時折
訪れる
ベーカリーヒロさん
お目当ては
もちろん
美味しい美味しいパン
なのだけれど
それと同時に
自身の中に
食物からだけでは
吸い上げられない
エネルギーとか
希望とかを欲するための
一冊をお借りするコトも
また
愉しみ。となった
ママさん図書館
館長は
写真の中から
生前と変わらない
微笑みで出迎えてくれる
けれど
なんだか
訪れる度に
リフレッシュして
若返ってらっしゃるように
映るから
不思議だ
今回
お借りした本の中に
其の種明かしがあった
小川糸さん
の
ツバキ文具店。
と
其の続編となる
キラキラ共和国。
優しくてあたたかいヒトたちが
たくさん登場する
其の誰もが
自身に正直で
他者との距離感を大切にしている
見えないキモチ
を
敢えて
見えるモノ
に
変換してくれる
手紙。
が
とても重要な役割を担っていて
うんと
時間が経てば経つほど
其の本質はくっきり
浮かび上がってくるコトを教えてくれる
生前は
ゆっくりお話しさせてもらえるような
間柄では無かったのに
愛読書を
ひとつ
またひとつ
紐解かせていただく度に
より深く
ママさんのお人柄や
生き様が
じわりじわり
染み渡っているような
気がしてならないのだ
手紙。のやりとり
に
通ずる
此の
愛読書つながり
本書の一文を拝借するならば
ー私自身が死なない限り、亡くなった人も
私の中ではずーっと生き続けているんだー
手紙を書きたくなった。
いまはもう
夢でしか逢えぬ
大好きだったヒトたちに
きっと
其れらは
全て
ーありがとう。ー
で
閉じる
短くも
深い
ラブレター