磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

いそがしい

2012年02月02日 05時31分50秒 | 研究
先週からむちゃくちゃ忙しい。研究は特にしていない。
古いX線装置の制御系の更新の予算が、なんとか確保でき、事務から発注したようだ。
先週から、代理店、メーカー、会計など調整の日々。
その他、今年度研究追い込みのため物品選定購入。来年度に向けて装置消耗品発注。
試料原料購入。
現在、サイエンスクラブで、
1年生は「透磁率測定装置の製作と試料合成」を進めている。
試料は最近東北大学で発見し開発されている、先端材料の磁性形状記憶合金を狙っている。
(やるのーと学生に聞いたら、やりたいと言ってきた)

2年生は「単結晶の合成」。これ、溶融した原料からゆっくり結晶を引き上げるのだが、
教育効果をねらって、あえて何も準備しなかった。
学生は、装置を作るために必要な部品をいろいろ探し、提案して、私が確認する方法にした。
ガスバーナーとるつぼなど買い集め装置を自ら作成し、
びっくりするくらいきれいな結晶ができた。
(写真を撮るのを忘れたので、今度、その写真や、単結晶ができる過程をムービーで撮ろう)

最近、新たに物理科学科の2年生が来て、「磁石を用いた教育装置」を作りたいとのこと。
なかなか面白いアイディアで、この研究支援も始めた。
それで、プロットタイプをつくるために、
鹿児島大学近くのホームセンターに材料を買いに2年生とともに自転車をこいで行くなど、
「自転車でホームセンター、普通、教授がやらないような」学生等としゃべりながら行って来たが、
でも楽しいからしょうがない。(さすがに息切れ)

2月に学部学生(20名)を連れて「製鉄所見学バスツアー」を企画。ツアコンダクターもやる教授。
産業用ロボットで有名な大手メーカーの研究者とも合えることを楽しみにしている。
鹿児島から北九州までバスで5-6時間かかる。
その間、バスの中で見るビデオを中古店の激安特価で購入(ポケットマネー)、往復12時間分を準備。
歌って踊れて笑いの取れる教授を目指していたが、ツアコンもしている。

修論発表会の準備、卒論発表会の準備。K-Lab卒論生の実験の指示(磁化測定装置を製作)

AO入学者への対応もあった。

鹿児島大学では「進取の気風賞」を募集している。学生からその応募についての相談。

K-Lab大学院生が、また、「発表奨励賞」を受賞したと学会から連絡があった。
よくがんばった。

昨日までに、K-Lab大学院1年生が韓国で開かれる「磁性国際会議2012」に応募した。
その概要の指導と登録法もやっと終わった。
うううう、共に学生を指導してくれるスタッフがほしい。

今年の鹿児島大学への志願状況が発表された。

来週からK-Labとともに物性物理学、磁気物理学を研究しましょう。
入学試験、がんばってください。

我々、鹿児島大学理学部物理科学科K-Labは学生、教授とも楽しく厳しく研究生活をおくっています。
K-Labは我々とともに、鹿児島大学大学院で磁気物理学を積極的に研究する学生を募集しています。!