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神奈川)アマ研究者採集のキノコ、新種だった

2014年07月11日 | きのこ情報
神奈川)アマ研究者採集のキノコ、新種だった
朝日新聞デジタル 足立朋子 2014年7月10日03時00分

 平塚市博物館は9日、県内の愛好者らが相模原市などで見つけたキノコが、新種と確認されたと発表した。1990年代に採集され、博物館に保管されていた標本が、専門家の調査で新種と判明し、5月の学会誌で公表されたという。

 杖のように長い柄が特徴のツエタケ類の「トゲミフチドリツエタケ」。胞子にトゲがあり、傘のひだに茶色い縁取りがあるのが名前の由来で、高さ10~15センチ、傘の直径は5センチほど。食用の可否は不明という。

 アマチュアの研究会「神奈川キノコの会」(事務局・秦野市)が95年、清川村の雑木林でこれまでにない特徴のツエタケを発見。その後も相模原市などで採集して標本にしていた。2012年になって標本目録を見た鳥取大農学部付属菌類きのこ遺伝資源研究センターの牛島秀爾助教らが、確認調査を始めた。

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標本のキノコ、実は新種

2014年07月11日 | きのこ情報
標本のキノコ、実は新種
カナロコ by 神奈川新聞 7月11日(金)7時3分配信

 「神奈川キノコの会」(城川四郎会長)が採集したキノコが、新種と判明した。平塚市博物館(同市浅間町)が保管している標本が、同館で初めて学名の基準となる「ホロタイプ」(正基準標本)に指定された。

 学名「ダクティロスポリナ ブルンネオマージナータ」と名付けられたキノコは、胞子に突起があり、ひだに茶色い縁取りがあるのが特徴。食用可能かどうか、毒の有無は不明という。

 1995年に清川村で、99年には旧津久井町(現相模原市緑区)にある仙洞寺山の雑木林で、いずれも同会が活動中に採集し、計11本が同館で標本として保管されていた。今回、99年採集の標本(大きいものでかさの直径約5センチ、柄の長さ約9センチ)がホロタイプに指定された。

 城川会長は96年の同会報で、「トゲミフチドリツエタケ」と仮に名付けて紹介。キノコを研究している鳥取大農学部の牛島秀爾助教が、97年発行の同館のキノコ類標本目録を見て注目し、調査した上で、同助教らが5月27日、日本菌学会の学術誌(電子版)で、ダクティロスポリナ属の一種とする論文を公開した。

 同館は9月15日まで、ホロタイプを展示。また8月31日には、城川会長と同助教が講演する。