内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

はじめての人間ドック

2022-07-22 23:39:01 | 雑感

 今日、日中、人間ドックで検査を受けた。まともな検査を受けるのは実に九年ぶりのことである。九年前は主な検査は胃カメラくらいだったから、本格的な検査は今回が生まれてはじめてのことである。
 その間、ずっと健康に過ごしてきたが、さすがにそろそろきちんと検査を受けておこうと思い、今回の検査を受けた。帰国前に妹の旦那さんが人間ドックに特化したクリニックに予約等すべて事前の準備を済ませておいてくれた。
 昨日昼以降、食事を抜き、水分補給だけとし、今朝はさすがにジョギングも休み、検査に備えた。検尿・採血・血圧・視力聴力検査など簡単に済む検査から始まり、胸部CT、頭部CT、がん腫瘍マーカー、胃カメラ、大腸カメラという順番。胃カメラ・大腸カメラの前に、腸管洗浄のために約二時間かけて洗浄剤を少しずつ飲む。総検査時間よりもこの時間の方が長かった。この二時間あまりの間、特にその後半、トイレに何度も行くことになる。看護師さんは一〇回くらいと言っていたが、私は一二回行った。お陰で最後はほぼ透明な液体が排泄されるだけになった。
 胃カメラを鼻から入れる前に麻酔薬を鼻から注入したので、検査中のことはほとんど覚えていない。大腸カメラが終わったおわりかけたところで看護師さんに声を掛けられて起き上がろうとしたときはまだ麻酔から完全に覚めておらず、診療台から降りるときに少し足元がふらついた。
 クリニックに入ったのが一〇時、出たのが一四時半であった。人間ドックに特化した完全予約制のクリニックで待たされることがないから、検査項目の数の割には早く済んだ。検査終了後、院長から説明を受けた。胃カメラと大腸カメラの画像を私に見せながら、胃に若干の炎症が見られるが気にするほどのことではなく、その他にはまったく問題がないとのことであった。すべての検査結果がわかるのは三週間後である。
 これで今回の帰国の一つの大きな目的が果たせた。
 明日からは、体を徐々に仕事モードに戻し、集中講義の準備と書評の推敲を進める。