あきらめないで
よかった
わすれないで
よかった
おもいつづけて
よかった
まっていて
よかった
不意
に
届いた
バースデーカード
頭の中
で
ファンファーレ
が
鳴る
ほんとうに
ほんとうに
生まれて来てよかった
すこやかに
この日
を
迎えられてよかった
そう
感謝した
カノジョ
が
何処へ居ようとも
ワタシ
は
此処
で
待っていよう
と
想っていた
カノジョ
が
元気で居てくれるなら
たとえ
二度と逢えなくても
構わない
そう
想っていた
ワタシ
は
自身
が
大好き
で
グングン
突き進むコト
の
心地好さ
と
勢いだけで
ほぼ
ほぼ
色んなコト
を
乗り切ってきた
気
が
するけれど
カノジョ
は
そんなワタシ
を
否定せず
ましてや
時には
スローダウンするコト
の
心地好さ
すら
与えてくれた
大袈裟だけれど
恩人
だと
想う
あまりにも
目の前
で
ワンワン泣く
ワタシ
に
ムスコ
は
困惑しながらも
「よかったねぇ。
オレの目から見ても
優しいヒトだったし
二人は仲良しやねぇって
想っていたもん。」
普段
は
口数少ない
のに
そう
証言台
の
参考人
の
ように
キッパリ
証明してくれた
今日
誕生日
を
迎えて
いちばん
最初
に
したコト
は
カノジョ
への
手紙
を
書くコト
だった
なんと
シアワセ
な
一年
の
始まり
だろう!
心底
うれしくなった
次なる
500円玉貯金
の
目的
が
決まった
いつか
また
カノジョ
に
逢える
その為にも
ますます
健やか
で
いよう
そう
誓った