昨日 大好きなトモダチから
手紙が届いた
封筒からして 凝ったつくりなので
彼女らしいなぁ なんて
思っていたら 開けてビックリ
中は全部ひらがなの鏡文字だった!
鏡文字とは 逆さ文字、裏返し文字のコトですね
なんだかなぁ~と 思いながら
お気に入りの 花水木のランプに
透かして読んだら
涙が出た
そこには 彼女の
向き合うモノ
向き合えないモノ
向き合わなきゃいけないモノへの
葛藤とか憂鬱とか希望とか、があって
あー 手紙を 書いてくれるのに
相当な集中力を 要したんだなって
鏡文字に 化けた
彼女の グラグラ感と修正力が
そう 痛いくらい伝わってきたのです
自分の人生なのに
コントロール出来なかったり
誰かの 見えざる手に
操られているんじゃないかと 思ったり
「実」より「虚」の方が
真実味が あったり
オトナになると 本当に
ガツンと堪えたり
胸締め付けられるコトが 多い
鏡文字
逆さま
アベコベ
辻褄あわせ
そう それは 人生そのものかも
彼女への 返事を 今夜書こう
シンプルに
出来るだけ 丁寧に
同じスタイルではなく
同じ感性をもつ
彼女と
ワタシを
映し出す鏡みたいな
そんな手紙を