させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

浮島にて

2012-08-07 08:25:48 | 日々のこと

二十数年来の友人を

海へ誘う


彼女も

つい先日

二十年以上

勤めあげた

仕事に

ピリオドを

打ったばかりだ


海へ行くのは

何年ぶり

だろうねぇ・・

なんて

普段より

遊び色メイク

して

ワイワイ

サマーヌードを

合唱しながら

独身時代に

一緒に行った

沖縄旅行の話など

花を咲かせ

高揚気分で

平戸までの

青空ドライブ


平日で

ヒトもまばらな

海水浴場は

旅行パンフレット

みたいに

白い砂浜と

透き通る

碧い海が

眩しく

穏やかに

迎え入れて

くれました


体型カバーの

デザイン重視ながらも

お気に入りの水着と

完全に

身を委ねられる

大きな浮き輪で

プカリプカリ

波間を漂う


つかの間の

夏休みのコドモ気分


その後は

木陰の桟敷で

ぼんやり

海を眺めたり

くぅくぅ

微睡んだり・・


浜辺で

ビーチバレーに

興じる

若者たちの

黄色い歓声に

心地よく

起こされ

目覚めると

やけに

遠くに

浮き島が

目に飛び込んで

きました


目標では

あるけれど

ゴールではない

浮き島


束の間の

休息には

もってこい

だけれど

いつまでも

そこには

留まって

いられない


わかってるよ

わかっているんだよ




手放したモノ

手放せなかったモノ


それは

何も

間違っていないコト


きっと

これからも

数えきれない

取捨選択が

彼女にも

ワタシにも

問うてくるだろう


そんな時は

思い出そうね


漂うコトも

選択のヒトツだと


時の波の

満ち引きに

身を預けるのも

いいのかもね




会話も忘れ

見入ってた


あの

浮き島の

ような

きっと

最初で最後の

この

夏の一日を

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