磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

先端科学講演会と低温実験講習会

2014年06月11日 22時41分07秒 | 研究
昨日の夕方、
東北大学金属材料研究所附属強磁場超伝導材料研究センターの
渡辺教授(センター長)の学部学生向けセミナーがありました。

講演題目は
材料科学の最前線:超伝導材料
でした。
超伝導の物理と超伝導材料の応用についてのセミナーをして頂きました。
今週、渡辺先生が私の研究室に来て、
私と今後の我が国の強磁場科学、
50テスラ級定常強磁場での磁性物理学と磁気科学の研究課題等について
議論しています。
なお、
東北大学金属材料研究所附属強磁場超伝導材料研究センターは
世界5大定常強磁場施設の一つで、その卓越した超伝統材料開発力
と冷凍技術で、世界唯一の省エネ型無冷媒ハイブリッド強磁場マグネット
の開発に成功しました。この施設では、次世代超伝導 材料の研究開発、
強磁場発生技術開発、強磁場物性実験、強磁場中の材料開発を推進しており、
鹿児島大学はじめ日本および世界各国の研究者や大学院生が
この施設で先端の物質研究を行ってい ます。

多くの学生がセミナーを終わっても先生に質問するなど、
とても活発なセミナーでした。

ほぼ毎月、K-Labの研究室の大学院生が、渡辺先生のいる
東北大学金属材料研究所附属強磁場超伝導材料研究センターで
強磁場実験をしています。

今日の午前中は、
鹿児島大学理学部物理科学科固体物理講座で
低温実験講習会を開きました。
マイナス196℃の液体窒素やマイナス270℃の液体ヘリウムの物性や、
安全教育、施設の実験設備などについて、説明しました。


K-Labは鹿児島大学で強磁場材料科学を研究する学生を募集しています。

九州大吟醸

2014年06月08日 15時48分24秒 | グルメ
昨日、九州大学に行ってきたので、
ぜひ買ってこようと思っていたのが、これ。


以前、九大出身の先生が私の研究室を訪ねてきたとき、もらったお酒。
結構美味しい。
鹿大みんなの評判も良かったです。
始めに入った売店には無かったので、生協をさがして、やっと見つけて、
2本買ってきた。

九大マーク入り、「九州大吟醸」。
どこで切ればいいのか難しい。
九州・大吟醸?
九州大・吟醸?
値段はお手頃1250円(500ml)。悩ましい。

九州大吟醸、鹿大仲間で「ひとのみ」しちゃお。

速報!研究室の大学生がポスター賞受賞‼︎おめでとう

2014年06月07日 18時50分34秒 | 研究
おめでとう!
日本金属学会九州支部会で
発表した研究室の大学院生1名が、みごと
ポスター優秀発表賞をを受賞しました。


受賞者の多くは九大のようでしたが、
鹿児島大学理学部物理科学科(大学院理工学研究科物理宇宙専攻)K-Labの研究内容や
学生の活躍が認められて、大変嬉しいです。

学部学生の発表も結構、良く、
発表を聞いている先生方も感心して聞いていたので
今後の活躍がとても期待されます。
研究室の学生は、皆、近いうちに、受賞のチャンスも来ることでしょう。
研究と専門の勉強、がんばれ!

K-Labは鹿児島大学理学部物理科学科で物質科学を研究して
活躍する学生を募集しています。

九州大学伊都キャンパスへGO!

2014年06月07日 07時55分57秒 | 研究
今日は九州大学伊都キャンパスで、
金属学会九州支部会があります。
研究室から学生2名が研究成果を発表します。

鹿児島中央駅。

九州新幹線で博多に行きます。

駅に着くと、大学院生と学部4年生がすでに来ていました。
学生らは発表内容の確認をしていました。


線路を見るとおもしろいものに気付き、ちょっと感激。それが、これ。

線路の熱膨張や熱収縮を吸収する仕組み。
8:00出発します。
博多駅に到着。鹿児島に比べ肌寒い。

これから急行バスで1時間かけて、九州大学に行きます。

遠いです。
鹿児島大学は街中にあり、鹿児島中央駅から歩いてでも行ける近さで、助かります。
11:00すぎ、やっと九州大学伊都キャンパス到着。鹿児島中央駅ー博多駅にかかった時間と、博多駅ー九州大学伊都キャンパスまでの時間がほぼ同じでした。

九大に向かう学生たち。

開場に向かう学生たち。

九大の石。
午前中は口頭発表に参加していました。
研究の准教授が九州デビュー、多くの質問を受け、活発な議論をしていました。
午後は学生たちがポスター発表をします。
その準備をしていました。

13:00 ポスター発表開始。



たのしそうに、生き生きと発表しています。聴衆がひっきりなしに話を聞きに来ています。




今日は研究室ミーティング

2014年06月06日 20時04分11秒 | 研究
昨日は、事務と研究打合せ。
日本学術振興会の「ひらめき☆ときめきサイエンス」の事務的準備。
ひらめき☆ときめきサイエンス KAKENHIとは?
「研究機関で行っている最先端の科研費の研究成果について、
小学校5・6年生、中学生、高校生の皆さんが、直に見る、聞く、
ふれることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです」、とのことです。
この夏休みに、鹿児島大学理学部物理科学科物性グループの有志で高校生向けのプログラムを開きます。
今は、こんな実験風景の写真を入れ込んだポスター作りです。

(今年の冬に学生らと実験したときの写真です)

昨日の夕方、
サイエンスクラブの3年生のKさんが来て、実験結果を見せてくれました。
とてもおもしろい結果。磁場効果がバッチリ。あとは定量的に評価できるか。
Kさんは、実験結果についての自分の考えと、それを実証するための次の実験計画も示すようになってきて、
今後の成長が大変楽しみです。

今日の午前中は、科学研究費補助金(科研費:KAKENHI)の最終報告書提出。
事務に修正を依頼されて、昨夜がんばって修正。
過去4年間に科研費補助を受けて研究を行い、その成果発表が国内外の会議で38件(九州支部会の発表は除く)。
国内会議は、日本物理学会、日本金属学会、応用物理学会、日本磁気科学会、鉄鋼協会などでした。

会議の開催月と開催場所は記入していましたが、
事務からの指摘は、「全ての会議の開催日までを記入せよ」。
ううううう、マジ?と思いながら
過去4年分の会議の開催日をインターネット等で探して、
なんとか今朝までに記入し終えました。
その際、研究発表者をみると、
学生が筆頭著者での発表件数が24件と、半分以上です。
修正加筆は苦しかったのですが、
本当に、研究室の学生が活発に勉学と研究活動をしたことを
再確認できる、良い機会でした。

今日の午前中は、力学の授業。
午後は、研究室ミーティング。
毎月第1週に、教員と学生ら研究室のメンバーが集まり、
今月と来月の予定や研究状況、学修状況を共有します。
今日のミーティングの重要課題は、
東京大学物性研究所への出張実験(共同利用実験)と
東北大学金属材料研究所への共同利用実験の内容と日程。
その他、出張予定や学生らの研究の進捗状況報告。
メスバウアー装置の線源を購入の実験開始時期の議論。
大学院1年生の東北大学金属材料研究所での実験結果がなかなかおもしろい(良い)ものでした。

学部4年生は大学院入試の勉強に集中しているとのことでした。
がんばれ、受験生!
約1時間のミーティングでしたが、
終了後、大学院生と准教授が研究方法等、学会発表の内容等について議論をしていました。


夕方は、国立研究所の先生と電話で国際会議開催の打合せ。
(最近はその先生に、かなりの負担をかけてしまい、大変申し訳ない状況です)

机の上のパソコンのメールを見ると受信が425件。ううううう。。。
午前中10件程、事務処理しましたが、午後にはまた増えている。

1日20件程、事務処理していますが、
最近は受信件数が減る様子がありません。

夕方、サイエンスクラブの3年生のTさんが来て、実験結果を見せてくれました。
むむむむ、結晶成長に強磁場効果がありそうな、結果。
おおまかに次の実験の手法を1例として上げました。
この実験は、学生の自主研究なので、Tさんが私の意見を参考に進めてもいいし、
先月みたいに、私のアイディアを却下し、自分のアイディアで進めてもいいです。
ここは力の入れどころ、失敗を恐れず、どんどん進めてください。
(ただし、今年度の研究費が枯れるまでですが。。。)

明日は、朝一の新幹線で博多に行き、
九州大学伊都キャンパスでの金属学会九州支部会に出席予定です。
研究室の学生2名と准教授が発表予定です。

学生の発表が成功することを期待しています。
メールの処理は明日もできません。

K-Labは鹿児島大学で