最後の偽の彼氏連れてきた辺り、しかもその後に京の字に当り散らす辺りは、
桐乃が心底鬱陶しくて腹パンしたかったです。割とマジで。

兄貴の興味を引きたいのか、異性としてひきたいのか、その辺りの線引きも本人?の中で、
出来てないにもかかわらず、兄貴からは両方の気を引いていないと当り散らす。
もはやコミュ障というか、キの字になっているレベルで鬱陶しい。
リターンばかり求めているくせに、本人がギブを何一つしてない。
兄妹間のそれだけなら許されるんですが、異性間の関係を求めているくせに、
そちら側はリターン無しではやっていけないはず。と、まぁ、そんな感じ。

それにしても、今回被害をこうむった、お父さん、沙織、麻奈実さんが不憫でならない。
ていうか、語り部が京の字であるので、ずっと一緒でいるであろう麻奈実さん関連の描写は、
何もない、と描写されずに飛ばされてしまうのが不憫で不憫で仕方が無い。
あれだ、妹さん関連も、京の字が麻奈実さんと実を固めてからならちゃんとなると思うんだ。
帰ってくる港があるからこそ、外に飛び出して無理できるんだよ?男は。(プラネテス風味に)

あ、黒猫の告白関連?しらんなぁ?ヒロインって麻奈実さんだよね?
そんな巻。