させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

大正乙女ロマンチシズム

2012-10-23 22:28:46 | 日々のこと
家を持って

十二年目に

なりますが

想い出も

思い入れも

点在している

空間は

毎朝目醒めの時に

未だに

ささやかな

感動を

与えてくれます


せめて

自分の居場所なりと

良い意味で

我が儘で

いたいものです


それでも

もし

もう一軒

家を持てるのなら

大正時代の

洋館に

憧れます

本物の

煉瓦や石積みの

小さな教会のような

出窓やステンドグラス

サンルーム・・

創造すると

うっとりします



ワタシが

佇む様を

想像すると

ギャップが

在りすぎて

ガックシ

くるのです(笑)

やはり

そんな洋館には

桐島かれんサンのような

線の華奢な

和洋折衷美人が

似合うよねぇ・・


などと

妄想しながら

読み耽っていた

「大正・昭和の乙女デザイン」

竹久夢二・東郷青児

中原淳一・・

モダニズムの名匠

確立されたセンス

魅了する妖艷さ


そんな中でも

気になったのは

小林かいち

京都アール・デコと

称されているそう


なるほど


落ちた肩

項垂れる細い首

待ちわびる伏せた

睫毛の蔭


儚い時代の

儚い想い


恋しい人を

慕う姿は

祈っているかのよう


ツールが

有り余るばかりに

大切なコトを

伝えそびれている

現代の恋への

警鐘に

想えるのは

ワタシだけでしょうか


鮮やかなまま

過ぎさった時代に

嫉妬すら覚える

独りの作家との

時を越えた

出逢いなのでした
コメント
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